1. 刀剣目録
  2. 5241 view|最終更新 20/05/11

【刀剣目録】オメガサムライブレード

次元の狭間:オメガのネタバレがござる!
ご注意めされよ!

動画
静画(ミラプリ/染色例含む)

寸評

ハイデリンの文明が未だ至らぬ領域で造られし「オメガ」の品であり、刀の特徴は持ちながら、未知の素材や製法が用いられているようです。全体的に黒い色味ながら、染色を施せば刀身まで鮮やかに色付きます。オメガの胴体下部に複数見られるスラスターのようなものが鞘についているのも特徴的です。

形状

鎬造
… 刃文なし。後述!
諸捻巻、頭と縁の金具大きめ。
… 金属か樹脂製のスラスターつき。
鍔 … 鞘と同素材、オメガの意匠。

仕様

IL/Lv … 405/70
絡繰 … なし
染色 … 可能
入手 … 零式アルファ4層
公式 … オメガサムライブレード

検分


峰の両面に、一見すると楔形文字や突厥文字のような刻印が彫られています。とはいえ、オメガはハイデリンの理から外れた存在であり、これだけで答えに辿り着くことは難しいでしょう。何らかのデータを表しているのか、素材との共鳴や相乗効果を生じさせる刻印なのか、すべては謎です。


材質や製法も同様に未知です。この画像からもわかるように、鎬筋と横手筋ははっきり存在しますが、刃そのものは鋼を鋳造したままかのような質感であり、刃文と呼べるものは存在しません。あるいは「カタナ」という武器の情報を学習・収集し、合致するものを造り出した結果の成果物がコレなのかもしれませんね。たたら製鉄で作る日本刀など、オメガにとっては不合理かつ不十分な武器だったでしょう。


鞘に関しても、弾力のある柔らかめな質感で、革のような、樹脂のような。鐔や柄はどことなくオメガ本体の模様に似ているところがあり、その由来も含めて何らかの意味や効果があるのかもしれません。
……「しれません」ばかりで恐縮ではありますが、わからないものはわからないのでござる!!

逸話



オメガFちゃん????
かわいすぎでござろ??????

小話


……ごほん。紅蓮時代の高難易度コンテンツ「次元の狭間:オメガ」の登場人物で首魁……から得られる刀で、紅蓮時代最強武器の一角です。他候補は強化スカエウァ(創世)、エウレカのサブステガチャなど。


遥か遥か銀河の彼方……「竜の星」なる惑星と星間戦争を繰り広げる星で生み出された自律兵器、オメガ。ミドガルズオルムを捕捉撃滅する任を与えられており、竜の星を脱した彼とその子らを追い、星海を渡ることとなりました。途中、超長距離の追跡と長旅の損耗により母星との通信が途絶し、帰還地点のデータ……帰るべき座標や道程を消失してしまいます。


同時に、倒すべき存在であったミドガルズオルムがハイデリンと契りを交わしたため、当初の目的までもが散逸する事態に。ここに至りオメガは判断を修正し、「ワタシは成長する兵器、戦闘と成長を繰り返せば」帰投できると考え、次元の狭間を造り、そのなかで最強の敵を創り、それを倒すことで、母星へ帰還せんとしたのです。


しかし、自身はおろか他候補者よりも遥かに劣るはずの光の戦士に、倒されてしまいます。

シド :オメガ……。
お前が俺たちに見ていた強さは……お前が探していた答えは……
……心、というものは。
どれだけ戦っても、得られるものじゃないんだ。
もし得る方法があるとすれば、きっと……
アルファのように、他者と寄り添うべきだった。

オメガ :ココロ……。
それが、ミドガルズオルムやアナタがたにある、強さ……。
ワタシの知りえない、ゆらぎ。
ワタシに搭載されていない、未知の可能性。
ああ……やはりそれを、得てみたかった……。
そうすることで、ワタシはどれだけ強くなれたのでしょう……。
帰るべき場所にも、届いたかもしれないのに……。

シド :…………いや。
それは、大いなる矛盾だよ、オメガ。
お前がたったひとり、ここに至るまで旅してきた道のりは……
ひとりで帰ろうとしている道のりは……。
心ある者には、耐え難い。

オメガ :…………そうですか。
そう……なのですね………………。

ココロが無いからこそオメガはオメガたり得た以上、少しでもココロを得れば、オメガはオメガでなくなってしまいます。最期の最後、深く深く、噛み締めるように呟いたその瞬間、ココロとは何なのか、オメガがほんの僅かに理解したのではと思うのです。

光の粒となり昇華して還っていくシーンは、必死に求めていたモノにようやく手が届いた充足感と、シドが語った言葉の意味をココロで理解できてしまった……喜びや悲しみといえば陳腐ですが、万感が込められているように感じるのです。ニーズヘッグの時も、似た光景がありましたね。


オメガは倒れました。しかし、オメガに「不十分」「役立たず」と評されたアルファは、困難を乗り越え、ココロを得て、旅に出ることができました。前述したように、「役に立たないもの」と判断されたであろう古来の製法も、技術の高さや製品としての質では、オメガの言う通りでしょう。……同時に、であればこそ宿るものもあるのだろうと、遠い星海の果てに想いを馳せざるを得ないのです。

2019年6月3日 … 初版公開。

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コメント

    • 匿名
    • 2019年 6月 05日 7:56pm

    聖典は270ですよー
    そうせいね。

      • 松乃雪
      • 2019年 6月 05日 8:00pm

      -匿名さん
      いらっしゃいませ!そしてご指摘ありがとうございます٩(‘ω’)و
      「せいてん」と「そうせい」……「せい」繋がり……だったんですかね……?(じぶんがわからないおとしごろ
      修正しました、ありがとうございます!

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