1. 433 view|最終更新 19/06/28

侍の足跡 ~ 壱之巻・侍への道 ~

光の戦士は如何にして万夫不当の侍となったのか?

本連載「侍の足跡」は、侍ジョブクエストを振り返り、追体験するものです。NPCの発言を網羅し、あのときに光の戦士を取り巻いた状況を、改めて確認していくのが目的。その後、私なりの感想や考察などを書き記しますので、理解の種や他山の石としていただければ幸甚に存じます。
追体験と振り返りが目的となる以上、後々の展開までを知ったうえでのあれこれとなります。初見の驚きや勢いではなく、考察の深さや繋がりを重視していきたいきもち。

「あの時の発言、すべてが終わったいま見返すとこういうことだったのか!」
「これはあのことを匂わせていたのか!」
「こんな風に捉えることもできるのか!」

などの一助となれたら、うれしい。

今回は、侍ジョブ取得クエスト「侍への道」と、侍Lv50クエスト「老剣豪ムソウサイ」を連続で。残りのぶんも随時更新追加予定でございます。[+]をぽちっとすると、そのシーンでのテキストがべろんと出てきます。構成上、大変タテに長くなっておりますので、スクロールやフリックが大変かもしれません。ごめんね☆

ジョブ取得クエスト「侍への道」

砂都の市民


いやはや、世界は広いねぇ!今日ほどそれを実感したことはないよ。
というのも、今しがたコロセウムで、物凄い剣技を目の当たりにしてきたんだ……!
それは、本試合ではなく余興として行われていた腕試しだった。東方から来たという貧相な老人が挑戦者を募っていて、筋骨隆々とした強豪剣闘士が名乗りをあげたんだ。
東方の剣術なんてものは、ウルダハでは色物扱いさ。そのうえ、年寄りと強豪剣闘士の戦いだなんて、悪趣味な見世物の類だと思うだろう?


それがだね……蓋を開けてみると、老人は見事な剣さばきを見せて、剣闘士を圧倒したんだ!
そして、相手を追いつめていった老人は、あろうことか、剣を鞘に納めたんだよ。
対戦中に武器をしまうだなんて、コロセウムでは自殺行為。当然のように、剣闘士は隙を逃さず斬りかかった。


しかしだ……次の瞬間、倒れたのは剣闘士の方だったんだ!老人は、相手の斬撃よりも素早く剣を抜いたうえに、強烈な一撃を食らわせたのさ!
鮮やかな異邦の技に、観客は総立ちで拍手喝采!私もいまだに鳥肌が立ちっ放しだ……!なんでも、「侍」とかいう東方の剣術士の技らしい……。
ひょっとして……君は武者震いしているのかい?コロセウムでは「饒舌な興行師」が次の挑戦者を募っていたが、やめておいた方がいい……あの老人の強さは尋常じゃないよ。

コロセウムへ


饒舌な興行師 :
寄ってらっしゃい見てらっしゃい、これぞ東方の神秘だよ!海の彼方からやって来た、眼にも止まらぬ剣技を操る老人に、そこの強そうなお姉さんも、挑戦してみないかい?
見事、そちらが一本取ることができれば、滅多に手に入らない「ひんがしの国のお宝」をあげちゃうよ!
ただし、ひとつだけ条件がある!勝負に使う武器は、老人が持つ物と同じ「刀」だ!その気ならば、剣術士ギルドで「東方風の老人」に声をかけてくれ!
(再度話しかける)
東方の剣技を操る老人に挑戦して、一本取ることができれば、滅多に手に入らない「ひんがしの国のお宝」をあげちゃうよ!その気ならば、剣術士ギルドで「東方風の老人」に声をかけてくれ!

東方風の老人


ほう……これはまた不思議な「気」を感じる。今度こそ……少しは、まともな者だとよいのだが……。
お主が次の挑戦者だな。我が名は「ムソウサイ」と申す。遠くひんがしの国から参った「侍」である。
侍とは「刀」という剣の技を中心とした東方の武人のこと。お主に一振りの刀と、この「魂技石」を貸してやろう。なに、侍が持つお守りのようなものだ。
まずは、これらを身に着けてみよ。形だけでも、侍となれるであろう……。

(クエスト「侍への道」完了、ジョブ「侍」修得、精霊銀打刀と無名之鎧櫃を獲得)
(次クエスト「老剣豪ムソウサイ」発生、侍にジョブチェンジして話しかけ開始)

