それいけアンパンマン的な抑揚で。
クガネ沖に停泊する、劇場艇プリマビスタ。紅蓮のリベレーターにおけるアライアンスレイド、「リターン・トゥ・イヴァリース」の舞台です。※以後、リターン・トゥ・イヴァリースはRTIと略します。
この劇場艇が突如クガネに現れるところから、運命の歯車が動きだしていく……のですが。
……邪魔やな!?
茜に染まる夕空にも、きら星輝く夜空にも、空飛ぶ劇場が常時オンカメ真正面。この劇場艇、ずっと同じ所に停泊しているんですね。
クガネから一望できる海を撮ろうとすれば見切れ、潮風亭を登頂すれば目の前に大写しとなり。……いくら異国情緒豊かなクガネとはいえ、ずっとコレともなれば、少々興が削がれます。
無論、彼らの事情(RTIのストーリー)があり、解決まで身動きが取れないのはわかります。序盤に語られますが、彼らは帝国からの亡命者。帝国へ戻るなんて選択肢は当然無いし、エオルゼア諸国へも自由に行き来できない以上、あの場に停泊する他なかったのは、至極当然です。
しかし、RTIのお話が完結したいま、あの場に逗まり続ける必要もありません。
RTI最終盤、(各国に顔の効く)冒険者の計らいもあり、ヴィエラ族の難民受け入れ交渉と関わったため、エオルゼア同盟にも認知されています。また、当初は「帝国思想」の色が濃かった劇団員も、物語の進行に伴って、徐々に開明的に。
であればこの際、クガネに引きこもらず、邪魔だなんだと言われる前に、エオルゼア諸国へ興行してはどうか!設定的なすりあわせは勿論必要になりますが、RTIのクリア特典的な位置付けとして、お話を埋め込み、劇場艇は旅をするのです。
これまでにも、レヴナンツトールやイディルシャイア、最近はウルダハのパールレーンのように、物語の進行で外観や人々が変わる仕組みは既にあります。劇場艇行脚計画、不自然ではないのです。
アラミゴは……反帝国感情の面で難しそうですが、リムサ、ウルダハ、グリダニア、イシュガルドへ、例えば3日や1週間のスパンで滞在するのです。クガネを含めて、5箇所をぐるぐると旅公演。もちろんその間、劇場艇はその国の空に。
行く先々で「演劇やるんだってよ」とか、「キミはもう観たかい?」なんて話していたり。劇団員は劇団員で「ウルダハあちぃ!」とか、「グリダニアは綺麗だけど虫が……」とか。そういうのもあったら、きっと楽しい。
ここまで書いて思い出しましたが、
→ バレリアーノ一座(FF11用語辞典)
「ちょっと邪魔やな?」からスタートし、思わぬところに着地をいたしましたが、これはこれでアリではと思うのです。
成長、演劇、邂逅、歌、衣装、美食……劇場艇はさまざまな属性を内包します。絡ませられる組織は多々あり、モーグリのお手紙クエストのように、サブクエストの拠点となる潜在能力を秘めます。
このまま眠らせるには勿体無い!!
……いかがでしょうか、 !!!
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