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【刀剣目録】真・斬鉄剣

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概要

記事中の用語等はこちらを参照のこと。→ もうちょっとまってね!

形状

造り … トゥーハンドソード風味
刃長 … 極長(2019年4月時点で最長)
反り … 先反り、深め
柄 … 不明(柄巻なし)
刃文、鞘、鐔 … なし

仕様

IL・装備Lv … IL1・装備Lv1
染色 … 不可
ギミック … あり
入手方法 … マケボ、コンテンツ

検分と寸評
検分

抜刀時の全長はカテゴリ最長、ギミックあり、いわゆる「刀」とは異質の姿……。様々な面で特異な一振りです。

 

まず、鞘がありません。かといって抜き身なのではなく、抜刀すると刀身と柄尻が「現界」します。納刀時は刀中で最短のところ、いっきにぐいっと最長に。

 

そして、「リカッソ」と呼ばれる、刃のない部分が存在します。これは西洋の大剣(トゥーハンドソード/ツヴァイハンダー)に見られる構造です。西洋の大神であるオーディンの獲物(※後述)ゆえ、西洋様式なのでしょう。これを片手で自在に操っていたのは、まさしく神の所業ですね。

色味は、全体として白亜・白銀。プラチナ系統の何らかの合金であろうかとは想像しますが、出自からして、素材や意匠の明確な鑑定は困難を極めるでしょう。

寸評

禁断の地:エウレカの最終盤、バルデシオンアーセナルにおいて登場する、「ライディーン」から入手することができます。オーディンや真・斬鉄剣、ライディーンについては後述。自力入手を考えた場合はなかなかハードルが高いものの、幸いなことに、マーケットボードで購入が可能です。

……こんな(設定的には)物騒なモノが取引できるのはびっくりですが、2019年4月現在は、実装からそこそこ経過して出土が増えたためか、概ね10万ギル頃が相場となっているようです。「侍」という枠で考えると異質な刀ではあるものの、インパクトや存在感は、かなりのものがあります。あるいは、西洋ファンタジー風のコーディネートならば、なかなか使い勝手が良さそうですね!

逸話や小話
逸話

この「真・斬鉄剣」というフレーズ、実は既にエオルゼアに存在していました。それはLv50のオーディン討滅戦の最終盤、いわゆる「ワイプ技(確定即死)」でオーディンの放つ技がそれ。技名として登場後にアイテム化、と考えると、これもまた、数奇な運命であった……と言えるのかもしれませんね。

小話

「小話」としていますが、今回も「大話」のボリュームです。しょうがないよねーフリースペースでござるからー!というわけで、つらつらと「真・斬鉄剣」にまつわるお話を。

まず、オーディンとライディーンとは誰か?オーディンは、FF3から登場している古参NPCです。NPCというよりは、召喚獣やそれに類する助っ人、でしょうか!単体に破格のダメージを与える「グングニル」、敵軍を一刀のもとに葬る「斬鉄剣」を操る強力な助っ人として、シリーズを彩る存在といっていいでしょう。
そして、後述のライディーンとの関係を考えると、FFXIVでのベースは、FFVIのオーディンだといえそうです。ライディーンは、FFVIが初出の、オーディン強化版といった存在。オーディンの属する北欧神話体系には存在しない名称であり、”おおでぃん”によく似た音を持つ雷電(らいでん)を当てた、といわれます。

日本語の雷電といえば、雷や稲妻といった「大いなる自然」、かつ相撲のワールドファースト伝説的な力士の表すものとして有名です。どちらかはさておき、その御威光にあやかるため、あるいはそれほどの威勢を示すものとして、雷電(ライディーン)。よって、名称としては、大きな発見や気付きはないのですが、FFVIのライディーンという存在には、それだけではないお話があります。

 

FFVIの世界で1000年前に勃発した、魔大戦。その戦禍で陥落・滅亡した「古代城」が、その舞台です。幻獣オーディンはこの古代城の守護者であり、時の王女は、オーディンにほのかな恋心を寄せていました。

宝石が表紙にきらめく本…
「王女の日記」

…私はやはり、オーディン様のことを愛している…
許されぬことなの…
だが人の心をしばることはできぬはず
ましてや、あの気高い心をお持ちのかたを想うこの心…
誰もとがめはできぬはず
この戦いが終ったとき…
必ず…この想いをうちあけよう…

出典元 – FINAL FANTASY VI

 

死亡フラグやんか!……なんて茶化すことは簡単ですけども!いや実際そうなってしまったんだけども!!
ごほん。

……満身創痍になりながら、軍勢を押し返し続けたオーディンは、惜しくも最後の決戦に破れ、石化させられてしまいます。自室で、彼の勝利に祈りを捧げていたであろう、王女もまた……。こうして、今や名すら伝わらぬ「古代城」は、終焉を迎えました。
1000年ののち、主人公達は、石化したオーディンを発見します。するとオーディンは、まるで彼らを待ちわびていたかのように、自らを託すかのように、「魔石」を残し、砕け散ったのです。そして、オーディンの魔石を携え、石と化した王女の元へ赴くと……こぼれるはずのない涙が、魔石と化したオーディンを濡らし……涙の輝きに呼応するかのように、ライディーンとなったのです。

