オンライン開催となったファンフェスティバル 2021。当初は見る予定もなかったのですが、思いがけず時間が空いたために観覧することができました。各種ライヴと声優さんトークイベントとエンディングしか観られていませんが、せっかくの機会でしたので、感想的なものを書き残しておこうと思いまして。
砕けぬ思い ~ハーデス討滅戦~
ライヴ関連では、祖堅さんのラヒッやシルクスツイニングを挙げたいところですが、なんだか悔しいのでそれらはさておきます(ृ ‘꒳’ ृ)コロナの影響でライブセッションならずではありましたけれど、ビデオ出演いただいたお二方はもちろん、オジターニアなど見どころはたくさん!
なかでもビビッときたのが、Keiko さんが演奏されたこちらの曲。終盤に「月光ソナタ」として高名な曲がアレンジされているように感じました。宇野昌磨選手の使用曲としても有名ですね。原曲は三楽章構成であり、第一楽章は神秘的で幻想的ながらどこか影のある仄暗さを思わせ、第二楽章は春の日差しが差し込んだかのような明るさを覗かせながら、最終楽章では一転して激情のうねりが迸ります。その最終楽章の最終盤フレーズと、砕けぬ思いの楽譜を融合させたのです。といって、私もさほど詳しくありませんが!
非常に個人的な感想ですが、まるで冒険者と『ハーデス』の関係、その帰結と似ているのではないかと思うのです。最初は探り合いながらの敵対、次いで思わぬかたちでの共闘という雪解け、そして互いが信じる道の決定的な異なりは不倶戴天に至り、互いの命で火花を散らすことになった。そんなふたりの足跡を弾き示すには、これ以上ない選曲だったのではと感じます。
なにより次回の舞台は月。そして「月光ソナタ」の正式名称は「ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2 『幻想曲風ソナタ』」。……かくも見事な、積み重ねと組み合わせ、そして演奏。体験することができ、非常に幸運だったと思っています。
声優さんイベントについて
高橋さん、隣のおふたりと温度感がある(悪い意味ではない)かつ時折マイペースにぶっこんでくるのが非常に漆黒物語でのエメトセルク感があり困りますお客様困ります
— 松乃雪 (@Matsu_no_Yuki) May 16, 2021
このセリフ、ウリエンジェがこうした柔らかい表現をするようになった、できるようになったことにあのまっすぐだったムーンブリダの存在を感じずにはいられないんですよ
— 松乃雪 (@Matsu_no_Yuki) May 16, 2021
タイムラインに第八霊災起きてるぞ吉田!!!!!お前が黒薔薇か!!!!!!!!!!!!
— 松乃雪 (@Matsu_no_Yuki) May 16, 2021
やばかったでござるね₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎ごいりょく
祖堅さんについて
まずは、癌を患いながらも打ち克ち (Koji さんも “conquer” と表現されていましたね)、寛解されたことを、非常に喜ばしく思います。ここに至るまではご自身にしかわからない葛藤、困難があったことは想像に難くありません。予後が良いとはいえど、軽々に「おめでとう」と言えない病であることはご本人が一番理解されているのだろうと思います。
少し自分語りをします。FFXI 時代にひとり、私は仲間を亡くしています。私より年上だったけれど、時間が合えば一緒に駆け回ってバカをしながら、いつのまにか結婚して子供までもうけていた人。仕事に手を抜かず育児にもがっつり参加、最近あんまり姿をみないけれど全力で生きてるだろうからまあ心配ないか!と思っていたとき、ふらりとログインしてきて
「オレ、若年性ガンなんだとさ」
と告げられたときの衝撃をいまも覚えています。……このお話はまだ整理がついていないので、このへんにします( ˊᵕˋ )なので、紅蓮のリベレーターにて触れた、お気に入りのセリフを引用します。
涙というのは、喜ぶにせよ悲しむにせよ、結果という行き止まりが見えてこそ、零れるものだ。
わしらはまだ道半ば、終わりを察するには早すぎる。然るうちは、お互い、ただ笑っていよう。
祖堅さんが患ったガンの寛解という、ひとつの「良き終わり」に際した、吉田さんの大粒の涙。もちろん気を抜けないし、祖堅さんにも吉田さんにもしっかり息抜きをして元気に過ごしていただきたいけれど、ひとまずの区切りを迎え、そしてまた次へと向かう姿を観られた、あるいは見せられたのは、ご本人たちにとっても私達にとっても、いいことだったのではないかなと考えます。
まだ終わりではないのだから、いまはただ微笑んで「おかえりなさい」「これからの活躍も楽しみにしていますね」と伝えられればいいのかなと思います。そして、みんなちゃんと休んでちゃんと検査は受けようね!といった感じでこの記事おしまいにござる₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎
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