オーソドックスな日本刀でありながら、程よい遊び心と風流を兼ね備えた刀です。茜色の鞘が美しく、グラデーションになっています。繊細でいて大胆な金物に目を引かれますが、焔を象った鐔も印象的。
造 … 鎬造。
刃 … 乱刃。
柄 … 赤糸もしくは革、平巻。
鞘 … 黒みの強い赤塗木、鉄金物と鍍金の飾り。
鐔 … 焔の意匠。
IL/Lv … 273/64
絡繰 … なし
染色 … 不可
入手 … 製作/クエスト
備考 … 同形色違い刀あり。
基本的な部分は日本刀らしい刀であると言えます。刀身は棟区の窪みが特徴的ですが、同形色違いの刀は複数存在します。また、焔を象った鐔が印象的です。一般的な丸形ではありませんが、伸びた焔の先端が防御面ともなるため、ある意味で指を保護する形状……というのは、設計の妙か私の深読みか!
焔であるとか、燃え盛るさまを鐔に投影することで、自身の想いものせた一振りとすることもできるでしょう。キャラ設定的な意味でもいいし、炎をモチーフにしたミラプリに使うのも良いかもしれません。また、名称からもわかる通り、卸し鉄(おろしがね)を用いて作刀されています。もっとも純粋な「ドマの刀」のひとつであると言えましょう。
「片山型」とでも申しましょうか、同形色違いが上述の通り存在します。……身も蓋もなく、コストやらも度外視して言えば「手抜き」ではあるのですが、優れたモノは脈々と受け継がれるように、優れたデザインだからこそ繰り返し使われるのです。
寸評に記述した通り、多数のイメージとしての日本刀の外観を満たしつつ、鐔の形や鞘の飾りに刀身の窪みなど、細かなところで差別化が図られています。過剰な装飾はイヤだけれど味気ないのも良くない!なんてニーズにもばっちりハマる一振りと言えそうです。
2019年7月19日 … レイクランド・ブレードを追記。
2019年6月9日 … 初版公開。
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