邪竜ニーズヘッグにルーツを持つ刀です。刀身の根本には龍の眼が象られており、ホードサムライブレードは赤黒い瘴気を放ちます。鞘も艶のない黒に染められており、赤き血の怒りと黒き感情の滾りが入り交じった邪竜の念をありありと感じられる、妖刀と呼ぶにふさわしい一振りです。
造 … 鋒両刃造に近い。
刃 … 根本は黒地、先端は銀。
鐔 … 龍の鱗のような意匠。
柄 … 黒鮫皮に赤布、留め具。
鞘 … 艶無し黒塗、翼の意匠。
IL/Lv … 235/60(180/60)
絡繰 … あり(あり)
染色 … 不可(不可)
入手 … 極ニーズヘッグ/NPC交換(製作)
備考 …
龍の眼をモチーフとしたギミックとエフェクトが印象的。鞘に隠れている間は全体としてもさほど目立たないものの、ひとたび抜き放てば様々な特徴が見受けられます。刀身の根本にある龍の眼めいたパーツは仄かに明滅し、ホードサムライブレードでは赤と黒の瘴気を放つようになります。
蒼天のイシュガルドストーリーの中心であった邪竜ニーズヘッグ。この瘴気は彼の怨念が具現化したオーラと同様であり、あくまでいち武器のエフェクトとはいえ、蒼天を駆け抜けた様々な出来事に思いを馳せざるを得ません。
鞘にも赤い宝玉が嵌め込まれているほか、翼のような金物が取り付けられています。鐔は鱗のような形状をしており、全体的に龍族の特徴を表しているように感じます。禍々しさはありますが、それを武器……自身の一部として取り込み、握るというのも選択の一つでありましょう。
この刀と直接の関係はありませんが、イシュガルドに刀が持ち込まれた記録は残っています。
ダスクヴィジルに遺されていた刀。デュランデル家のある騎士が、対ドラゴン戦術を研究する過程で、その硬い鱗を断ち切る目的で東方より輸入したらしい。しかし、保守的なデュランデル家の本家は、これを認めなかったという。(出典 – Encylopedia Eorzea II P.200)
その刀のご紹介は時が来たらとなりますが、刀という武器の有用性を示すエピソードですね。
ほかの蛮神系武器では末尾に「【改】」とつくことが多いなか、これは名称が大きく変化しています。英仏独ではある程度規則的な変化に見られるため、日本語表記のみ特殊であると言えます。
「ホード(Horde)」とは、攻撃的であったり、好ましくない特性/志向を持つ集団のことを言います。かといってホードサムライブレードが野武士めいた連中の刀という意味ではなく、この刀に秘められた力がもたらす&引き起こす「Horde」を表しているのではと思うのです。
ニーズヘッグの咆哮により眷属が皇都へ殺到したように、彼の力や念により蒼の竜騎士エスティニアンの魂が囚われたように、その力は(現在でこそ解き放たれたとはいえ)底知れぬ畏怖を感じるには十分でしょう。竜詩戦争の発端となった龍の眼を象ったデザイン、邪竜の影を彷彿とさせる瘴気。それらが再び、邪竜の魂やその眷属を招き寄せるのでは……と感じさせるほどの一振りだという表れではないでしょうか。
2019年6月14日 … 初版公開。
妖刀みたいで非常に気に入ってます
いつも楽しみにしてるので漆黒以降もよろしくお願いします
-匿名さん
いらっしゃいませ!
赤黒い瘴気が実にイイ雰囲気出してますよね!
激励ありがとうございます、少しずつですが充実させていければと思いますのでまたお時間ある時にどうぞどうぞ٩( ‘ω’ )و
自分がミラプリとして愛用している刀がクローズアップされてるとなんだか嬉しいです! 漆黒での目録も楽しみにしてます(ovo)
-Eric.wさん
いらっしゃいませ!
スタイリッシュでかっこいい、良い刀ですよね(*´꒳`*)他の刀も同様にプレゼンしていけたらと思いますありがとうございます!
漆黒編ではどんな刀が追加されるのかたのしみ……たのしみ……₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