1. 2749 view|最終更新 21/11/11

侍ジョブクエストの主要人物まとめ。

Final Fantasy XIV における近接 DPS のひとつ「さむらい」。優美かつ剛毅な刀で敵と未来を斬り結び、大義を果たさんとする者たちです。この記事では、そんな侍のジョブクエストに登場する人物をご紹介。

所在地や言動や姿が変化するキャラクターもいるため、進行度に応じた折りたたみを設置してあります。紹介をご覧になって本編を見たくなったら以下からどうぞ!

エオルゼアで出会う人々

侍にまつわる文化の中心地は「ひんがしの国」であり、エオルゼアには馴染みの薄いものでした。そんな地で出会う、侍を巡る物語の主要人物たちです。ボルセル大牙佐等は省略。

ムソウサイ

よくぞ申した!では、これより我らは師弟の間柄……どうかよろしくお頼み申す!

ウルダハのコロセウムで出会った老侍。侍の伝道師にしてジョブクエストの中心人物です。コロセウムの強豪を圧倒する実力を持ち、侍の道を志した冒険者を「世直しの旅」へ導きます。意外とお茶目な好々爺。

Lv56 クエスト「森都を濡らす詐欺師の涙!」

その者こそ、真なる極悪人。奴を斬らねば、侍の大義を果たすことはできぬ。

ムソウサイがエオルゼアへ訪れたのは、彼自身がどうしても倒せなかったという極悪人「コガラシ」がエオルゼアに潜伏しており、其奴を倒すために冒険者のような弟子を持つためだったと打ち明けられます。体調が悪化するなか、冒険者を一人前の侍に育てようと奮起するムソウサイ。

Lv60 クエスト「極悪人コガラシ」

さあ、ワシを斬れ。……ワシが極悪人「コガラシ」である。

コガラシとは、ムソウサイの別名でした。命を賭けた師弟対決は、紙一重で弟子……冒険者が勝利します。倒れたムソウサイは己にとどめを刺すよう伝え、弟子は刀を一閃しました。しかし、刀は空を斬って鞘へ。かねてからの病で事切れたものの、罪だけを斬られたムソウサイは安らかに眠ったことでしょう。

Lv70 クエスト「ベッコウ島の決闘」

モモジゴ:アンタらが憧れた、コガラシでもある爺さんがな、ひんがしの国の人々を憂えて、よく言ってたもんだよ……。血筋や身分に囚われていて、誠のものが見えておらぬってな!

ムソウサイがコガラシと同一人物であることを知るのは、モモジゴと冒険者の二人だけ。折よく登場したモモジゴが伝えたムソウサイの嘆きは、迷える赤誠組を蘇らせ、彼らの迷いを晴らします。ムソウサイの教えはこうして引き継がれたのです。

Lv80 クエスト「世直しムソウサイ伝」

饒舌な露天商人:いらっしゃい、シルバーバザー名物「ムソウサイ饅頭」はいかが?本場から取り寄せた「侍なりきりセット」もあるよ!さあさあ、買った買った!

ムソウサイの世直しの旅を題材とした講談が大ヒット。彼の眠るシルバーバザーは、ムソウサイを慕う者たちでにわかに賑わいます。たとえ講談が発端であっても、触発された人々が世直しを志すことがムソウサイの本懐であるならば、師も草葉の陰で喜んでいることでしょう。

Encyclopedia での記述 (一部)

享年 78 歳。フルネームや本名などは記述されていません。刺し身が好物で、リムサ・ロミンサを訪れたときに少しだけ触れられています。詳細は記事をチェックにござる!

モモジゴ

情報収集なら、興業で各地を渡り歩いてきた俺に任せとけって!大体、爺さんはエオルゼアのことなんか全然知らねぇだろ?

