1. 雑記
  2. 3589 view|最終更新 19/12/10

「コピーライト」表記について。

こぴいらいと。日本語で言う著作権です。FFXIVにおいてこれが語られるとき、9割方はスクリーンショットの文脈でしょう。今回もそう。スクリーンショットを撮影した際、左下に自動で挿入される白文字です。
“© 2010-2019 SQUARE ENIX CO.,LTD. ALL Rights Reserved.” がそれ。

脱線

日本国は1899年から継続して「ベルヌ条約」を批准しており、申請・審査・登録などの手続きを必要とせず、著作物を創作した時点で自動的に著作権が付与される「無方式主義」の立場をとっています。一方、アメリカなどの一部で著作権を得るためには登録等が必要だった(方式主義)時期があり、それらをすり合わせるため、1952年に「万国著作権条約」が制定され、そのなかで “©” が登場。脱線があまり長くなるのもアレなので結論までぶっとばせば、日本国の法令上は「コピーライト表記がなくても著作権は認められている=記載する法的な必要性はない」のです。無論、各種の利用規約などで表記することが求められている場合、表記しなければ利用規定に反するわけで、利用規定で定める処罰が発生するのは言わずもがな。

FFXIVプレイヤーは、比較的「権利表記」には積極的というか、しっかり表示しよう!という意識があるように感じます。そのおかげで「スクリーンショットを自分の作品のように見せる人」はあまりおられない印象。一方で「スクエニの著作物とは言えないモノにまでコピーライトを表記する人」をちらほらお見かけします。

具体的には、スクリーンショットを利用したレタッチ画像。画像加工ソフトでの編集はもちろん、ReShadeとよばれるモノを適用した画像も含め、スクエニの著作物(スクリーンショット)を勝手にいじったものを「スクエニの著作物です!権利はスクエニにあります!」というのは、ちょっとアブナイんですね。

権利には義務がくっついているのは周知の通り。著作権表記は、その表現物・創作物に対する責任を負うことも意味します。そのあたりの兼ね合いもあって、過度な加工を禁じている側面があります。FFXIV 内に存在しえない画面を作り出して「これはスクエニのモノです!」は、言ってもいない表現を「あの人が言ったことです!」と拡散されるのと同義。

……といったお話を踏まえて、著作権、権利表記などの扱いと、スクエニの著作権を使わせてもらっている意識、勝手に権利と義務をおっ被せていながらもお目溢しいただいている(同様の「プレイしてあげている」という意識も生じている)状況あたりを、少し考えてみるのもよいかと思うせっしゃでございました₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎

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