水晶の輝きを放つ刀身と鞘が特徴の刀です。エクサーク = Exarch は英語版で水晶公の名の一部であり、詳細は後述しますが概ね水晶公モチーフの刀と評して良いでしょう。同じ形状の霊青打刀を染色可能にした一振りです。
造 … 水晶。
刃 … クリスタル。
鐔 … 翡翠の飾り。
柄 … 水晶と真鍮。
鞘 … 水晶と真鍮と黒革紐。
本体のベース色が青ではなく白、鐔に埋め込まれているらしき宝玉の色が赤ではなく緑という違いくらいで、基本的な部分は上記の霊青打刀と同一です。
淡い光を放つ刀身のなかほどには、釣り針の「返し」に似た形状の箇所があります。引き斬るときの抵抗が大きそう。
鐔の回りもトゲトゲしており、扱いに慣れなければ自分の手にグサッといきそうな勢い。霊青打刀同様に柄巻がないため、グリップ力には若干の不安が残ります。
鞘も刀身と同様の素材で作られているほか、水晶公の杖や装身具をモチーフとした金物や装飾が施されています。見た目のアクセントとしてはもちろん、剣気の流れにも良い影響がある、のかもしれませんね!
染色が可能であり、色付きの水晶といった趣に染まります。まるで蛍光灯のような刀も存在していますが、それと比べれば刀らしいとも言えましょう。また、エクサークブレードとエクサークブレードREは同じ外見で、性能が異なるだけとなっています。
本品は製作品となるため、材料から紐解いていくことができます。必要素材は以下。
・ジュラルミンインゴット x2
・白夜結晶板 x2
・剛力の幻水G4 x2
・ハイミスリルインゴット x1
・雷鳴の霊砂 x2
例えば精霊銀打刀など、鞘のある刀は鞘用木材が含まれますが、エクサークブレードには見当たりません。ここからも鞘と刀身が同一素材の可能性が高まります。そして例外もありますが、心材と刃金に相当する金属類、あとは装飾に用いられる素材やアップデート状況に応じた雑貨が含まれるのが一般的です。
ジュラルミンインゴット、白夜結晶板、ハイミスリルインゴットが金属類です。使用量がそれぞれ 2:2:1 であり、完成品の形状や特徴から、ジュラルミンインゴットが心材などの基礎部分となり、白夜結晶板が刃金や外装として刀身および鞘となり、ハイミスリルインゴットで鐔や石突をカバーしていると推測されます。
くわえて、新規実装のギャザラー素材も含めることで製作難易度の担保とコンテンツの活性化も果たしており、アイテム班も考えることがたくさんあって大変そうだなぁと思う拙者なのでした₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎
「水晶公」は英語版で Crystal Exarch と呼ばれます。Exarch なる語の成り立ちなどは wikipedia をご覧いただければと思いますが、第一世界で彼がそう呼ばれたのはなぜか、どうしてその名を冠されたのか、を考えるのは一興かと存じます。
水晶公は、クリスタリウムの総督であると同時に、彼の地で暮らす人々の希望の象徴でありました。わかりやすくいえば、信仰されていたと言って良いでしょう。ユールモアでヴァウスリーが崇拝されていたのとベクトルは同じ。人類、苦しい環境に置かれれば何かへ縋りたくなるもの、なんてお話はさておき。実際、彼はクリスタリウムを統べており、最高権力者であったことに疑いはありません。であれば、Exarch より上位の Patriarch がふさわしいように思いますが、そこに彼の想いがあったのではと考えるのです。
彼は原初世界から第一世界に渡った者であって、その地に生まれ生きる者とは異なります。あくまでクリスタリウムはクリスタリウムに生まれし者たちのモノで、彼らこそが主役であり、自らはその手助けをしているに過ぎない……と考えていたのではないでしょうか。そしておそらく、そもそも「水晶公」なる呼び名も彼が望んだ物ではないように思うのです。であればこそ、せめて「総主教代行」と位置づけられる Exarch を望んだのでは、と。
……だいぶ想像と妄想が膨らんできましたのでこのへんで!でも、こうしたことを考えるのも楽しみの一つなのかなと思います₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎
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