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ゲームの上手さ、とは。 – 第二回

第一回はこちら。→ゲームの上手さ、とは。 – 第一回

 

前回のあらすじ―――

「ゲームのうまさ」を形作るのは操作力、理解力、選択力の3つであり、選択力で選んだ道を、理解力で咀嚼して身につけ、操作力で踏破したとき、そのヒトは「うまい」と言われるのではないでしょうか。

 

……ということで今回は、挙げたみっつの要素のうち、操作力について、もう少し詳細に考えてみたいと思います!


「操作力」といわれてパッとイメージするのは、格闘ゲームでの、必殺技コマンドの入力でしょうか。

最初は昇龍拳を出せなかったけれど、やっていくうちに出せるようになった!というのは、操作力向上のわかりやすい例といえます。

FFXIVでいえば、操作力は、スキル回しの精度であるとか、チョコボレースの勝敗といったもの等に大きく関与します。ギミック処理にも関与しますが、高難易度になると、理解力がより重要。

ある程度以下の大きさ&難易度に分割された、反応・処理すべき事柄に対して、操作行動を正しく出力できるか否か?を左右するのが、操作力なのです。

行為としては「ボタンやデバイスの入力」であるけれど、主体を自分におけば「ボタンへデバイスへの出力」になるため、正しく出力できるか、という表現にしています。

 

たとえば、侍のスキル回し。他ジョブと比べてどうかはさておき、方向指定を含む3つのコンボルート、剣気や閃の管理など、操作力が求められる場面は存在します。

特に、「うまい」人たちのコンテンツである高難易度バトルにおいては、コンボルートの把握と判断、バーストに合わせたアビリティ管理等は最低限ラインで、そのうえで回避ギミック等をこなす操作力が必須となります。

ただし、不可視ギミックを回避しながら側面を取り花車!のような動きも、操作力が関与するのは、コンボルートの「瞬間的判断」、スキル発動や回避移動の「ボタン操作」、それらの並行出力だけです。ひとつひとつは、そこまで複雑ではありません。

……ゆえに、高難易度コンテンツでは、頃合いを見計らい、出力を混乱させる仕掛け(ギミック)が組まれるわけですね。くわえて、理解力がなければ乗り越えられないように設定されるのです。

 

そのようなコンテンツは、理解していても操作が覚束なければミスになり、操作がうまくとも、取るべき対応を知らなければミスになります。

両輪がスムーズに働いてはじめて、ギミックを乗り越えられるのです。そのための理解力については、また次回に詳しく触れるとして。

操作力は、みっつのなかで最も目に見える部分です。理解力(と選択力)という下敷きのうえにあるアウトプット部であり、成功も失敗も、最後には操作力を通して結果となります。

 

たとえば、削りを焦るあまり移動が遅くなったり、散開場所とその意味をわかっていても場所を間違えたり……反対に、状況に合わせたスキル選択で効果的に攻撃ができたり、他メンバーの散開ミスを咄嗟の動きでカバーしたり……なんて状況は、操作力がもたらした結果です。

そのように、眼の前の結果を大きく左右する操作力は、鍛錬で伸ばしやすいという特徴があります。

ほかふたつも訓練で伸ばせるけれど、伸びしろや成長率という面で。冒頭の格ゲーのコマンド入力なんて、その好例です。

 

FFXIVならば、練習用コンテンツである「木人討滅戦」などは、基本的な操作力向上にうってつけの練習台です。

「練習PT」も、そのコンテンツに応じた操作力を養うのを主眼とします。段階に応じた練習の場で、一歩ずつ操作力を磨いていくわけです。

では、ひたすら操作力だけを磨けば「うまくなる」のか……というと、狭義でいえば、「うまく見える」ことでしょう。なんせ、外から目に見える部分は操作力の範疇がほとんどです。

けれど、いちプレイヤーとして見たときは、ちょっと違う、かもしれない。

 

……次回は、そのあたりに踏み込んだお話をしていけたら!!

 

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