 

……ここまでが、FFVIのオーディンと、ライディーンの出自。続いては、FFXIVにおける彼らについて。FFXIVでのオーディンは、アラグ帝国により、「聖女ウルズを惨殺し、人々を苦しめた悪神」との烙印が押されています。
……けれど、ちょっとまってほしい。歴史とは、勝者が作る勝者の物語であり、敗者が強くて悪い(ことにする)ほど、打ち勝った自陣営を誇示できます。つまり、後世に伝わるオーディンの評価は、勝者(帝国)の都合で、悪し様に脚色されている可能性は大きいのです。
(アラグは)オーディンが聖女「ウルズ」を惨殺したとしてきましたが、オーディンは、その聖女を探しているような描写もあるのです。自分でやっちゃったはずなのにネー。不思議ネー。

…ウルズよ…いずこに…
…ウルズよ…そなたの元へ…
…ウルズよ…今度こそ…

出典元 – F.A.T.E「古の闘神「オーディン」」

自らの手をかけた相手に、こんなことしますかねぇー?そのあたりどうなのよアラグさんよぉー。今度こそ…ぶち転がす、だったらギャグになっちゃうんですけども!
……ごほん。
そして、ライディーンはこのように語ります。

「嗚呼、オーディン……悲哀の英雄よ!
 我は、その意志を継ぎて、悪しき帝国に挑まん!」

「乙女の涙によりて磨かれし、すべてを断つ刃よ!
 今ここに真なる力を示せ! 斬鉄剣ッ!」

出典元 – 禁断の地エウレカ・バルデシオンアーセナルにて

「悲哀の英雄」「乙女の涙によりて磨かれし、すべてを断つ刃」というフレーズは、FFVIにおけるそれぞれとも重なります。以下は、私の妄想ではありますが……
ひとつは、ウルズとオーディンがアラグ支配下の同時期に実存した人物で、恋仲あるいはFFVIのように、ウルズ側が片恋慕をしており、圧政に抵抗せんとした騎士オーディンが敢え無く果て、その佩刀である斬鉄剣だけが帰還し、涙をこぼした……

ところを雷電(※東方出身)は見ていた!!!!

義憤に駆られた雷電は、オーディンの遺志を継がんと、彼への衷心を示すかのように、対になる白銀の甲冑と、遺されし斬鉄剣を握る……。

もうひとつは、聖女ウルズをアラグ帝国が暗殺等したため、”ウルズ派”の側近や民衆が暴動を起こし、持ち出したのが「斬鉄剣」であり、それを依り代に(同時に彼らの願いに乗じる形で)オーディンが現界したか、あるいは騎士オーディンが神器として斬鉄剣を振るったか……。その抵抗も虚しく力尽きたオーディンの代わりに、これまた雷電(※東方出身)が一念発起、という流れ。

 

どちらとも「斬鉄剣」の位置付けが大きな要素となりまして、その正体は、禁断の地エウレカで語られるのですが……そこはご自分の目で、としておきましょう!いずれにしても、聖女ウルズと騎士オーディンは、アラグによって悲劇的な結末を迎えたのだと、私は確信しています。個人的には、前者の顛末だとおいしいかなー。

ともあれ、なぜライディーンを雷電と呼ぶのかといえば。バトル中に使用する技に雷関係が多いこと……だけでなく、「天逆鉾(あまのさかほこ)」という技があるからです。天逆鉾とは、日本神話の「国産み」で使われた矛(槍みたいなの)です。そうして産まれたひとつが”オノコロ島”、というのはさておき。
→ オノゴロ島 – wikipedia

 

かような名称の技を使うとなれば、ルーツがあると見るのが妥当です。アラグ帝国は今のガレマール帝国を凌ぐ領土を誇ったそうですから、ドマどころか、更に東まで攻め落としていても不思議はありません。4000年前に東方文化圏が?とか、色々粗のある推論ではありますが、アラグの技術と同様に、東方の騎馬術や刀術も霊災で失われたとすれば、強引ながら説明をつけることも、不可能ではありませんから!!!

……アイテムひとつ、刀ひとつでここまで楽しめるのも、良いものです。悠久の彼方の出来事に想いを馳せつつ、この刀を握ってみるのも……止めはしませんよ!

2019年4月9日 … 初版公開。

 

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コメント

    • ペヤング
    • 2019年 5月 12日

    今更ですがアメノミハシラはアラグ帝国の崩壊から生き延びた技術者が建てたとかいう話があったような

      • 松乃雪
      • 2019年 5月 13日

      -ペヤングさん
      いらっしゃいませ!
      アメノミハシラ……天逆鉾(あまのさかほこ)のことでしょうか!あるいは別の記事とお間違えになられた可能性……?
      天逆鉾については、記事中で触れているように、国産み神話にみることができます。
      ミハシラのお話であれば、仰られている通り、アラグの崩壊を逃れた「鬼師衆」が建造したものですね。こちらは、天逆鉾との接点はありません。
      予見された星の滅びを防ぐため、アラグ最後の皇族サリーナとも縁のあった初代棟梁が作り上げた、英雄を鍛え上げる訓練施設。
      心ある人々が遺した様々な助けを受けて、英雄は星を守るのですねぇ。

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