シャーレアンに関係が深いイディルシャイア製新都刀と同じデザインの刀です。どちらが先かは議論の余地がありそうなものの、関連性を強く感じさせます。

全体的に緑がかった色味は輝翠銀ハイダリウム由来と思われます。菖蒲造 に近いですが、刃先の反りが少し強く出ていますね。

刀身の中程には水晶らしき宝玉が見て取れます。新都刀ではルビーのような赤でしたが、こちらは乳白色。

柄 は日本刀の特徴が色濃く、緑色の布で 柄巻 がされています。目貫 はどことなく見覚えがある形状ですが、シャーレアンの渦巻模様でないのはどことなく印象的です。

「輝翠銀」の字面と比すれば多少おとなしいデザインに感じますが、落ち着いた色味と細工が良い塩梅です。どちらかといえば西洋風な装い向きながら、色々なコーディネートに使えそうな一振りです。

2019.09.11

[刀剣目録] 新都刀 (【改】)

「新都刀」および打ち直しの「新都刀【改】」の概観や寸評、アイテムの来歴や小ネタなど、動画や画像を交えてご紹介でござる。...

シャーレアンの植民都市が放棄されたのち、流れ着いた者たちが開拓したイディルシャイアの地で作られた刀が新都刀です。新都刀のページにて「シャーレアンのモチーフを入れたデザイン」と推測していましたが、本国でほぼ同一デザインの品があったとは。シャーレアンで作られた刀を知っていた者が模倣したのか、イディルシャイアで打たれた刀を蒐集のうえで模倣したのか。あえて推測を重ねるとすれば、私は後者ではないかなと思います。

英名や同シリーズからもわかるように、ハイダリウムを使用した刀です。ダリウムは SF 小説が原典の架空物質で、超高密度・超高硬度・不溶解性を持つサファイアブルーの合金とされます。それに「ハイ」がつくほどですから、一体どんな物質なのかは見当も付きません。また、ハイデリン世界においては青色ではなく緑色のようです。こういうのはインスパイアとオマージュですしね。

シャーレアンは緑色のイメージが