侍Lv50クエスト「老剣豪ムソウサイ」

ムソウサイ


ほう、眼差しが変わったな。その様子だと、渡した「魂技石」から剣技を……いや、こっちの話じゃ。
さて、ワシから一本取ることができるかのう……。勝負に向けて、身支度を整えておくがいい。覚悟が決まったら、声をかけてくれ。

(ムソウサイに話しかけて「はい」を選択でバトル開始、Lv52制限)
(「いいえ」は反応なし)

覚悟は決まったようだな……。それでは、闘技場へ向かうとしよう。


さあ、さあ、皆さんお立ち会い!神秘の東方からやって来た、並ぶことなき剣豪「ムソウサイ」!お次に挑戦するのは、さすらいの冒険者だ~!



その勝負、ちょっと待ったァァァ!
そこのジジイをブチのめすのは、この俺……コロセウムの覇者「滅殺のベロアルド」様だァ!



やいジジイ! さっきは、よくもイカサマしてくれたな!あんな頼りない細身の剣を渡しやがって!いつもの剣だったら、お前なんかに負けるわけねぇんだ!


おっと~!先ほど、コテンパンにされたベロアルドが乱入してきたぞ~!
悪行がたたってコロセウムを追放された強豪剣闘士!そのプライドに火を点けてしまったか~!?


なにを今さら……同じ刀で勝負する、そういう決め事であったろうが……。


うるせぇ!小細工抜きでもう一度、俺と勝負しやがれ!


やれやれ……。この地の輩は、抜き身の刀そのものだ。









ヒィィッ!お、覚えとけよォォォ!


ふう、思わぬ邪魔が入ったが……。気を取り直して、いざ勝負じゃ。

バトル開始


目標:ムソウサイから一本取れ!

饒舌な興行師:さぁ、果たして次の挑戦者は東方から来た謎の老剣豪に敵うのか~!?

ムソウサイ:さて、「えおるぜあ」の者に刀が扱えるかな?心配するな、こちらは本気は出さぬ。
とれるものなら、このワシから一本とってみよ!
渡した魂技石には、侍の技が込められておる……。剣技を引き出し、ワシに食らわせてみよ。
お主の思うがまま、刀をふるってみるがいい。
(ポップアップ)なかなかの太刀さばき
(ポップアップ)いい動きだ


(彼岸花発動)ほう!その技を繰り出すとは!もう、魂技石から剣豪の妙技を引き出せたか……!
(天下五剣発動)なんと!やるではないか!歴代の侍がしのぎを削って編み出した大技を早くも……!
(乱れ雪月花発動)まさか!たまげたぞ!鞘に込めた剣気を一気に放つ秘技を、いとも簡単に……!
あいわかった!お主の一本である!

饒舌な興行師:なんと~!挑戦者の勝利だ~!

バトル後


見事であった!魂技石から瞬く間にこれほどまで技を引出し、ワシに叩き込むとは……お主只者ではないな!
よかろう、お主に滅多に手に入らぬ「ひんがしの国のお宝」……さらなる「侍の技」を授けよう!
いかがした?侍の技は、この地ではまず手に入らぬ価値あるものだ。
ワシの弟子となれば、我が生涯をかけた奥義の伝授も考えんでもないぞ……?


ジジイこの野郎! 騙しやがったな!ひんがしの国のお宝って、金銀財宝じゃなかったのかよォ!


おおっと、ベロアルドが今度は仲間を連れて戻ってきた~!しつこい!しつこすぎるぞ~!


うるせぇ!文句のあるやつは、ブチのめしてやるぞォ!


騙してはおらぬぞ。お宝が金目の物だとは一言も言っとらん。どっちにしろ、お主は手も足も出なかったがな……。


黙れ黙れ!今度こそ、俺の本当の実力を見せてやる!


ぞろぞろ仲間を連れてきながら、よくもそんな戯言を……。まあよかろう、もう一度、痛い目を見たいようだ。だが……今度はワシではなく、我が弟子が相手になる。
お主なら、こやつらごとき軽く捻ってくれるであろう。……のう?



しゃらくせえ!邪魔するもんなら、コイツもやっちまえ!

滅殺のベロアルド戦


饒舌な興行師:おっと~!想定外の事態!乱闘が始まってしまった~!挑戦者は大丈夫なのか~!?

