1. 随筆
  2. 574 view|最終更新 19/06/04

水晶塔を駆け登る者たち。

モグモグ☆コレクションにより、一躍「大人気コンテンツ」と化したクリスタルタワー関連三部作。つい先日にイベントを開催したこともあり、個人的にタイムリーな話題でもあります(手前味噌

私も時折参加しては報酬をくすねている身空ですが、ある種の弊害として「周回速度至上主義」が語られます。戦闘が終わるや否や駆け出し、おおよそ人が居るとなればエネミーに殴りかかり、挨拶もそこそこに退出。これを繰り返し、可能な限り効率よく報酬を得よう……というスタイル。報酬交換に必要となる周回数が多いため、どうしても逸ってしまう土壌もありましょう。

タンクで20回ほど周回したところ、後続の到着を待たずに始める方2名、詠唱→中断や跳ね回ったりして急かす人が5名といったところ。多くはありませんが、少なくもないかなという感想です。

私個人としては「そういう取り組み方もアリよね」と思うのだけれど、理性とは別に、ほんのちょっぴりだけ、飲み込んで消化しづらい感覚を抱いているのも確かです。

まず、人間は理で動かず、利で動きます。

理とは各々の利をできるだけ最大化した枠組みで、理を守ることで自身に利がある時だけ、人は理を守ります。「できるだけ最大化」ですから、Aさんの満足度が90%でBさんは70%、なんて状況も生じます。しかしBさんが己の利を優先すれば100%を得られるとしたら、二人の間にある理を守らない選択もできます。たとえその結果、Aさんの満足度が50%になったとしても。

利には「多い少ない」「早い遅い」などの定量・定性的なモノ、「好き嫌い」「善し悪し」などの感情・感覚的なモノまで含まれます。それらを勘案した結果、理を守るほうに傾くか、個の利を取るかは人それぞれ。利を最大化するタイプがいれば、損を最小化するタイプもいます。

で、初心者がムービーを見る間待つことで得られる利より、待たなかった結果周囲から得られる損より、自分が急いで時短をすることで得られる利をとっただけのことなんです。


……と書けば否定的な意見に思われそうですが、「ルール」のうえでは問題なく、人々それぞれの利の塊である「マナー」を含めてどうするか?を本人が判断した結果であって、それを純然な「悪」とは言えないのですね。言えるならば、その「正義」は偏って傾いている危険物です。

運営も、過去のフィードバックを含めてこの状況を予期した上でモグモグ☆コレクションとして実装したのでしょうから、ではどうするか?は各人の判断。そのあたりのスタンスは、以前にもお話しましたね。

ならば私はどうするか!

……やっぱり、個人的な嗜好としては、高難易度コンテンツでもない限り、みんなでおててつないでゴール!が微笑ましくて好ましい光景だと思うのですよね。今回の一件に限っていえば、それでもいけるかなーって。

一方で、急ぐ気持ちや事情も理解できますから、急ぐ方には遅れない程度についていければいいかなぁーって。と言いながら上の画像では先頭を切る私。スプリンター達よりも早く着くと気分がいいでござる。(偏屈

同時に、例えば初見さんがムービーを見ている最中に戦闘が始まった際、何らかのフォローができたらなと考えています。いまのところ、そんな哀しい状況に遭遇していないのが幸いですけれど、備えあれば憂いなし。

などなどを考えながら、今日も古代の民の迷宮を踏破し、クリスタルタワーを登り、闇の世界を照らす私なのでありました!

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