ウルダハの興行師。コロセウム出場者にスカウトしようとした相手が盗賊で、殺されかけたところをムソウサイに救われます。その腕っぷしに惚れ込み、この強さなら儲け話にありつけそうだと同行を決意します。

Lv56 クエスト「森都を濡らす詐欺師の涙!」

誓う、誓うよ。俺はもう二度と悪さはしない!刀は持てないけど、侍の大義にかけて誓うよ!

世直しの旅に同行し、各地の悪を討っておきながら、自らも罪を犯していたモモジゴ。彼の告白を聞いたムソウサイは躊躇なく刀を抜き放ち……モモジゴではなく、宙を斬りました。罪を斬ったと言い、改心して悪と戦い続けるかを問います。モモジゴとしても、師に習う冒険者としても、大きな転機でした。

Lv60 クエスト「極悪人コガラシ」

最後の弟子であるアンタに、何かを託したんじゃないかと、そんな風に思えてならないんだよ。これから先、侍の大義をかけるような悪党が出てきたら、爺さんの代わりに、成敗してやってくれ。「侍の大義にかけて、悪を許さず!」ってな!

師弟の戦いを見届け、ムソウサイの贖罪と死に立ち会います。ムソウサイの死後、かつて交わした言葉を冒険者に伝えます。突然の別れは彼の心にも影を落とし、寂しくてしょうがないと弱音をこぼす場面も。

Lv70 クエスト「ベッコウ島の決闘」

やいやいやい!さっきから、黙って聞いてたが、もう我慢ならねえぞ!

ムソウサイの祖国を見んと訪れたクガネで、マコトと赤誠組隊士たちの問答を目撃。かつてムソウサイが嘆いた情景を目の当たりにしたモモジゴはたまらず躍り出て、隊士たちを一喝します。それは彼らの迷いを晴らし、赤誠組復活のきっかけとなりました。モモジゴもまた、侍の大義を果たしたのです。

Lv80 クエスト「世直しムソウサイ伝」

刀は空を斬って鞘に収まりました。冒険者は、ムソウサイの中の悪だけを斬って捨てたのです。

クガネ滞在中に見物した講談をヒントに、ムソウサイの世直し旅を題材とする講談師に転身。着流しのスタイルなども受けたのか連日連夜満員の大盛況、ムソウサイブームを巻き起こします。それでも慢心せず、ムソウサイの愛弟子に次なる講談のネタを聞き出すなど、噺家が天職の様子。

Encyclopedia での記述 (一部)

ゲーム内では語られないフルネームは「モモジゴ・ムムジゴ」。幼くして両親と死別し、口八丁を武器として生き抜いてきたとされます。金に汚い反面、義理人情に厚く涙もろい 27 歳。

「世直し」の悪役たち

ムソウサイと冒険者の前に立ちはだかる、悪しき者たち。

ベロアルド

この、コロセウムで、滅殺のベロアルドに敵うものかァ!

コロセウムの強豪?剣闘士。別名「滅殺のベロアルド」。素行の悪さで追放されたとかなんとか。ムソウサイに勝てばひんがしの国の宝が貰えるとのことで勇み挑戦しますが敗北。ムソウサイの勝利を「イカサマ」だとし、冒険者に割り込んで再戦を要求します。

Lv50クエスト「老剣豪ムソウサイ」

自慢の剣をムソウサイの一閃で折られたり、仲間を引き連れて出直してきたり、かと思えば全員がブチのめされ冒険者にすら歯が立たなかった挙げ句ムソウサイに突貫。ムソウサイが刀を抜きもせずに一喝すると、ベロアルド兄貴はピンポン玉のように弾け飛びあそばされました。八面六臂の噛ませ犬でしたね。

フェリップ

こっちは正式な取引で、この娘を連れていくのだ。暴力で脅す気ならば、銅刃団を呼ぶことになるぞ……。

ストーンズスロー貧民窟で阿漕な商売をしている男。商いの都ウルダハでは「騙すより騙される方が悪い」との考えが蔓延っており、それを笠に着て暴利を貪っていました。ムソウサイ一行の訪問にも慌てることなく、やけに堂々とした振る舞いを見せます。