滅殺のベロアルド:コロセウムは、この俺の舞台だァ!邪魔するヤツは、ブチのめしてやる!さあ、ジジイの弟子とやらを的にして、血祭りにあげてやれェ!
(ポップアップ)下手くそ!
(ポップアップ)ぶっ殺せ!
(ポップアップ)何してる!

て、テメェら、なんてザマだ……!
あんな頼りない細身の剣、大斧でなぎ払ってやれェ!
(ポップアップ)早く殺せ!
(ポップアップ)くそったれ!

や、役立たずどもめが……。ジジイの前に、この俺の出番がくるとはな……。
この、コロセウムで、滅殺のベロアルドに敵うものかァ!

饒舌な興行師:ついにベロアルドが参戦だ~!
かつてコロセウムを沸かせた強豪剣闘士に、挑戦者の東方の剣術は敵うのか~!?

(ポップアップ)どりゃあ!
(※さくさく溶けるベロアルド兄貴のHP)


くっ、くそう!こうなったら、ジジイと刺し違えてやる!どりゃアアアアアア!
(※ベロアルド兄貴、ムソウサイ相手に迫真の1ダメージ進行)



ムソウサイ:どうした、強豪剣闘士とやらの技はその程度か……?つまらぬ、実につまらぬ……。
(ポップアップ)喝っ!!
(※ピンポン玉のごとく弾け飛ぶベロアルド兄貴)


カッカッカ、刀を抜くまでもないわ……。ご苦労であった、お主の実力とくと見せてもらったぞ。
饒舌な興行師:挑戦者の勝利~!恐るべき東方の剣術!みなさん、大きな拍手を~!

撃破後


強引に任せてしまい、あいすまぬ。だが、ワシの目に狂いはなかった。お主こそ、我が弟子に相応しき逸材のようだ……。
ワシはひんがしの国で、弟子にすべき者を探しておったのだが、祖国では行き過ぎた伝統主義が、侍たちの目を曇らせていてな……これといった人材が見つからなかったのよ。
そこで、遥々「えおるぜあ」の剣客が集うこの場まで出向き、腕試しと銘打って、才ある者を探していたのだ。
そんな骨折りの甲斐あって、お主という天賦の才に出会えた。素性の知れぬ年寄りが何を世迷言を、と思ったことであろう。されど……ワシは紛うことなく真剣だ。
是非ともお主に弟子となって、我が剣技の担い手になってもらいたい……!


(→いいえ)
むう……残念無念。かくなるうえは、お主の気が変わるまで……ワシはここを動かん!


(→はい)
よくぞ申した!では、これより我らは師弟の間柄……どうかよろしくお頼み申す!
師となった以上、弟子の名を知らぬわけにいかぬ。お主、名を何と申す……?
Yuki……ふむ、よい名である。さっそくYuki殿に侍の心得を説きたい。ひとまず、「くいっくさんど」という居酒屋まで来てくれ。

「くいっくさんど」にて

さて、まずは侍の歴史について語ろうかの……。かつて、ひんがしの国は群雄割拠の戦乱の時代にあった。そんな乱世にあって、多くのツワモノたちが刀を手に戦った。
そう、ワシらが操る剣技は、戦の中で磨かれていったのだ。だが、天下が統一されると、誰もが刀を持つ時代は終わった。刀は権力の象徴となり、「侍」だけが持つ物となったのだ。


太平の世で刀を持つ侍には責任が伴う。それは、平和を維持すること……。二度と乱世に戻さぬためには、秩序を保たねばならぬ。
だが、調和を乱そうとする悪は尽きぬもの。そんな不埒な悪を成敗し、太平の世を護ること。これこそ、刀を持つ者の責務、侍の大義なのである。
その大義は、この地においても変わることはない。ワシの弟子となったからには、お主にも、「えおるぜあ」に蔓延る悪を懲らしめてもらう。
この地で世直しの旅をするのだ。すでに基本を修得したお主には、何よりの修行ともなろう。手始めに、この「うるだは」に巣食う悪を探り……


いやはや、とんだ大騒ぎになったねぇ。でも、どさくさまぎれに、戦いを賭け試合にして、たんまり儲けさせてもらったよ。


モモジゴよ、これまで世話になったな。お陰で、弟子を見つけることができた。これからは、儲けた金で達者に暮らしてくれ。


いんや、俺はまだまだ爺さんについていくぜ。滅法強いアンタといれば、また儲け話がありそうだ。それに、ウルダハの悪を探るとか何とか言ってたよな?
情報収集なら、興業で各地を渡り歩いてきた俺に任せとけって!大体、爺さんはエオルゼアのことなんか全然知らねぇだろ?


