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[刀剣目録] 星切

動画
静画(ミラプリ/染色例含む)

寸評

「セイブ・ザ・クイーン」を侍で進行すると入手できます。出自から特別な本品は、鮮やかな赤銅色の刃、稀少な両刃造の形状など、大変ユニークな特徴をもちます。今後追加されゆく打ち直しの礎となる刀です。

形状

つくり。形状から刀を区分けする分類。「○○造」と称される。刺突に向く、斬撃に適するなど、形状ごとに特徴がある。両刃造もろはづくり。鎬筋を境として両方に刃が付く造。短刀にみられる。両方に刃をつけるため、製作には高度な技術が必要とされる。
やいば。は。切断や刺突に用いられる鋭利な面のこと。また、その面に表れる文様、刃文/刃紋(はもん)のこと。直刃すぐは。波打っていない、直線状の刃文のこと。幅によって糸(いと)、細(ほそ)、中(ちゅう)、広(ひろ)などに分類される。私は直刃が好きです。柾目肌まさめはだ。地鉄(じがね。刃ではない刀の胴体部分)に現れる直線状の模様のこと。折り返し鍛錬をした回数ぶん、層が倍々に増えていく(1回で2層、2回で4層、3回で8層)。
つば。指の保護などの実用性もさることながら、高い装飾性を持たせられるため、刀と鞘に並ぶ日本刀の重要パーツ。侍のジョブアイコンは鐔がモチーフ。 … なし。
つか。刀の持ち手のこと。滑り止めを巻いたり凝った装飾を施したり、刀の設計思想や使用者によって特色がある。 … 紫の金属、赤の巻布。
さや。刀を収納するケースのこと。入れば良いわけではなく、刀が内部で鞘に直接触れると刃こぼれ等が起き得るため、作成には高度な技術が必要。エオルゼアの刀には保管用の白鞘(しらさや)がなく、すべて持ち運び用の拵(こしらえ)と呼ばれる形状の鞘が付属する。 … 黒の金属、薄紅の下緒。

仕様

IL/Lv … 485/80
絡繰 … なし
染色 … 不可
入手 … クエスト
公式 … 星切

検分



レリックウェポン、ゾディアックウェポン、アニマウェポン、エウレカウェポンに次ぐレジスタンスウェポンとして実装された星切は、おそらくエオルゼア初の両刃造です。非常に鮮やかな色味で、これまた非常に美しい柾目肌がみられます。一糸乱れぬ柾目肌の両刃造とは、ゲロルト恐るべし。両刃造は刺突に向いた形状ですので、刀身のなかほどからみられる樋も合理的な構造といえます。


鐔や区に相当する箇所には、ストーリー中で語られた古代ボズヤの銘文と思われる意匠が刻まれています。一般的に想像する日本刀とは異なる形状ではありますが、鐔は「気の流れ」を司るパーツのひとつであり、こと「グンヒルドの剣」としてもっとも相応しい鐔は銘文だったのでしょう。


鞘は全体的に無骨な雰囲気を漂わせつつ、革製らしき飾りや下緒がアクセントとなっています。現時点では染色できませんが、ストーリーの進行とともに染色が可能になったり、光ったりすることでしょう。


もとは第三星暦に作られた武器であり、現代エオルゼアのそれとは異なる部分も多々あります。つまりは他にない特徴を備えるわけで、今後の様々な変化を含め、なんとも魅力的な一振りです。

鮮やかな紅刃と黒鉄の輝き、特徴的な形状、国や時空を越えた歴史に連なる点など、いろいろと想像や興味をかきたてます。これからのストーリーや形状の進化変化も楽しみにしつつ、この刀で解放者たらんとするのも一興ではないでしょうか。

小話


Patch5.25 にて実装されたコンテンツ「セイブ・ザ・クイーン」。まだ全貌は語られておらず、断片的な情報のみとなります。第三星暦に存在した古代ボズヤ、グンヒルドの剣、銘文。さまざまなキーフレーズが散りばめられるなか、いくつもの運命が絡み合う物語が展開され……るのはいいとして、なぜ刀があるのか。

ご存知のとおり、刀をメインウェポンとする侍は、エオルゼアより遥か東方の地に根付いています。確かにボズヤはイルサバード大陸南東部ですからドマや紅洲に近いものの、アラグの時代に「グンヒルドの剣」として一国の歴史に刻まれるほどの武辺者が本当に存在したのか。

₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎したんじゃないですかねぇ。(ふんわり

非常にざっくりといえば、霊災が発生した地域は文明もろとも滅亡します。古代アラグの魔科学など、現代エオルゼア文明でも解明できない水準の文化が存在もしました。つまり古代において、現代よりも優れた侍が存在したとしてもおかしくないのです。東方地域に霊災の影響があったのか等は気になるところですが!


寸評や検分でも触れたように、この刀は両刃造です。両刃造で名高いのは小烏丸 (正確には鋒両刃造)。小烏丸と同様に古い時代の作であることを踏まえ、アラグの魔科学に抵抗するだけの技術を持つことを表すために、両刃造かつ柾目肌の刀身にしたのでは、と推測します。

そうして、戦場戦局に応じて武器自体を最適化できる、オーパーツめいた刀を振るった古代の侍衆がいたのでしょう。たとえ斃れても、その遺志を新たな侍が受け継いでいく。結果、グンヒルドの剣として名を残すまでに至った。浪漫でござるなぁ。

逸話


ちなみに、現実世界にも「星切」は存在します。しました。少しややこしいので備忘録的に記します。

のちに曾我兄弟の仇討ちで名を馳せる曾我五郎時致が、仇討ちを実行する前にかつて世話になった箱根神社を訪ねたところ、餞別として兵庫鎖太刀を受け取りました。この刀が今日「膝丸」として知られるもので、五郎時致の手に渡った時点で「朝霞→虫喰→毒蛇→姫切→友切」と名前が変遷していたことも語られます。その後、この刀は織田信長に渡り、織田家家督を信忠へ譲るに際し、茶器や所領とあわせて「星切の太刀」として贈られたとされます。そして本能寺の変で信忠が討死した際に焼失した……とされますが、果たしてその刀が真作の膝丸だったのかは判然としません。

いずれにしても「星切」は焼失した織田家の一振りですが、膝丸は曾我兄弟の仇討ち後に改めて箱根神社に奉納されたとか、ずっと京都にあったとか、なんともよくわからん状況です。(丸投げ

刀剣にはいろいろな「○○切」が存在しますが、星切とはスケールが壮大で良いですね。次元と宇宙と時空を股にかける光の戦士にとっては決して過分な表現ではなく、むしろしっくりくる心持ちです。現実の星切と同様の経緯を辿りはしないか、という一点の懸念は存在しますけれどね!

2020 年 4 月 9 日 … 初版公開。

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