折り返し鍛錬 ではなさそうですが、比較的珍しい 切刃造 です。尖った 柄尻、大きめな 鐔 と 鯉口 に比して細身の刀身などが目を引き、刻まれた傷跡が歴戦を経た風格を感じさせます。7.x最初の零式「至天の座アルカディア零式:ライトヘビー級」四層で入手できる一振りです。
造 … 菖蒲造。
刃 … 切刃造。
鐔 … 金色の鋼、碧く明滅する宝玉。
柄 … 白色の鋼?突きに使えそうな 柄尻。
鞘 … 大きな 鯉口、黒色革に金色の鋼。
IL/Lv … 735 / 100
絡繰 … あり
染色 … 可
入手 … バトル/NPC交換
公式 … ■
あまり類のない、切刃造 と思しき形状をしています。この刀を除けば月読尊直刀や時神刀くらい。比較的古い時代の造で、先進的な技術が特徴的なソリューション・ナイン関連というのは文脈を感じます。
また、刀身の随所に「疵(きず)」があります。刀を芸術品として見る場合、低評価の一因です。ただし、歴戦の闘技王が携える一振りだと考えればむしろ味とも言えます。特に 峰 側の切り込み傷は「誉傷」と呼ばれ、勇猛果敢な使い手に愛された証とされますので、来歴にお誂え向きな外観といえるでしょう。
鞘 は、光沢的におそらく黒染の革を基調に真鍮もしくは金色の鋼で装飾を施したと思われ、柄 も同じ素材と推測します。木工系は発展していなさそうなことを鑑みれば不思議ではない印象。大きな 鯉口 が特徴的で、抜刀術を前提に考えれば、納刀の「遊び」があるのは利点かもしれませんね。
そしてサクッと刺さりやすそうな 柄尻。アイスピックみたい。殴打用と思しき形状は比較的多いですが、ここまで使いやすそうな鋭利さはあまり記憶にありません。これはこれで特徴的です。
動画で触れそびれたのですが、抜刀時にクリスタル部分が明滅するギミックがあります。染色範囲外であるため好きな色にすることは叶いませんが、悪目立ちしない程度のアクセントになってくれそうです。
二箇所染色に対応しており、鞘 はほぼ丸ごと染めることができます。刀身は元の色味が残るかたちで染まりきりませんが、光沢などを維持したまま調節ができるのは利点ともいえそうです。
豪華めな鞘と質実剛健な刀身のバランスといった趣の一振り。染色範囲も大きく、全体的な外観はシャープな方向性なので、色々な装いに合わせることができるでしょう。
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