……それもそうじゃった。「べすぱあべい」に辿り着いた後、ここまで来れたのも、お主と出会えたお陰だったからのう……すまんが、これからも頼む。


間違って盗賊相手に、剣闘士にならないかと勧誘しちまって、殺されかけた俺を助けてくれたのはアンタだ。爺さんは命の恩人だからな、気にすんなっての!
お姉さんも、よろしくな!この爺さんのお眼鏡にかなうなんて、よっぽどだよぉ!せいぜい、修行に励んでくれたまえ……!


そんな訳で、このモモジゴの手を借りることになった。ワシらで、この都の討つべき悪を探っておくので、お主は、しばし己で技を磨いておいてくれ。
(クエスト完了)

(完了後、次受注まで)
爺さんと出会ったとき、ビビッときたんだ。こいつは只者じゃない、金になるぞってね。興行師の勘ってやつだな。

全テキスト生データ(ポップアップ等は含まれません

砂都の市民 : いやはや、世界は広いねぇ!
今日ほどそれを実感したことはないよ。
砂都の市民 : というのも、今しがたコロセウムで、
物凄い剣技を目の当たりにしてきたんだ……!
砂都の市民 : それは、本試合ではなく余興として行われていた腕試しだった。
東方から来たという貧相な老人が挑戦者を募っていて、
筋骨隆々とした強豪剣闘士が名乗りをあげたんだ。
砂都の市民 : 東方の剣術なんてものは、ウルダハでは色物扱いさ。
そのうえ、年寄りと強豪剣闘士の戦いだなんて、
悪趣味な見世物の類だと思うだろう?
砂都の市民 : それがだね……蓋を開けてみると、
老人は見事な剣さばきを見せて、剣闘士を圧倒したんだ!
砂都の市民 : そして、相手を追いつめていった老人は、
あろうことか、剣を鞘に納めたんだよ。
砂都の市民 : 対戦中に武器をしまうだなんて、コロセウムでは自殺行為。
当然のように、剣闘士は隙を逃さず斬りかかった。
砂都の市民 : しかしだ……次の瞬間、倒れたのは剣闘士の方だったんだ!
老人は、相手の斬撃よりも素早く剣を抜いたうえに、
強烈な一撃を食らわせたのさ!
砂都の市民 : 鮮やかな異邦の技に、観客は総立ちで拍手喝采!
私もいまだに鳥肌が立ちっ放しだ……!
なんでも、「侍」とかいう東方の剣術士の技らしい……。
砂都の市民 : ひょっとして……君は武者震いしているのかい?
コロセウムでは「饒舌な興行師」が次の挑戦者を募っていたが、
やめておいた方がいい……あの老人の強さは尋常じゃないよ。
砂都の市民 : コロセウムでは「饒舌な興行師」が次の挑戦者を募っていたが、
やめておいた方がいい……あの老人の強さは尋常じゃないよ。
饒舌な興行師 : 寄ってらっしゃい見てらっしゃい、これぞ東方の神秘だよ!
海の彼方からやって来た、眼にも止まらぬ剣技を操る老人に、
そこの強そうなお姉さんも、挑戦してみないかい?
饒舌な興行師 : 見事、そちらが一本取ることができれば、
滅多に手に入らない「ひんがしの国のお宝」をあげちゃうよ!
饒舌な興行師 : ただし、ひとつだけ条件がある!
勝負に使う武器は、老人が持つ物と同じ「刀」だ!
その気ならば、剣術士ギルドで「東方風の老人」に声をかけてくれ!
饒舌な興行師 : 東方の剣技を操る老人に挑戦して、一本取ることができれば、
滅多に手に入らない「ひんがしの国のお宝」をあげちゃうよ!
その気ならば、剣術士ギルドで「東方風の老人」に声をかけてくれ!
東方風の老人 : ほう……これはまた不思議な「気」を感じる。
今度こそ……少しは、まともな者だとよいのだが……。
ムソウサイ : お主が次の挑戦者だな。
我が名は「ムソウサイ」と申す。
遠くひんがしの国から参った「侍」である。
ムソウサイ : 侍とは「刀」という剣の技を中心とした東方の武人のこと。
お主に一振りの刀と、この「魂技石」を貸してやろう。
なに、侍が持つお守りのようなものだ。
ムソウサイ : まずは、これらを身に着けてみよ。
