1. 512 view|最終更新 21/10/02

侍の足跡・肆之巻 ~森都を濡らす詐欺師の涙!~

※本記事は侍クエストの核心事項を扱います。閲覧注意にござるよ!

はじめに

本連載「侍の足跡」は、侍ジョブクエストを振り返り、追体験するものです。NPC の発言を網羅し、あのとき光の戦士を取り巻いた状況を、改めて確認していくのが目的。その後、私なりの感想や考察などを書き記しますので、理解の種や他山の石としていただければ幸甚に存じます。

今回は Lv56 で発生する「森都を濡らす詐欺師の涙!」です。[+] を押すと当該シーンの画像がべろんと出てきます。文字起こしはその後に。大変縦長になっておりますのでご注意くださいませ。

画像をクリック or タップすると拡大表示、画像の右半分をクリック or タップで次の画像、左半分では前の画像に移ります。スマホは横向き表示がおすすめ。マウスはホイール操作にも対応しています。ご活用くださいね。

侍Lv56クエスト「森都を濡らす詐欺師の涙!」

「ぐりだにあ:新市街」にて


















「ぷらうどくりいく」にて

(イクサル族に襲われているモモジゴを救助する)


(一度逃げ出すので改めて追い、話しかける)



























「ぐりだにあ:新市街」にて






「いしゅがるど」にて




文字起こし

(カーラインカフェにて)

ムソウサイ:
心待ちにしていたぞ、Yuki殿。
さらに、技を磨いてきたようだな。
「うるだは」「りむさ・ろみんさ」と、悪を討ってきたお主は、確実に侍の本分に近づいておる。この「ぐりだにあ」で、さらなる高みに辿り着ければよいが……。
ところで、お主、モモジゴを見なかったか?悪を探すと言って行ったきり戻ってこんのだ。
情報集めの最中、禍事に巻き込まれたとも考えられる。すまぬが、ともにモモジゴを探してもらいたい。
それらしき、帽子を被った「ららふぇる族」を見かけてないか、街の者に聞き込みをしてみよう。

ベルナデット:
帽子を被ったララフェル族?
一度でも、ここを通った冒険者の顔なら、みんな覚えてるけど、興行師だったらわからないわ。

オスウォルト:
ララフェル族なら、すぐそこで居眠りしている者がいますが……
そんなことより、あなたも精霊の話を聞いていきませんか?精霊はいつも我々に寄り添っていますよ。

ムソウサイ:
うーむ、モモジゴめ、
いずこへ行ったというのだ……?

黒兎堂 マイセンタ:
人探しをしておられるんですか?
てっきり、儲け話を持ってきてくれたのかと……。
そういえば、「双蛇党」に連行されていった、ララフェル族なら見かけましたわ、帽子も被っていたかしら……。

ムソウサイ:
なんと、「双蛇党」とやらに連行されていったと?
まさか、奴が悪事を……
いやいや、きっと何か事情があるはず。とにかく、その「双蛇党」の本部で事情を聞こう。
モモジゴの奴め、いったい、何をやらかしたというのだ……?

ボルセル大牙佐:
ララフェル族を連行したかって?
それは、興行師のモモジゴのことだね。
彼は以前、このグリダニアで、ちょっとした詐欺を働いたんだ。まあ、そんな大した金額じゃないんだが、姿を見かけたから捕まえたんだよ。
だが困ったことに、目を離した隙に逃げられてしまってね。それも、よりにもよって北部森林のプラウドクリークの方へ……。あの辺りには、イクサル族も侵入しているから危険は大きい。
イクサル族との戦闘を覚悟の上で、追撃部隊を派遣すべきか、上層部と協議しているところなんだが、決定までは時間がかかる。君、知り合いだったら、捜しに行ってくれないか?

ムソウサイ:
こうしてはおれんな。
さあ、モモジゴを捜しに「ぷらうどくりいく」とやらへ向かおう。

(モモジゴを二度救出する)

モモジゴ:
……ご、ごめんよ。
俺、アンタらと悪党を討つ旅をしてるってのに……自分だって悪さをしてたんだ。
グリダニアの音楽堂で歌謡会を催すはずだったんだが、直前で、歌い手に逃げられちまったのさ。
その頃は、借金返済に追われていたもんで、客から集めた金を、俺、そのまま持ち逃げしちまってよ……。俺も悪党に変わりはない、アンタらに成敗されちまうのかな?

ムソウサイ:
私欲のため、罪なき民から金を巻き上げるとは、浅ましき所業。
侍の大義にかけて、悪を許さず!

(ムソウサイの居合が一閃)

たった今、お主の中の悪は斬って捨てられた。
お主は確かに悪事に手を染めた。だが、これまでの旅で、悪を討つために尽力してきたのも事実。これから先も、心を入れ替えて悪と戦うと誓うか……?

モモジゴ:
誓う、誓うよ。
俺はもう二度と悪さはしない!刀は持てないけど、侍の大義にかけて誓うよ!

ムソウサイ:
「うるだは」で儲けた金、まだ全部は使い切ってはおるまい?
詐欺の被害者に金を返し、誠心誠意、許しを請うてこい。
お主の誠意が伝われば、きっと被害届も取り下げてくれよう。罪を償い、清き心になったら、またワシらと旅を続けようぞ。モモジゴがおらんと、困るからのう。

モモジゴ:
あ、ありがとう、爺さん、Yuki!
さっそく、被害者のところに行って金を返し、精一杯謝ってくるよ!