Lv52 クエスト「砂都を蝕む高利貸の罠!」

イッヒッヒ、ご覧のとおりの上玉ですぜ。これでひとつ、これからもよろしくお願いします。

あくどいシノギにも関わらず堂々としていたのは、銅刃団の大隊長に賄賂を渡し、権力と癒着していたからでした。ムソウサイの機転によって泳がされた挙げ句、悪事の現場を押さえられます。抵抗むなしくキャン言わされて悪徳大隊長もろともお縄を頂戴したのでした。

Lv80 クエスト「世直しムソウサイ伝」

あなたはもしや、ムソウサイさんといっしょにいたお侍さん……。私はいつぞやに、高利貸から助けていただいた娘です。あのときは、本当にありがとうございました。

ウルダハで話題の講談を知ったのか、ムソウサイのお墓参りに来ていました。病気の父も元気になったとのこと。ムソウサイの大義が民を救ったのです。

グルミ・ボルルミ

これは、ゲゲルジュ殿……よくぞ、いらしてくださった。おやおや、貴方も東方の侍風の用心棒を、雇われたようですな!それは、結構、結構。しかし、私の刀のコレクションにはかないますまい!

貿易で得た巨万の富を注ぎ込み、特に刀へ執着する富豪。西方の豪商が買ったと噂の刀をクガネで目にしていたムソウサイは、それに似た刀が使われた連続通り魔事件の重要参考人と考えます。

Lv54 クエスト「海都を震わす人斬りの宴!」

フフフ、刀というのはな、眺めるだけより使うほうが、何倍も愉しめると気付いてしまってのう……。

果たして、グルミ・ボルルミが犯人でした。享楽のために人を斬る鬼畜の所業に、こんな輩を斬らせて弟子の手を汚させる訳にはいかぬとムソウサイが手を下してグルミとボルルミに。英語版でも「Kirisuteeeei!!(斬り捨てぇい!)」のセリフがあるなど、風貌含めて時代劇の悪代官めいたキャラクターです。

オスティルグレイン

偽物も本物もあるもんか。侍ってのは、刀を持った剣術士のことだろう?俺は剣術を極めたんだ、この銘刀の斬れ味を試してやるぜ。

グルミ・ボルルミに雇われた用心棒。形こそ侍風ですが、刀の握り方などが本式ではなく、ニセ侍と看破されます。本人は侍を「刀を持った剣術士」と考えており、いかにも付け焼き刃の虚仮威しといった趣です。

Lv54 クエスト「海都を震わす人斬りの宴!」

バカな……この俺が……負けるとは……。

もちろん負けます。しかも刀で戦って負けるのではなく、目潰しやら爆弾やらを使い、剣術士の誇りすら捨てたとムソウサイが呆れる程の完膚なき敗北でした。

Lv80 クエスト「世直しムソウサイ伝」

そ、そうだ、俺はオスティルグレイン。人斬りの大富豪に用心棒として雇われ、侍でもないのに刀で戦って、アンタに無様に負けた男さ。あれから、悪党の手下なんかやめて、ガマの脂売りをしながら、真っ当に生きてるんだ。だから、どうか……許してくれッ!

まさかの再登場。あの一件で自らを見つめ直し、本物の侍を志したようです。その決意は固く、ひんがしの国で剣術道場に入門するほど。相手が子供でも兄弟子ならば「先輩」と敬い、クガネの転魂塔 (エーテライト) 広場付近の道場で木刀を振る彼が、侍になれますように。

イドランシュー

く、くそう……!役立たずの傭兵どもめ……!

