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  2. 4687 view|最終更新 19/07/18

【ネタバレだよ】エメっさんのこと。

毎度おなじみの必殺剣・改行でネタバレがお嫌いな方のうっかり訪問をカバーでござる!さすが侍!剣気の気は気遣いの気でござるな!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エメっさん。

個人的には暁の面々よりもずっと共感できて、理解もできます。愛着や感情移入ゆえではなく、エメっさん確かに正論だし、私でもそうするだろうな、というか。でもまあ、その正論を認めるのは自死と同義ですから、星の成り立ちを知り、それに基づいた正論を知ったうえでも、ブン殴って力づくで生き残るのもまた正義。理解の先にある決別と言えばカックイイですが、つまりは互いの正義をぶつけあって勝てば官軍、負ければシャドウブリンガーというのは好きです。

※追記
表現がいささか不足していたので補足。エメトセルクは「同胞を取り戻すためならどんな犠牲も厭わない」という譲れない一点がある以上、並び立つことは不可能でありました。彼が、幾星霜にも渡って継いできた悲願を捨てられたのなら……ヒカセンが、第一世界や原初世界を含めた現世のすべてを放棄できたのなら、あるいは。しかし、お互いにお互いの言い分や正義があるわけで、はいそうですかと死んであげるわけにはいかないのですよね。ゆえにどちらかが倒れるしか先に進む道はなくて、だからこそ「覚えていろ」だったのです。

というわけで。

彼の主張や想いはストーリー中で様々に語られるなか、最期まで本心を言葉にはしなかったように思いますが、それでも随所に溢れ出ていたのは、光の戦士……5.0における闇の戦士(ややこしいので以下は”ヒカセン”で統一)に向けた、ある種の「期待」。
最終盤、エメトセルクを良く知ると言う「ヒュトロダエウス」なる人物が明かすところによれば、ヒカセンの魂は、エメトセルクが思い入れを持つ人物のモノだと言うのです。同時に、アルバート(第一世界の光の戦士……4.xで登場した闇の戦士の一人)もそうである、と。
というところもあって、ヒカセンへの思い入れや執着が生まれていったのではないかと。果たしてそのように期待できた存在は、何年ぶりだったことでしょうか。何年、というくくりがすでに分かたれし人の感覚かもしれませんけれどね、なんてお話はさておき。
ヒカセンとエメトセルクがかつてどんな関係であったかについては、兄弟(双子)や恋人などなど、様々な憶測があります。私としては、エメトセルクは元ネタのFFXIIで双子座を司るとか、ラケティカのサブクエで双子のエピソードが語られおり、真逆の属性どうこう=光の使徒ヒカセンと闇の使徒エメっさんにもなり、双子推しです。
ちょっとひっかかるのは、ヒュトロっちの存在。

永い時を生き、分かたれし人の可能性を試したり計ったりした結果厭世的になったエメっさん。それでもなお希望を抱いた……抱いてしまった対象が原初世界のヒカセンであることは、エメっさんの言動から推察できます。そのうえで心底失望したり、アーモロートの存在を明かしたりといった振る舞いは「ヒカセンの魂が思い入れのある人と同じだから」なのかも知れません。

ですが本当にそうなのか?については、裏付けとなる証拠や情報がない以上、もしかしたらヒュトロダエウスが「ヒカセンに」ホラを吹いている可能性がなきにしもあらず。その一方で、ヒュトロっちは「ユートピア」に登場する人物が元ネタで(首都アーモロートなど共通の地名もある)、ホラ吹きの名を冠された彼の言葉……ユートピアなる存在は、ウソ八百なんですよ!という読者へのメッセージの意味も持つのです。つまり、ユートピアは存在しない=エメトセルクが創り出したアーモロートは実現し得ないことを暗示した……とも考えられます。こちらのほうがストーリー的な読後感や元ネタの扱いという点でしっくり来る気はします。

また、ミンフィリアであったりセトであったり、魂の色などの話を複数人から聞く以上、確定的な言質はなくとも、ヒュトロダエウスという存在がヒカセンに語った内容は正しかったのでは、とも思えます。

大方、エメトセルクがワタシを再現するときに、雑念でも混じったのではないかな。「ヒュトロダエウスだったら、真実を見抜くだろう」とかね。ワタシたちは、これでも良い友人同士だったから……。とはいえ、結局のところはほかと同じ、 思い出のアーモロートを彩るだけの、にぎやかしにすぎないよ。ふいに湧いた泡のように、不確かで脆いものさ。

……なんというか、この一件も含めて、エメっさんはヒカセンに「気づいてほしかった」のかなーと思います。深読みした表現で言えば「思い出してほしかった」。それらすべてを集約して昇華した最期の結晶が「ならば、覚えていろ」だったのかなって。

孤独であること、忘れ去られてしまうことへの恐怖についてはアルバートも語っていましたし、エメっさんやヤ・シュトラお母さんもそれぞれ相手のことを「寂しがり」と煽ったり(※表現)しています。反対に、水晶公が触れた「未だ語り継がれる英雄譚」がもたらしたモノは、それらと対になる事象なのでしょう。あっこれに触れると記事が更にとっ散らかるな!?

……他にも色々とエメっさんや漆黒ストーリーについてはおしゃべりしたいことも多いですので、また折をみてこんな感じで壁打ちしましょうかね!

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