形だけでも、侍となれるであろう……。
ムソウサイ : ほう、眼差しが変わったな。
その様子だと、渡した「魂技石」から剣技を……
いや、こっちの話じゃ。
ムソウサイ : さて、ワシから一本取ることができるかのう……。
勝負に向けて、身支度を整えておくがいい。
覚悟が決まったら、声をかけてくれ。
ムソウサイ : 覚悟は決まったようだな……。
それでは、闘技場へ向かうとしよう。
饒舌な興行師 : さあ、さあ、皆さんお立ち会い!
神秘の東方からやって来た、並ぶことなき剣豪「ムソウサイ」!
お次に挑戦するのは、さすらいの冒険者だ~!
???? : その勝負、ちょっと待ったァァァ!
???? : そこのジジイをブチのめすのは、この俺……
コロセウムの覇者「滅殺のベロアルド」様だァ!
ベロアルド : やいジジイ! さっきは、よくもイカサマしてくれたな!
あんな頼りない細身の剣を渡しやがって!
いつもの剣だったら、お前なんかに負けるわけねぇんだ!
饒舌な興行師 : おっと~!
先ほど、コテンパンにされたベロアルドが乱入してきたぞ~!
饒舌な興行師 : 悪行がたたってコロセウムを追放された強豪剣闘士!
そのプライドに火を点けてしまったか~!?
ムソウサイ : なにを今さら……同じ刀で勝負する、
そういう決め事であったろうが……。
ベロアルド : うるせぇ!
小細工抜きでもう一度、俺と勝負しやがれ!
ムソウサイ : やれやれ……。
この地の輩は、抜き身の刀そのものだ。
ベロアルド : ヒィィッ!
お、覚えとけよォォォ!
ムソウサイ : ふう、思わぬ邪魔が入ったが……。
気を取り直して、いざ勝負じゃ。
ムソウサイ : 見事であった!
魂技石から瞬く間にこれほどまで技を引出し、
ワシに叩き込むとは……お主只者ではないな!
ムソウサイ : よかろう、お主に滅多に手に入らぬ「ひんがしの国のお宝」……
さらなる「侍の技」を授けよう!
ムソウサイ : いかがした?
侍の技は、この地ではまず手に入らぬ価値あるものだ。
ムソウサイ : ワシの弟子となれば、
我が生涯をかけた奥義の伝授も考えんでもないぞ……?
聞き覚えのある声 : ジジイこの野郎! 騙しやがったな!
ベロアルド : ひんがしの国のお宝って、金銀財宝じゃなかったのかよォ!
饒舌な興行師 : おおっと、ベロアルドが今度は仲間を連れて戻ってきた~!
しつこい! しつこすぎるぞ~!
ベロアルド : うるせぇ!
文句のあるやつは、ブチのめしてやるぞォ!
ムソウサイ : 騙してはおらぬぞ。
お宝が金目の物だとは一言も言っとらん。
どっちにしろ、お主は手も足も出なかったがな……。
ベロアルド : 黙れ黙れ!
今度こそ、俺の本当の実力を見せてやる!
ムソウサイ : ぞろぞろ仲間を連れてきながら、よくもそんな戯言を……。
まあよかろう、もう一度、痛い目を見たいようだ。
だが……今度はワシではなく、我が弟子が相手になる。
ムソウサイ : お主なら、こやつらごとき軽く捻ってくれるであろう。
……のう?
ベロアルド : しゃらくせえ!
邪魔するもんなら、コイツもやっちまえ!
ムソウサイ : 強引に任せてしまい、あいすまぬ。
だが、ワシの目に狂いはなかった。
お主こそ、我が弟子に相応しき逸材のようだ……。
ムソウサイ : ワシはひんがしの国で、弟子にすべき者を探しておったのだが、
祖国では行き過ぎた伝統主義が、侍たちの目を曇らせていてな……
これといった人材が見つからなかったのよ。
ムソウサイ : そこで、遥々「えおるぜあ」の剣客が集うこの場まで出向き、
腕試しと銘打って、才ある者を探していたのだ。
ムソウサイ : そんな骨折りの甲斐あって、お主という天賦の才に出会えた。
素性の知れぬ年寄りが何を世迷言を、と思ったことであろう。
されど……ワシは紛うことなく真剣だ。
ムソウサイ : 是非ともお主に弟子となって、