強欲で有名なイシュガルドの下級貴族。不正な利益を得ているとの噂があり、彼の息子もまた色恋沙汰で悪事を働いたのではと噂されています。

Lv58 クエスト「皇都を惑わす心中の怪!」

オンフラン:
確かに、俺はふたりの仲を引き裂いた……。だが、あいつらは、心中したんじゃないんだ。俺が女を家に連れ込んだときに、彼女は知ってしまったんだよ。親父が戦神鉱の裏取引で、不正に利益を得ていることを……。そこで親父は、あいつらを西部高地に呼び寄せ、口を封じるため、心中に見せかけて……殺したんだ!俺は、彼女のことが本当に……本当に好きだったのに……!

心中とされた男女は、イドランシューが殺害していました。事件の聞き込みをしていたモモジゴの始末を図りますが、冒険者とムソウサイに追いつかれ、自分可愛さに無法を働いた報いを受けます。哀しいことに、イドランシューは侍クエストのなかで一番影が薄い悪役です。オンフランの引き立て役状態。

Lv80 クエスト「世直しムソウサイ伝」

あんたは、あのときの……。覚えていないだろうが、俺はイシュガルドで、悪党の父親に悩まされ、身投げしようとしていた息子だよ。

愚かな親に人生を狂わせられて身投げしようとしていたオンフランを、ムソウサイは「全てを失うかもしれんが、まだやり直しはきく」と諭します。そのおかげで思いとどまり、イシュガルドを出て旅をするなかでムソウサイの死を知り、墓参りに来たとのこと。彼もまたムソウサイに救われたのです。

クガネで出会う人々

「ひんがしの国」の出島であるクガネは、侍の本場です。街の治安を守る組織は帯刀した「赤誠組」ですし、帝国兵も刀を使う者が多数。そんな地で出会った、侍を巡る物語の登場人物です。

マコト

私は以前に、ムソウサイ様と交流があった者。ひんがしの国は、クガネの治安維持組織、赤誠組の「マコト」と申します。

凛とした気配を漂わせる女侍。別名「真誠のマコト」。初登場はウルダハですが細かいことは気にしない。国の危機に、ムソウサイの教えを請うためはるばる訪れたものの、既に逝去していると知り愕然。ムソウサイが名誉の死に甘んじず命をかけて弟子を育てたと知り、その弟子である冒険者に協力を依頼します。

Lv68 クエスト「ウゲツを討て!」

ウゲツが実兄だということ、黙っていて申し訳ありません。マコトという名も偽名で、本名はカゲツと申します。されど、その名は遠い昔に斬って捨てました。

赤誠組の仇敵ウゲツが実の兄であると判明。ウゲツが幕府要人を斬る乱心によって両親は処刑され御家取り潰しとなり、身一つでクガネに移り住んだとのこと。ウゲツとは思想を異にし、ムソウサイの教えこそが侍の大義であり、刺し違えてもウゲツを倒すとの決意を語ります。

Lv70 クエスト「ベッコウ島の決闘」

さあ……私たちの屯所に戻りましょう。

「カゲツの妹が赤誠組局長」を厭う隊士が一時離反したものの、根気強い説得とモモジゴの機転により再結束。冒険者の助けもあり、見事ウゲツを討ち果たします。その振る舞いは隊士を納得させるに十分なものでした。去り際、一瞬だけ目を伏せたのは、家族であった者への手向けだったのかもしれません。

Lv80 クエスト「世直しムソウサイ伝」

無理を言うものではありませんよ。ですが、あなたが本気ならば、クガネに来ませんか?剣術道場を紹介することくらいなら、私にもできます。

赤誠組局長としての務めにも慣れ、暇を作ってムソウサイの墓参をしたところ、思わぬ事態に遭遇します。オスティルグレインに侍修行の道を示し、モモジゴの講談も聞くことができた彼女は、ムソウサイが導いた大義のもと、これからも泰平を護っていくことでしょう。

Encyclopedia での記述 (一部)

ゲーム内では語られないフルネームは「マコト・オビナタ」ですが、これは前述の偽名。実際はタチカケ家の出身であるため、本名は「カゲツ・タチカケ」です。名は嘉月かげつ (旧暦三月。いまの三月下旬から五月上旬) の生まれからと推測します。趣味は茶道の 25 歳。ちなみに現代日本でも「帯刀(おびなた)」さんは実在しており、長野県に多いとされます。タチカケについてはウゲツの同項目にて。

