花鳥風月

[刀剣目録] セニョール・ブシドーブレード

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約9分
動画
静画(ミラプリ/染色例含む)
寸評
マンダヴィル・ゴールドソーサーのマスコット「セニョール・サボテンダー」が象られ、遊び心を感じる刀です。武器としての活躍は難しいものの、遊技場の景品と考えれば、これはこれでの一振りといえます。
形状
鎬造。 刃 … 広直刃 … 立体の格子状、金属。 柄 … 黒塗木、赤諸捻巻。 鞘 … サボテンダー。
仕様
IL/Lv … 50/50 絡繰 … あり 染色 … 不可 入手 … NPC交換(ゴールドソーサー) 公式 … セニョール・ブシドーブレード
検分
黒衣森製の蛍光灯を彷彿とさせます。あちらと比べればおとなしい光加減で、モチーフである「セニョール・サボテンダー」の色に近く、コンセプトはしっかりと伝わってきます。私の記憶が確かならば、この刀も蛍光灯と同時、Patch4.0実装だったように思います。 抜刀直後から光りだしますが、一瞬だけは地の色や形状を確認することができます。オーソドックスな鎬造で、おそらくは広めの直刃。反りは小さく、刀身も短めの打刀サイズといった塩梅です。 柄は鮫皮を巻かず、元から黒色あるいは黒漆を塗った木材に、赤染めの紐を諸捻巻柄巻としています。鐔は黒と金を基調に、立体的な格子状のデザインを組み込んでいます。……あくまで推測ですが、彫金の技術で作られているような気がしますね。 鞘尻のセニョール・サボテンダーは、抜刀時に光ります。納刀時は目立たない飾りですが、ひとたび抜き放たれれば刀身に負けずとも劣らぬ存在感を放ちます。 鐔細工の格子はもちろんのこと、トランプのスート(クラブ/ダイヤ/スペード/ハート)も光ります。カードゲームとしてトリプルトライアドが定着していることもあり、とても「らしい」仕掛けと言えますね。
逸話
この刀には、ゴールドソーサーのマスコットキャラクターである「セニョール・サボテンダー」が象られています。セニョール・サボテンダーは、本物のサボテンダーを教育した説、オートマトン説、ララフェル説などで議論百出だったのですけれど、 つまり、鞘についてるアレは実質ララフェル。
小話
「ゴールドソーサー」は、ファイナルファンタジーVIIが初出の遊技場です。拙者、スノボ「神」でござる。さておき、FFXIV世界ではゴッドベルト・マンダヴィルとその妻ジュリアン・マンダヴィルが共同経営する「マンダヴィル・マンダヴィル社」による大衆娯楽施設として登場しています。 両者はメインシナリオではなく「事件屋クエスト」で絡むことが多いのですけれど、ゴッドベルトは砂蠍衆であり、ウルダハに大きな影響力を持っている関係上、間接的に正史へも登場します。ちなみに、ゴッドベルトは本業である彫金業と宝石商で富を築いており、ゴールドソーサーはその後に立ち上げた事業です。 砂蠍衆というと、ラウバーンを除いて指導者なのに私腹を肥やすばかりで、キナ臭い連中で、民衆から搾り取るだけ……みたいなイメージ、あると思います。後々になれば色々描写がある(ネタバレ防止)のですが、ゴッドベルト・マンダヴィルもまた、彼なりの正義でもって、国や民のことを考えていたのです。 それが、ゴールドソーサーを通じたアラミゴ支援です。アラミゴ難民を優先して従業員に採用することで、雇用の安定、生活の安定を提供したのです。ウルダハに溢れるアラミゴからの流入民は様々な社会問題の引き金となっていました。摩擦と緊張が高まり、迫害されるのみならず、苦境を利用する悪しき者共の餌食にすら。それを、ほんの一部であったとしても、解決してみせたのです。 専用飛空艇航路が必要なほどの僻地に建造された巨大娯楽施設。単純には、ネバダ砂漠に作られた娯楽都市ラスベガスがモチーフといえます。ただ、上述の背景をふまえれば……砂蠍衆という政治的干渉を牽制できる地位を確立したうえで、ウルダハ市街ではなくアラミゴ人の故郷に近い土地で、「エンターテイメント」という差別や偏見を排除しやすい看板を掲げるていることから、ただの模倣ではない、エオルゼア世界での「合理的な商い」であることが見えてきます。 そして、あれほどの規模かつ僻地なのですから、従業員の生活拠点も必要でしょう。となれば様々な分野の人材が求められ、リトルアラミゴよりもよっぽどリトルアラミゴな可能性。であれば、この刀もアラミゴ難民の手によるものである可能性は大いにあります。 アラミゴには優れた武具職人が存在し、彫金師クエスト紅蓮編での拠点はアラミゴとなるほどに秀でた彫金技術も有します。それらを受け継いだ者たちが作り上げ、こうしてゴールドソーサーの目玉景品として評判になる。「アラミゴの技術」をアピールできれば、難民の処遇もまた変わるかもしれません。 最終的な解決……アラミゴの解放を前にすれば、ささやかな事業だったのかもしれません。それでもゴールドソーサーに救われた者は少なからず存在したのです。であればきっと、多くの人を幸せに、笑顔にできたのだろうなと思うのです。熱くなって身ぐるみ剥がれたカモを除けば、ですけどね。 ……たった一振りの刀から、ここまで考えるのは深読みかもしれませんけれど、なくはないよね!と言い捨ててご紹介おわりでござる!
2019年10月2日 … 初版公開。

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