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  2. 1823 view|最終更新 20/03/29

[刀剣目録] 源氏之刀

動画
静画(ミラプリ/染色例含む)

寸評

流れる血が染み付いたかのような刀身、蒔絵の美しい鞘。歴代FFシリーズの「源氏~」は優れた防具として著名ですが、それらに劣らぬ出来栄えを誇る、勇烈たる刀です。

形状

造 … 菖蒲造
刃 … 直刃先反り
鐔 … 立体的な変わり鐔。
柄 … 黒塗木、柄巻なし。
鞘 … 金と紅の蒔絵

仕様

IL/Lv … 345/70
絡繰 … なし
染色 … 可
入手 … バトル/NPC交換
公式 … 源氏之刀

検分


をいろいろな角度から確認をした結果、やはり菖蒲造のように思えます。←のツールチップ解説にもあるとおり、短刀や脇差に多いのですが、エオルゼアの刀はなぜかコレが多め。


刀身に流れる朱色は、後からの加工着色ではなく、「元から」のように思えます。どこかの刀工が創り上げたのか、神仏の類がもたらしたのか。来歴は明らかでありませんが、斬り伏せた敵の血が滴るかのような紋様はとても印象的で、なんとも曰く付き感を醸し出します。


鐔は立体的な構造となっており、刀身のサイズ感からすると比較的小ぶりです。金(もしくは真鍮)の飾りの下に、喰出鐔ほどではありませんが、黒の土台が垣間見えます。


鞘はおそらく黒漆塗り。美麗な模様は蒔絵と推測されます。このデザインのモチーフなどはわかりませんが、金と紅の流線は威厳を感じさせます。ほか、石突金物下緒らしき紐など、豪華な構成です。ゲンジバンザイ!


この意匠は……椿の花でしょうか。美的感受性に乏しい私の推測はコンテンツファインダーの時間表示並にアテになりませんが、ひとまず椿だとしておきます!

サイズ感は大きめで、染色しても残る赤の筋など、特徴的な一振りです。たとえば赤い隈取のフェイスペイントをしている方には尚オススメ。あるいはこの刀を握る際には「血化粧」をしてみるのも良いかもしれませんね!

逸話


「源氏」というフレーズには、おおきく分けてふたつの意味があります。ひとつは源氏二十一流に連なる人物たち。もうひとつは、創作物としての源氏物語。……源氏物語も主人公が前者の意味の源氏なのですけどというわかりづらい表現。また、前者の意味で源氏と呼称する場合、源頼朝などを筆頭とする鎌倉幕府・鎌倉時代の武家公家をさすことが多いように思います。であれば、おそらくは前者の意味で「源氏」なのだろうという推測が成り立ちます。後者の意味でも雅ですけれどね!

では、治承・寿永の乱を勝ち抜いた源氏、その名を冠されるような刀は……というと、髭切(ひげきり)、膝切(ひざきり)、童子切(どうじぎり)、今剣(いまのつるぎ)あたりが候補になります。髭切と膝切は異称が複数あるので以下に。

・髭切 … 鬼切安綱
・膝切 … 膝丸、蜘蛛切、薄緑、吠丸

このうち、鬼切安綱はナイト用武器の片手剣として既に実装されています。童子切も侍用武器として存在するため、つまりはこの刀は膝切もしくは今剣の可能性。ちなみに、暗黒騎士用武器の「蜘蛛切丸」と「蜘蛛切」は別物です。

……さあ、膝切か今剣か、あるいは別の刀か!答えは世界設定班のみぞ知る!

小話


検分にて、「椿っぽい?」とお話しましたが、いちおうは根拠というか、源氏と椿には接点があります。ひとつは、源頼朝の「椿の御所」。もうひとつは、足利義政の「東山御物(ひがしやまごもつ)」。

前者は椿の花が一面に咲く美しい山荘で、頼朝が妾を住まわせていたとされます。頼朝の死後、その妾は尼僧・妙悟尼となり、山荘を大椿寺として開き頼朝を弔った……と言われますが、吾妻鏡に妙悟尼は登場しません。大椿寺は三崎氏の領地内であり、吾妻鏡を編纂した北条氏には情報が届かなかったとか、しっかりとした身分の女性ではなかったため割愛された等の説があります。いずれにしても、今も現存する以上、源氏と椿の関係ひとつめと言えましょう。

後者は、源氏の血を引く室町幕府8代将軍・義政が、勘合貿易を通じて収集した、いわゆる舶来品コレクションです。椿尾長鳥堆朱盆など、椿を題材にした作品も多数。文化人であった義政の影響により、当時の芸術において重要なモチーフとされました。秀吉も椿を好んだこともあり、茶の湯シーンにおいては特に重要な地位を占めることとなります。

……ここまで書いておきながら椿じゃなかったらしょんぼりでござるな、という感想でご紹介おしまいです!ゲンジバンザイ!

2019年12月17日 … 初版公開。

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