我が剣技の担い手になってもらいたい……!
ムソウサイ : むう……残念無念。
かくなるうえは、お主の気が変わるまで……ワシはここを動かん!
ムソウサイ : 強引に任せてしまい、あいすまぬ。
だが、ワシの目に狂いはなかった。
お主こそ、我が弟子に相応しき逸材のようだ……。
ムソウサイ : ワシはひんがしの国で、弟子にすべき者を探しておったのだが、
祖国では行き過ぎた伝統主義が、侍たちの目を曇らせていてな……
これといった人材が見つからなかったのよ。
ムソウサイ : そこで、遥々「えおるぜあ」の剣客が集うこの場まで出向き、
腕試しと銘打って、才ある者を探していたのだ。
ムソウサイ : そんな骨折りの甲斐あって、お主という天賦の才に出会えた。
素性の知れぬ年寄りが何を世迷言を、と思ったことであろう。
されど……ワシは紛うことなく真剣だ。
ムソウサイ : 是非ともお主に弟子となって、
我が剣技の担い手になってもらいたい……!
ムソウサイ : よくぞ申した!
では、これより我らは師弟の間柄……
どうかよろしくお頼み申す!
ムソウサイ : 師となった以上、弟子の名を知らぬわけにいかぬ。
お主、名を何と申す……?
ムソウサイ : Yuki……ふむ、よい名である。
さっそくYuki殿に侍の心得を説きたい。
ひとまず、「くいっくさんど」という居酒屋まで来てくれ。
ムソウサイ : さて、まずは侍の歴史について語ろうかの……。
かつて、ひんがしの国は群雄割拠の戦乱の時代にあった。
そんな乱世にあって、多くのツワモノたちが刀を手に戦った。
ムソウサイ : そう、ワシらが操る剣技は、戦の中で磨かれていったのだ。
だが、天下が統一されると、誰もが刀を持つ時代は終わった。
刀は権力の象徴となり、「侍」だけが持つ物となったのだ。
ムソウサイ : 太平の世で刀を持つ侍には責任が伴う。
それは、平和を維持すること……。
二度と乱世に戻さぬためには、秩序を保たねばならぬ。
ムソウサイ : だが、調和を乱そうとする悪は尽きぬもの。
そんな不埒な悪を成敗し、太平の世を護ること。
これこそ、刀を持つ者の責務、侍の大義なのである。
ムソウサイ : その大義は、この地においても変わることはない。
ワシの弟子となったからには、
お主にも、「えおるぜあ」に蔓延る悪を懲らしめてもらう。
ムソウサイ : この地で世直しの旅をするのだ。
すでに基本を修得したお主には、何よりの修行ともなろう。
手始めに、この「うるだは」に巣食う悪を探り……
饒舌な興行師 : いやはや、とんだ大騒ぎになったねぇ。
でも、どさくさまぎれに、戦いを賭け試合にして、
たんまり儲けさせてもらったよ。
ムソウサイ : モモジゴよ、これまで世話になったな。
お陰で、弟子を見つけることができた。
これからは、儲けた金で達者に暮らしてくれ。
モモジゴ : いんや、俺はまだまだ爺さんについていくぜ。
滅法強いアンタといれば、また儲け話がありそうだ。
それに、ウルダハの悪を探るとか何とか言ってたよな?
モモジゴ : 情報収集なら、興業で各地を渡り歩いてきた俺に任せとけって!
大体、爺さんはエオルゼアのことなんか全然知らねぇだろ?
ムソウサイ : ……それもそうじゃった。
「べすぱあべい」に辿り着いた後、ここまで来れたのも、
お主と出会えたお陰だったからのう……すまんが、これからも頼む。
モモジゴ : 間違って盗賊相手に、剣闘士にならないかと勧誘しちまって、
殺されかけた俺を助けてくれたのはアンタだ。
爺さんは命の恩人だからな、気にすんなっての!
モモジゴ : お姉さんも、よろしくな!
この爺さんのお眼鏡にかなうなんて、よっぽどだよぉ!
せいぜい、修行に励んでくれたまえ……!
ムソウサイ : そんな訳で、このモモジゴの手を借りることになった。
ワシらで、この都の討つべき悪を探っておくので、
お主は、しばし己で技を磨いておいてくれ。

