「月へ向かう」の名が冠された刀です。ギミックこそ控えめなものの、カテゴリ最大級のサイズを誇ります。染色も可能なため、自らの装いに合わせられるのも利点です。
造 … 鎬造 風。
刃 … 折り返し鍛錬 ではないかも。
鐔 … 唐鐔 サイズ。
柄 … 尖ってせり出した 柄尻。
鞘 … 革製。
IL/Lv … 570/90
絡繰 … あり
染色 … 可
入手 … NPC交換
公式 … ムーンワード・サムライブレード
刃側と 峰 側の色味が近く、一見すると 両刃造 にも思えますが、鎬造 が近そうです。横手 は見えませんが、鋒 部分にその特徴が見られるような気がしないでもありません。平肉 部分にビスのようなもので留められているため 折り返し鍛錬 ではなさそう。刃部分が平肉より盛り上がっているのがポイントですね。
かなり大きく、サイズとしては大太刀クラスでしょう。精霊銀打刀と並べると大きさが際立ちます。ギミック要素の強い真・斬鉄剣や天狗刀と同等で、カテゴリ最大級になります。
焦げ茶色の革 柄巻 も大ぶりながら、鐔 は比較的小さめです。また、鐔と刀身の間にも繋ぎのような部分が見えることから、一般的な刀ではなさそうなことがこちらでも確認できます。
柄尻 は突き刺せそうなほど鋭利に尖っており、下手すると自分にぷすっと刺さりかねません。いくら滑り止めがされているとはいえ、なかなかスリリングな刀捌きを要求されそうです。
染色をすると、柄 や 鞘 の革部分ならびに 平肉 部分が染まります。単一色にはなりませんが、細やかな細工も際立ち良いです。柄尻 付近の明滅するギミックも控えめですが良いアクセント。大ぶりな刀でダイナミックな立ち回りを志向する方にもおすすめな一振りです。
英語では Moonward と名付けられたこの刀は、ドイツ語では「Exodus-Samuraiklinge」と呼ばれます。Exodus は「集団脱出」を意味すると同時に出エジプト記を指す言葉であり、つまりモーセがユダヤ人を率いてエジプトを脱したという旧約聖書を指すものです。
種々の伝説がストーリーに取り込まれているのは周知です。シャーレアンの建国神話も例外ではなく、ニュンクレフの方舟はノアの方舟と目的や名称を似せています。そして Exodus。おそらくは、月への移住と、アーテリスを捨てた流浪を意識した命名ではないかと考えます。お気づきの方もおられましょうが、ハイデリンの大技も「エクソダス」です。
想いの力で超えなさい!さもなくば逃げるがいい……エクソダス!
再びの終末を迎えたアーテリスから、愛しき生命を連れ出す巨大な船としての月。想いを知ればこそ、この武器の名前にも感慨が増しますね。
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