拙者、長文の結論を冒頭に持ってくる侍でござる!
・この仕組みは「距離感」を見誤る可能性もござる。
・距離感を失った果ての「都合の押し付け」に注意でござる。
・憧れのあの人、面白いあの人、皆それぞれの領域がござる。
・近づけるがゆえ距離を測る、気配りの交流が肝要にござる。
以上!これにて御免ァ!
……
…
鯖缶テレポ、してますか!(挨拶
ごきげんよう、松乃雪です。
去る2019年4月23日。ワールド間テレポシステムが実装され、”同じDC間”の注釈付きながら、ワールドという垣根がだいたい無くなった日です。(ざっくり
詳細は公式(→こちら)をご覧頂くとしまして。
用心棒の田舎侍である私も、バハ鯖へ行ってみたり、勢いに乗ってアロハウソウソ相場を総ざらいしたり。
しかしおそらくは、そういった実利的な部分より、別サーバのお友達に会いにいく!!等が、最大多数の使い方と想像します₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎いままでは、気軽にはいきませんでしたからね!
そのように、使い方によっては、これまで以上に、エオルゼアライフを豊かにしてくれる機能です。
……そう、使い方によっては。
適切に慎重に扱えていれば良いのだけれど、万が一、使い方や心構えを間違えてしまえば、これまで生じなかったトラブルが起き得ます。その間違いとは、ひとことでいえば、
「距離感ミス」
です。……頭割りではなく。
でもないでござるぅ。各所で「光」……良いところは語られているので、光あるがゆえに生じる「影」について。距離が縮められるようになった作用がもたらす、想いが白熱した結果の、不幸な副作用のお話。
これまで、違うワールド所属のプレイヤーと会うには、一緒にパーティを組み何らかのコンテンツへ参加するか、サブキャラを作り訪問するか、どちらかが必要でした。
それが、同一DC間に限るとはいえ、ものすごーく簡単に、本人同士で過ごしたり、接触をできるようになったのです。ふれあいの、幅も深さも手軽さも、従来と段違いなのです。
ここでむくりと鎌首をもたげる懸念こそ、距離感。距離感を誤ると、自身の都合や感情を押し付ける形となり、相手が蔑ろになった結果、傷つけてしまうのです。「サーバー」という防波堤はいまや無く、抜き身と剥き身のヒトとヒトがいるばかり。
ロドストやブログのコメント経由であったり、Twitterのリプライ経由だったりしたお話のテンポが、突然チャットの世界になることとか。相手の反応や動きが、その場で目に見える状況とか。
これまでと異なる環境であるがゆえに、
が起こり得るのです。私やあなたがひとりの人間であるように、あのヒトやそのヒトも、(おそらくは)ひとりの人間です。各々の生活、リズム、考え、楽しみがあり、領域を侵すことは、決して褒められません。その禁忌を、犯してしまうかもしれないのです。
その行動が意図したものかどうか、は問題ではありません。受け手、押し付けられた側がどう感じるかが、すべて。
ならどうすればいいのか?といえば、アプローチする側が配慮すれば良いのです。
事前にアポを取って、日時と場所を決めて……などの手間をかけろ、という訳ではありません。情熱的に突撃すること自体を咎める訳でもありません。
ただ、抱いているそのキモチの熱量と同じくらい、相手を思いやり、想像力を働かせてあげて欲しいのです。
どのような性格で、どのようなお話を好み、どのような考えと信念を持っているのか。そして、いまどのような状況に在るのか。「交流」にあたり、思いを馳せてあげて欲しいのです。そうすることで、守られるものがたくさんあるのです。
もちろん、私が綴った内容は、あくまで一側面。配慮は不要、気軽においで!なんて方もおられます。あるいは、逆にそういう状況が好き!という、ヒトとヒトの化学反応を楽しむ方もおられます。そんな遠慮は不要な仲だ、と当人同士が思えていれば、この記事にあるようなお話は、無粋のそれでしょう。
されど、距離感を正しく測るという行動と心構えは、人付き合いの肝心でもあると考えます。
親しい・親しくないではなくて、人としての礼儀を全うするための、おもてなし。
ワールド間テレポにより、これまでと比べ、かんたんに距離感を近づけられるようになりました。大きな一歩であり、この一歩が広げる世界もまた大きい。
であればこそ、その大いなる変化がもたらすモノを、手放しに片手落ちで扱うのではなく、慎重に大切に。臆さず、侮らず、しかして自分と相手の思うままに!取り扱っていきたいよね!!と思う私なのでござった!!!
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