ひどいまとめ

爺…ムソウサイ 桃…モモジゴ 珍…ベロアルド 賊…ベスパーベイの盗賊

爺「そろそろまともな弟子育てな……」
爺「でも近頃の若者はお行儀ばっか良うてアカンわ」
爺「せや!えおるぜあの助っ人とかええやん!Vやねん!」

爺「……と思たら雑魚ばっか全然アカンつらみしかない」
爺「ほう……冒険者な、一本でも取れたら褒めたるわ」

爺「冒険ピいっぱいちゅき♥♥♥タピろ♥♥♥」
爺「弟子になって♥♥♥なってくれなきゃ無理病む♥♥♥」

爺「なるんか?なるんやなよしわかった」
爺「侍たるもの太平の世を守らなアカンのや」
爺「ほならまずこの国の癌どもをいてこましたろか」

~ FIN ~

私見や考察(※長い)


ひどいまとめがひどいのはさておき。
記念すべき侍としての第一歩がこれら二つのクエストです。「侍への道」をクリア後に「老剣豪ムソウサイ」をそのまま受けられますから、間髪を入れずに進めた方も多かったのではと思います。そしてこのクエストでは、ムソウサイが願う侍の姿……FFXIVの侍が抱くべき志が語られます。

太平の世で刀を持つ侍には責任が伴う。それは、平和を維持すること……。二度と乱世に戻さぬためには、秩序を保たねばならぬ。だが、調和を乱そうとする悪は尽きぬもの。そんな不埒な悪を成敗し、太平の世を護ること。これこそ、刀を持つ者の責務、侍の大義なのである。

力ある権力者の闘争に、力なき民が巻き込まれる。力に押さえつけられた者が、力による報復をなす。その連鎖が、乱世の姿です。かつて乱世を平らげるために生み出された「刀」は、乱世の平定を経たいま、ふたたび乱世へ逆戻りさせぬため振るうべきであり、大義による行動が重要だ……と。

ここで気をつけるべきなのが、正義と大義は違うモノだということ。どちらが良い悪いはこの場では扱いませんが、私としては、自らが掲げるのであれば、それは正義ではなく大義と呼びたくはあります。

世を乱さんと目論む者を「成敗」するのが侍の責務であると同時に、世を乱さぬために「必要悪」を呑み込める度量と見識、大義が必要です。いうなれば、大義のために正義を犠牲にできるか。「成敗」も、事象だけを見たらば、人を殺めることにほかなりません。それでもなお、「泰平の世を護る」ためには「成敗」せねばならないのです。

……難しいですよね。手垢のついた表現ですが、正義や悪は人の数だけ存在します。「泰平の世」と言っても、どのような温度で、どんなシルエットで、どういった息遣いの世界が「泰平の世」か。大枠こそ一致すれども、細部の共通認識はないでしょう。「平和」や「幸せ」が各々で違い、それを成す手段もまた違うように。であればこそ、大義でもって、正義や悪を飲み込んで、太平を護る気概が重要なのだと考えます。

ムソウサイが説いた心得は、紅蓮編の終幕までを一本に貫くテーマだと私は認識しています。そしてムソウサイには、この志を信じて貫くだけの強さがありました。同時に、ウゲツ……冒険者の兄弟子であり、ムソウサイがエオルゼアに渡る原因となった彼もまた、ムソウサイの教えを忠実に修めるだけの技量を持ち、その崇高な志も理解した。……理解したのだけれど、理解の方向が異なっていた。

ゆえに、ムソウサイをはじめとした人々の大義、矜持、悔恨……人生を巡らせる歯車は、どこかチグハグに回ることとなりました。そのひとつが、コロセウムでの見世物だったのでしょう。そこに光の戦士という大きな歯車が噛み合ったことで、彼らのすべて……侍という存在の在り方、侍という存在に重ね合わせてきた各々の在り方……を巻き込み、音を立てて軋みながらも、収束するかのように動き始めたのです。

しかし、まずはムソウサイが言う通り、光の戦士は侍としての修行を積むこととなります。ムソウサイの言う「悪を成敗」した先に何が待ち受けているのか。自身の見出すべき大義とは何か。様々な思惑が交錯するのは、もうちょっとだけ後のお話。


次回、弐之巻・砂都を蝕む高利貸の罠ァ!

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