ウゲツ

お初にお目に掛かる、私の名はウゲツ。お前同様、ムソウサイのくだらぬ修行に付き合わされた、言わば兄弟子といったところだ。

別名「人斬りウゲツ」。ムソウサイの一番弟子、つまり冒険者の兄弟子ですが、彼は弱者のために刀を振るう世直しではなく、討幕を志しました。それは力こそすべての世を呼ぶものに他ならず、いわば真反対の思想。過激派を率いて幕府要人を闇討ちするなど、培った剣の腕を悪に用いる堕ちた侍。

Lv68 クエスト「ウゲツを討て!」

……ほかの者はどうだ?赤誠組にいても、幕府や大名の犬となるだけだ。それよりも、この国を変えるために私とともに来ないか?……残念だ。相容れぬということならば……仕方がない。後日、ベッコウ島にて、雌雄を決しようではないか。余計な血を流すのは、私とて本意ではないからな。もっとも……腑抜けの隊士たちは、動揺を隠せぬ様子……。お前たちと私の関係……どうやら初耳だったと見える。

大胆にも赤誠組屯所を急襲、局長のコンゴウをたやすく斬り捨てます。衝撃を受ける赤誠組の面々に、マコトが自らの妹であり、冒険者が卑怯者ムソウサイの弟子であることを明かします。血の繋がりを重視し、かつムソウサイといえばウゲツ絡みの醜聞しか知らない (コガラシであったことは知られていない) 隊士たちは大いに動揺し、赤誠組を空中分解寸前まで追い込みます。

Lv70 クエスト「ベッコウ島の決闘」

そう……それでいいのだ……。カゲツよ……立派な侍に……なった……な……。

冒険者との一騎討ちに敗れたウゲツの介錯役を買って出たマコトでしたが、刀を振り下ろすことができません。それとみるや、侍の覚悟が足りぬ証拠として、立ち上がって刀を振りかぶるウゲツ。しかしそれは、反撃と言うにはあまりにも不格好な、まるで返り討ちに遭うための一撃でした。マコトはすんでで気を取り直してウゲツの刀を弾き、返す刀で斬り伏せます。今際の際、ウゲツの顔にうっすらと浮かんだ笑顔は、妹の成長を喜ぶ兄のそれだったのではないでしょうか。

……あるいは、妹に「兄殺し」の罪を着せたと捉えることもできましょう。彼を、侍の大義をどう解釈するかは人それぞれに委ねられています。

Encyclopedia での記述 (一部)

(前略) 師であるムソウサイとともに世直し旅を続けてきたが、その過程で彼はひんがしの国にはびこる様々な悪を見ることに。その要因が、為政者たちが志を失い、堕落したことにあると考えた彼は討幕を決意。同士を募って徒党を組むと、幕府の要人たちを次々と暗殺していった。だが、その過激すぎる思想は、多くの賛同者を得ることはできず、次第に先鋭化。(後略)

彼の供回りは「攘夷派」と呼ばれますが、この表記を見る限りちょっと違う気はします。さておき、ゲーム内で語られないフルネームは「ウゲツ・タチカケ」。漢字が雨月うげつならば旧暦五月生まれと思われます。姓のタチカケは現代日本の「太刀掛(たちかけ)」と似ます。太刀掛さんは広島の呉市に多くお住まいだそうで、マコト (= カゲツ) とウゲツのルーツはコウシュウの広島的な都市なのかもしれませんね。享年 31 歳。

赤誠組隊士

コンゴウ

こんな異国の者を信用できるのか?ウゲツ一派、もしくは帝国の間者ではないのか!?