ムソウサイ:
カッカッカッ、とんだ小悪党だったのう。
あやつは心を入れ替えた、もう悪さをすることはあるまい。
これにて、一件落着。悪の蔓延る世は栄え……ず……

(膝をつくムソウサイ)

森を駆け廻っただけでこの体たらくとは……。老いには勝てぬものだな。
ワシが遥々この地に参ったのは、目的あってのこと。ひとつは、お主のような弟子になりうる才ある者を探すため。そして、目的はもうひとつあったのだ……。
それは、ひんがしの国から、この「えおるぜあ」に渡った、「コガラシ」という侍を成敗すること。
その者こそ、真なる極悪人。奴を斬らねば、侍の大義を果たすことはできぬ。
だが、ワシは……奴には勝てなかった……どうしても、勝てなかったのだ……。
すまぬ、もう大丈夫だ。今のは年寄りの世迷言と思うてくれ……。さあ、ワシらも街へ戻ろう。

(双蛇党前にて)

モモジゴの奴め、本当に反省しておるのかどうか、怪しいもんだわい。

モモジゴ:
へへっ、金を返して許してもらえたよ!
やっと、この街でも胸を張って歩けるってもんだ!

ムソウサイ:
うむ、罪は償われたようじゃな。
では、次の都へ向かうとするか。風の向くまま、気の向くまま……。
むむ、どうやら山の方に風が向いているようだ。モモジゴよ、山の都はいずこだ?

モモジゴ:
山の都といえば、皇都「イシュガルド」だな!
任せとけって、さあ着いてきな!

(忘れられた騎士亭にて)

モモジゴ:
うう~、寒い~。
でも、酒場の連中の目線が、余所者に冷たいもんで、中には居づらいんだよな……。

ムソウサイ:
実に美しい雪景色よの。
ひんがしの国に比べて、季節感の乏しいこの地でも、旅をすれば、四季を感じることができるというもの……。
それでは、ワシらが悪を探る間に、お主は、さらなる自己研磨に励んでくれ。

モモジゴ:
爺さんに寒くないのかって聞いたら、
心頭滅却すれば雪もまた温しとか言うんだ。要は心の持ちようってことらしいけど……やせ我慢だよな?

私見や考察

今回、ボリュームは少なめです。戦闘も一度で難易度も控えめ。ですが、込められたメッセージは重要なものでした。旅を共にしてきたモモジゴの前科が判明。取り締まる側の認識すら「ちょっとした詐欺」だったとしても悪は悪です。モモジゴはそれを理解し、ムソウサイもまた侍の大義にかけて悪を許しませんでした。

……そしてムソウサイが斬ったのは、モモジゴ本人ではなく「モモジゴの中にあった悪」。心中の悪を斬り捨てたのです。度々語られてきた「大義」や「刀の抜き方=刀の振るい方」に一歩踏み込んだ、心得としてひとつ高度な段階に進んだのがわかります。

ウルダハの高利貸とモモジゴは、金銭絡みで世間に迷惑をかけた点では同じです。ならば何が両者を分けたのかといえば、反省や後悔の有無でしょう。そのうえで、さほど大きな被害ではないことがわかっており、これまでの振る舞いから更生の余地ありと踏んで、

罪を償い、清き心になったら、またワシらと旅を続けようぞ。モモジゴがおらんと、困るからのう。

……と促したのです。シリーズ初回記事でも述べましたが、正義や大義とは非常に主観的なものであり、時と場合で移ろいもします。今回のムソウサイの対応は、杓子定規に考えれば「私情を挟み大義に悖る」と指弾できましょう。けれど、ムソウサイにとっての大義……真の目標は、

ひとつは、お主のような弟子になりうる才ある者を探すため。そして、目的はもうひとつあったのだ……。それは、ひんがしの国から、この「えおるぜあ」に渡った、「コガラシ」という侍を成敗すること。その者こそ、真なる極悪人。奴を斬らねば、侍の大義を果たすことはできぬ。

と明かされます。この大義を果たすには、モモジゴの存在も不可欠なればこそ「罪を憎んで人を憎まず」。罪だけを斬り捨てたのでしょう。もちろん、しっかりと反省と償いを促し、本人も校正を誓ったからこそ、であるのは大前提ですね。

機あれば刀を抜き、ただ討ち、ただ倒す……そこに正義はあるかもしれませんが、大義と安寧はないように感じます。小悪と大悪の判断、挽回や償いが能うのか。様々な要素が絡み合うものですけれど、その狭間に揺蕩いながらも太平を模索していくことこそ、侍に求められる資質なのでしょう。

そして、この裁定を目の当たりにした弟子は、師の教えを忠実に理解し、実践することとなります……が、そのお話は、また次の次。


次回、伍之巻・皇都を惑わす心中の怪!

侍の最近記事

  1. 侍ジョブクエストの主要人物まとめ。

  2. 侍の足跡・拾之巻 ~世直しムソウサイ伝~

  3. ウゲツ一派は本当に「攘夷派」なのか。

  4. 侍の足跡 ~紅蓮編・後半まとめ~

  5. 6.0 メディアツアーの侍情報をレビュー。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


過去目録

PAGE TOP