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「思い入れのあるクラス」に宿る、大いなる価値。

あなたのメインクラスは、何ですか?

FFXIVには、15の戦闘職、8の製作職、3の採集職……のべ26種のクラスが存在します。それぞれにクエストが設けられ、ストーリーが紐解かれ、多様なスキルに彩られ、世界との交わりを細やかに紡ぎだしてくれます。その二十を超えるクラスのうち、心に決めた、たったひとつ。それが、メインクラスと呼び表されるものです。

 

私のメインクラスは、侍です。

開始時は忍者(双剣士)だったり、一番好きなクラスクエストは暗黒だったり、かつては旅する漁師として生活をしていたりしましたが、いま、どれかひとつを選ぶのならば、私は迷わず刀を手に取ります。何故かを語ると長くなるため今回は省きますが、思い入れや熱量が、そこにある。というわけで、今回はバトルクラスをメインとする人のおはなし。

 

 

11月4日、高難易度コンテンツである、絶バハムート討滅戦攻略の報。クリア自体が大いに話題となりましたが、編成にも注目が集まりました。

暗ナ白学竜忍吟機。

予想通りと予想外、どちらの感覚もありますが、なかでも私が最も気になったのは、「どれだけのメンバーが、メインクラスで参加できたのだろう?でした。

……ワールドファーストを達成するようなプレイヤーであれば、ジョブへの固執(敢えて固執と表現します)はないことでしょう。むしろ、件のレベルにおいてのそれは、雑念と呼んで差し支えないもの。現に、暗黒騎士さんは、参戦決定時にタンクが70ですらなかったそうです。その状況で攻略を成し遂げたられたこと、率直に、絶賛に値します。

ただ、その柔軟さと同じくらい、思い入れのあるジョブでクリアしたい!という思いもまた、価値あるものだと私は考えます。そして、ワールドファーストを狙うような層を除けば、こちらの感覚のほうが、身近ではないでしょうか。

 

 

例え不向きなコンテンツであったとしても、好きなクラスで攻略をしたい。その情熱こそ、一握りの英雄ではない者たちが携えるべきものだ、と考えるのです。無論、最適なクラスに着替えられる柔軟性、適応力もすばらしいものです。高難易度コンテンツは、練度のみならず、編成が大変に重要です。コンテンツにより、思い入れの全うには厳しい側面があるのは事実。
最適編成とされるモノに含まれていれば幸運なれど、含まれないクラスも同数あります。そのとき何を重視するかに過ぎず、どちらの在り方も正しく、優劣はつけられません。

辛くてしんどくて、歩みを止めてしまう時は、誰にでもありましょう。アイテムレベルが上がるまで、勝利に指すらかからないかもしれない。場合によっては、自らのジョブが募集から省かれているかもしれない。なかには、編成の都合上、本来のクラスで参加したくともできない方もいらっしゃるでしょう。

そんなとき、改めての一歩を踏み出すためのエネルギーとして、本記事が言うところの「思い入れ」は、大いなる源泉となるように思います。苦労や努力がいつか実を結ぶのだと信じて進む、その姿こそが、美しく誇らしい。

しかしながら、心と頭は区別して整理しなければなりません。不向きであること、不適性であることは、理解しなければなりません。不向きであるならば、どのように立ち振る舞うべきか?を考慮しなければなりません。

以前、「好きこそものの上手なれ」という記事を書きました。これに通底しますが、好きなればこそ究められる側面は大いにあります。言い換えれば、好きだからこそ、研鑽を積まなければならないのです。研鑽を怠ったとき、矜持は固執へと変わり、流れる水は淀んでしまいます。

シナジーがないから、火力を出すのに向いていないから。厳然と横たわる事実は事実と認め、そのうえで歩み続けること。頭と心を駆使して、過度のご迷惑をおかけしないようにしつつ、何ができて何ができないのか、何をして何をしないのか。自然体の等身大、自分だけの冒険譚を紡いでいきましょう。

そうして辿り着いた先には、きっと掛け替えのない宝物があるはずなのですから。

 

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