赤誠組の局長で、別名「義勇のコンゴウ」。その肩書に違わぬ剣の実力を持つとされますが、ウゲツ一派の凶行が増えるに従って疑心暗鬼に陥っており、初対面の冒険者に刀を向けます。その場は隊士たちがとりなしたものの、ある意味では彼の姿勢が赤誠組そのものだとも言えましょう。漢字表記はおそらく「金剛」。

Lv65 クエスト「松葉門外の変」

……天下泰平に見えるこの国だが、諸国の大名たちは、未だに国盗りの隙を覗っている。大老が、彼らの間を巧みに取り持っていることも事実なのだ。この国のお上が腐敗しているのは、百も承知のこと。ワシは、それでもなお、尊き平和を護ることこそ、侍の大義だと信じておる。大義を持つ、異国から来た誠の侍よ。……是非とも、今後も赤誠組に協力をお頼み申す。

莫逆の友はウゲツ一派に通じており、不意討ちを喰らいますが生還。その企みを暴き、冒険者たちの窮地に駆けつけます。なんとか撃破を果たし、冒険者を疑ったことへの謝罪と、侍の果たすべき大義をあらためて語り、ウゲツを討ち果たすことを誓います。

Lv68 クエスト「ウゲツを討て!」

クガネへ乗り込んできたウゲツとの勝負に敗北し、討死。……ちょっと扱いがかわいそうな気はします。

シデン

しかも、今回の一件からすると、こちらの情報が漏れているようだ。もしかしたら、組の内部に間者がいるのかもしれない……。

赤誠組副長で、別名「雷鳴のシデン」。頭に血がのぼったコンゴウをなだめるなど、聡明かつ穏やかな雰囲気を感じさせます。赤誠組に内通者がいるかもしれないと語っており、その状況下で行われる大老の遊説には危機感を抱いています。漢字表記はおそらく「紫電」。

Lv65 クエスト「松葉門外の変」

そんなときに、ウゲツ様と出会って目が覚めたんだ。世を変えるには、この国の根本から覆さねばならぬと……。すなわち、幕府を討つほかないんだとね!

お主が内通者でござるじゃん(ृ ‘꒳’ ृ)ほかにも多数の裏切り者の存在が露呈し、一時はマコトと冒険者を相手に優勢となりますが、コンゴウが集めてきた隊士たちの助太刀を受けて敗北。不幸な生まれを呪い、世を恨んだ彼が選んだ最期は、心酔するテロリストを讃えながらの自刃でした。

ランジシ

異国の侍を招き入れるとはな……。私は反対だと表明しておく。

赤誠組屯所の建物前、マコトの逆側に立つ侍。意外と幼い顔立ち。冒険者を異国の侍と呼び、面と向かって受け容れには反対の立場と告げます。漢字表記はおそらく「乱獅子」。

Lv65 クエスト「松葉門外の変」

裏切り者の副局長を討ったからといって、私はお主が仲間だとは思わぬぞ……。

例えば裏切り者を討とうと、その者が仲間である保証はありません。気持ちはよく分かりますが、では仲間とは何かと聞いてみたくもあります。

Lv68 クエスト「ウゲツを討て!」

やはり、裏があったか。罪人ムソウサイの弟子だったとはな。そのうえ、ウゲツの妹が局長代理だなんて……。

異国の侍にも関わらず強かったのは卑怯者ムソウサイの教えだったからで、ウゲツの妹が局長代理になるのも連中のせい、という考えなのでしょうか。

Lv70 クエスト「ベッコウ島の決闘」

出発前: お主のことを誤解していた自分が恥ずかしい。私も幼い頃、コガラシに憧れた口なのだ。どうか、ウゲツ一派を討ち果たしてくれ!

帰還後: お主のことを誤解していた自分が恥ずかしい。私も幼い頃、コガラシに憧れたものだ。赤誠組への尽力、心から感謝する。

(ृ ‘꒳’ ृ)都合良いでござるな?

