高難易度コンテンツにおいて、たまーに聞かれるフレーズ。
募集文に「フェーズ詐欺お断り」等と書かれていたり、ネット上コミュニティにおいても扱われるものです。
高難易度コンテンツは、文字通り高難易度でありますから、ひとつひとつのギミックとその処理方法がむずかしい。
ゆえに、できないものをできると嘯いてパーティに潜り込む人がいると、想定する手前で、パーティが機能不全に陥ります。
ただ、明確に「騙してやろう」「寄生してやろう」と考えて振る舞う人は、……残念ながら、いないことはないでしょうけれど、不幸中の幸いとして、そこまで頻繁に見かけるものでもありません。
それでも「フェーズ詐欺」という言葉が用いられる背景には、不運な連鎖がもたらす印象があるのかなぁと思うのです。
実際にそのフェーズに到達したことはあるけれど、その手前部分の理解がまだ充分でないとか。ちゃんと理解もできているのだけど、慣れが足りなくて失敗してしまいがちとか。
それが特定の一人だけなら、まだ何とかなることもあるけれど、複数いた場合、パーティとしては前に進みづらくなってしまう。
そんな状況で、悪目立ちするミスを複数回した方が、失敗やパーティ解散の原因として挙げられるのは、認知の仕組みとして致し方ないのかなとも思います。
詐欺をするつもりはなかったけれど、結果的にはそうなってしまった、という。それを「詐欺」と呼んでしまうのは、ちょっと圧が強めかなぁとも思うわけです。
……もちろん、された側としては、悪意の有無は別問題ですし、そこで嘆いてしまいたくなる気持ちもよくわかります。
逸る気持ちを抑え、分不相応な募集に乗らないようにすることと、パーティメンバーの「些細なミス」には寛容でいたいですね。……重大なミスであれば、また話は変わってきますから。
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