既にご存知の方も多いかと思いますが、2021/09/18 に放送の第 66 回 FFXIV プロデューサーレター LIVE にて、来る「暁月のフィナーレ」でのジョブ調整が語られました。本記事はそこから侍だけにスポットを当てるものです。要約すると以下。
・侍に大きな変更はない
・範囲コンボがより使いやすくなる
・ピュアメレーとして順当に強化する
近接 DPS 共通
まずは侍が含まれる近接 DPS 共通の調整について。
牽制の効果変更
物理ダメージ減少効果にくわえて魔法ダメージ減少効果が追加されます。物理側を効果量高めにするとのこと。
零式などの高難易度コンテンツで価値が低いとされてきた牽制のテコ入れです。オートアタックが物理の敵ならまだ良いのですが、そうでもない場合はなかなか影が薄かったですしね。しかもそういう敵に限って物理技は元々痛すぎて無敵で処理するため牽制の意味がなかったりして。
そうした厳密な運用だけでなく、なんかヤバそうな技が来たらとりあえず牽制!でも一通り効果が得られるのはライト層にも良い調整かと感じます。
遠隔攻撃でコンボが中断されなくなる
侍の場合、コンボ途中で燕飛を使うとコンボがリセットされていたのが修正されます。たとえば月光コンボ中にボス中心範囲が来たら、
・コンボを諦めて燕飛を使う = コンボがリセットされる
・コンボ継続のため燕飛を諦める = 殴れない時間ができる
の選択が必要でした。コンボをリセットするなら明鏡止水と燕返しリキャスとの兼ね合いにバフ残り時間や閃の貯まり具合、コンボ継続なら GCD がいくつ潰れて明鏡止水とバフの順番調整が……などと判断していたのが、だいぶシンプルになります。
テクニカル要素が削られたともいえますが、離脱のデメリット = 火力低下のリカバリーがしやすくなるため、被弾覚悟のコンボ決行を淘汰させる意図がありそうです。思い切ってきましたね。
「威力」の数字が概ね下がる
ダメージ計算式を調整したため、各スキルのツールチップに表示される「威力」の値が下がるそうです。ナーフ したわけではないため、単純な数値だけを切り取らないように、との注意喚起がありました。
ここまで周知されても各まとめサイトや SNS で吠える者が出ちゃうのも人類社会ですので、そうした手合いにのせられないように気をつけましょう₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎
侍の調整
続いて、侍単体での調整内容です。端的にいえば、6.0 時点では大きな変更修正はなさそう。新ジョブが出ますしね。他の近接 DPS では大きくテコ入れされるジョブもありますが、侍はシンプルに組み上げられているので、純粋な上積みで良いと判断されたのでしょう。
陣風 / 士風コンボのバフを範囲コンボでも付与できるように
範囲攻撃がしやすくなります。複数敵を殲滅する際は範囲コンボが最善手でしたが、最初から範囲コンボをすると攻撃力 +13% の陣風バフと攻撃速度 +13% の士風バフが得られません。よって、一旦はバフ二種を付与してから範囲コンボへ移行するのが最適解でした。
つまり、ちょっと無駄があってスマートではなかったんですね。そこを修正して最初から範囲コンボでもバフを得られるようになります。範囲コンボと単体コンボの判断が単純に敵の数になると捉えて良いでしょう。
新たな居合術と燕返しに相当するアクションを追加
具体的なエフェクトなどは動画をのちほど。彼岸花・天下五剣・乱れ雪月花に続く居合術が追加されますが、単純な閃との関連ではなさそうです。照破や意気衝天の発動がトリガーになっているように見えます。
ピュアメレーとして順当に進化
燕返しと明鏡止水がチャージ式 (どちらも 2 チャージ) になるようです。また、明鏡止水でよくある「コンボ最終段の月光と花車を打つ」場合、その手前にある陣風ならびに士風のバフも付与される (更新できる) とのこと。
侍にとっては近接 DPS 共通のトゥルーノースに次ぐチャージ式アビリティとなります。さほど難しい概念ではありませんし、非チャージと比べれば純粋な上積みです。しっかり使いこなしたいですね。
ジョブアクション動画
せっかくなので作りました。動画から読み取れることは以下です。※燕返しで剣圧が付与されなくなった点は動画に入れそびれました。御免!
疑問
「新たな燕返しアクション」の存在は確認できず。単純に紹介し忘れたのか、燕返しがチャージ式になるのと混同をしてそう伝えたのか……。また、紅蓮と閃影に続く必殺剣の有無は触れられていません。あると嬉しいですが差別化も難しそうですし、居合術の追加に留めるのかもしれませんね。
まとめ
度々申し上げているとおり、侍というジョブ自体の立ち回りに大きな変化はなさそうです。そこに若干の寂しさはありますけれど、漆黒開始直後は照破関連を筆頭に色々ありましたから、これはこれで落ち着いて臨めるのかなと思います。
もっとも、すべては実装されるまでわかりません。良いと思っていたことがそうでなかったり、逆に不満を感じていた部分がしっくりきたりもします。いずれにしても、暁月のフィナーレのアーリーアクセスまであと二ヶ月を切りました。できる準備は進めつつ、楽しんで待ちたいですね!
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