トミクサ

マコトちゃんが連れてきた異国の侍だね。私は歓迎するよ。あの子にかぎって間違いはないはずだ。

出納役のような風情をした壮年隊士。マコトを認めているようで、信頼を口にします。漢字表記はおそらく「富草」。稲の古名です。

Lv65 クエスト「松葉門外の変」

シデンが間者だったなんてね。親しかったマコトちゃんは、さぞかし辛いことだろう……

マコトを心配する心優しい一面を見せます。副局長の地位にあったシデンを呼び捨てにしているあたり、やはりそれなりの年齢と思われます。

Lv68 クエスト「ウゲツを討て!」

マコトちゃんが、ウゲツの妹なんて嘘だろ?なあ、嘘って言ってくれよ……。

彼をもってしても、マコトがウゲツの妹であるのは受け入れがたいようです。それでもなんとか信じようとする健気さ。

Lv70 クエスト「ベッコウ島の決闘」

出発前: マコトちゃん、兄のせいで苦労したんだね。苦しい戦いになるだろうけど、あの子を頼んだよ。

帰還後: マコトちゃんは、兄であるウゲツを討つことで、過去を断ち切り、赤誠組に示しをつけたんだね。隊士たちも局長として、受け入れたようだ。

どうしても文量が少なくはあるものの、マコトを案じる気持ちが伝わってきます。トミクサにとっては、ある意味で娘のような感覚なのかもしれませんね。

リシン

不埒なるウゲツ一派を討つために、日々鍛錬あるのみだ!

雨の日も風の日も、隊士の素振り鍛錬を監督しています。実践では鍛錬こそが身を助けるわけで、彼の指導が多くの命を左右すると考えれば、重要な役回りです。漢字表記はおそらく「理心」。新撰組も用いた総合武術の名です。ちなみにメインストーリーでも登場するヒエンはリジン。

Lv65 クエスト「松葉門外の変」

赤誠組にも関わらず、ウゲツ一派に傾くとは……。きっと、鍛錬が足りんからだ!

腕だけを鍛えても、心を鍛えなければ片手落ちです。たぶんきっと。

Lv68 クエスト「ウゲツを討て!」

あの、コンゴウ局長でさえ敗れるということは、我らが鍛錬を積んだところで……。

(ृ ‘꒳’ ृ)あきらめんなよ!!!

Lv70 クエスト「ベッコウ島の決闘」

出発前: ウゲツ一派との決戦、我らも向かいたいところだが、足手まといになりかねん……お主と一番組に託したぞ!

帰還後: 剣豪ムソウサイに、そしてお主に一歩でも近づくため、日々精進あるのみだ!

自らの役回りゆえ、屯所で留守を預かりつつ、自らが奉じる大義を信じたリシン。それが報われたのちは、鍛錬により一層の熱がこもっていることでしょう。

荒々しい赤誠組隊士&実直な赤誠組隊士&童顔の赤誠組隊士

(画像左) 荒々しい赤誠組隊士: くだらねぇ言い訳だったら、すぐに帰ってやるぜ。

(画像中央) 実直な赤誠組隊士: いったい局長代理は、どう弁明する気なんですかね……。

(画像右) 童顔の赤誠組隊士: なんだか、バツが悪いんだよなぁ……。

「ベッコウ島の決闘」で登場した面々。個人名ではなく特徴で呼ばれる彼らは、敢えて「名もなき仲間たち」の物語を描くためだったのかもしれませんね。この後、結束を取り戻して決戦へ赴き、三名とも無事に帰還しています。画面左端はリシンっぽく見えますが、童顔の赤誠組隊士の背後に見慣れた後ろ姿もあることから別人。

そのほかの隊士

屯所の入り口二箇所、クガネ城入り口、エーテライト付近などにも名前付きの隊士はいますが、屯所正門のだけ僅かにセリフの変化がある程度で、侍クエストには関わってきません。それでも、クガネの各所に隊士がいることで、クガネの治安維持組織という実感は持ちやすいですね。

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