1. 113 view|最終更新 21/10/15

侍の足跡・捌之巻 ~松葉門外の変 / ウゲツを討て!~

※本記事は侍クエストの核心事項を扱います。閲覧注意にござるよ!

はじめに

本連載「侍の足跡」は、侍ジョブクエストを振り返り、追体験するものです。NPC の発言を網羅し、あのとき光の戦士を取り巻いた状況を、改めて確認していくのが目的。その後、私なりの感想や考察などを書き記しますので、理解の種や他山の石としていただければ幸甚に存じます。

エオルゼアを舞台とした物語は前回分にて完結。ここからは舞台をひんがしの国・クガネに移し、本場の侍と切磋琢磨していく物語となります。[+] を押すと当該シーンの画像がべろんと出てきます。文字起こしはその後に。大変縦長になっておりますのでご注意くださいませ。

画像をクリック or タップすると拡大表示、画像の右半分をクリック or タップで次の画像、左半分では前の画像に移ります。スマホは横向き表示がおすすめ。マウスはホイール操作にも対応しています。ご活用くださいね。

今回は Lv65 クエスト「松葉門外の変」と Lv68 クエスト「ウゲツを討て!」の二本立てです。

Lv65 クエスト「松葉門外の変」

「赤誠組屯所」にて








「小波止場」にて















「ラザハン大使館」にて








「三条花街」にて
































「松葉門外広場」にて






















































バトル終了後
























「赤誠組屯所」にて















Lv68 クエスト「ウゲツを討て!」

「赤誠組屯所」にて









(うなずく ※画像失念)


「無二河の近辺」にて








「赤誠組屯所」にて







































































「赤誠組屯所」にて



















ヒントトークや受注前後のセリフ変化など




文字起こし

松葉門外の変

(赤誠組屯所にて)

マコト:
Yuki殿、一大事です!局長が……コンゴウさんが……
切腹してしまったのです……!

ウゲツを捕らえられぬまま、多くの仲間を殺されたことを詫びる、という旨が認められた文が、遺体の側に置かれていたそうです。
大老の遊説の折とあって、局内は混乱しています。局長の葬儀もままならず、副局長のシデンさんが、局長代理に就任し、警備の指揮を執ることになりました。
大老は幕府の重鎮、ウゲツの格好の標的です。私は一派の潜入を監視するため、港の警備を任されています。
こんな役回りをお願いするのは、忍びないのですが、どうか、Yuki殿も、私と一緒に「小波止場」で見回りをお願いしたい。

かたじけなく思います!どんな些細なことも見逃さず、何かあればご報告ください!

(小波止場にて)

桟橋に「血のついたお守りらしき物」が落ちているようだ……。

マコト:
何か不審な物でも見つけましたか?

→ 血のついたお守りらしき物を渡す

血で汚れたお守りですか、たしかに穏やかではないですね……。
それにしても、このお守り……どこかで……。

そうだ……!これは、局長のコンゴウさんのお守りです!間違いありません、いつも大事に首から下げていました。
しかし、局長は切腹したはずなのに、どうしてこれが、こんなところに……?

(選択肢)
局長の遺体は見たのか?
切腹する前にここで落としたのでは?

マコト:
いいえ……少なくとも私は……。
まさか……局長の切腹はでっち上げ?コンゴウさんは……ウゲツ一派に殺された?
そんな……。もしそうだとしたら、赤誠組の内部に、ウゲツ一派が居るということになります!
急いで「ラザハン大使館」で警備するシデンさんに、大老の身辺警護の強化を進言しましょう!

(ラザハン大使館にて)

荒々しい赤誠組隊士:
ウゲツ一派が来たら、叩き斬ってやるぜ。

童顔の赤誠組隊士:
大老は僕たち赤誠組が、命を賭けて護ります。

実直な赤誠組隊士:
副局長でしたら、ここにはいません。

マコト:
なぜ、シデンさんはここにいないのだ……?

実直な赤誠組隊士:
なぜって……ほら……あの噂はご存じでしょう?例の大老のご立派な趣味ですよ。

マコト:
まさか、あの噂は本当だったというのか……?
大老は無類の芸子好きで、公務と偽って、各地の廓を巡っているという、まことしやかな話があるのです。
それが本当だとしたら、大老がいるのは「三条花街」!きっと、シデンさんもその警護に……。急いで向かいましょう!

(三条花街にて)

マコト:
シデン……さん?

シデン:
君たち、なぜこんなところに……?港の警備はどうしたのだ?

マコト:
やはり、大老はラザハン大使館ではなく、三条花街の廓にいるのですね……。

シデン:
そうか、君も知っていたのか……。ならば話が早い、ここは私が警備しておくから、持ち場に戻れ。

マコト:
お待ちください、シデンさん。曲者がいたわけでもないのに、なぜ刀を……
なぜ刀を抜かれていたのですか?

シデン:
……やはり君は厄介な奴だな。あのとき、紅玉海で片づけるはずだったんだがね……。
訪ねてきた異国の君も、ついでに始末しようとしたんだが……ムソウサイの弟子を侮ってしまったようだ……。

マコト:
局長の親友だったあなたが、どうして……!?

シデン:
私の生まれは貧しい農村でね……。村民は大名の圧政に苦しんでいたが、刃向う者はいなかった。しかし、重い年貢に耐えかねた私の両親は、お上に異を唱えたんだ。
するとだよ……たちまち両親は捕えられて、見せしめに、火あぶりにされてしまったのさ……
為す術もなく、焼かれる父と母を見つめながら、誓ったんだ。いつか、この不条理な世を変えてやろうとね……。そして私は、剣術を学び赤誠組に入った。
だが、赤誠組は所詮、大名の御用聞きでしかなかった。やることと言えば、岡っ引きと大差ない市中の見回りばかり。
何が侍だ、何が大義だ……。そんなものでは、世の中は何も変えられないッ!

そんなときに、ウゲツ様と出会って目が覚めたんだ。世を変えるには、この国の根本から覆さねばならぬと……。
すなわち、幕府を討つほかないんだとね!

マコト:
……不幸な境遇はお察しします。しかし、幕府を倒したところで、戦乱の世に戻るだけです!

シデン:
ハハハ……願ってもないことだ。故郷の暮らしは、乱世のそれと変わらぬ悲惨さだったよ。ひんがしの国は、今一度、戦乱の世からやり直すほかない!

マコト:
な、なんてことを……。そんな世になど……させるわけにはいかない!

シデン:
やれやれ……刀を交えるほかないようだね。だが、天下の赤誠組が、町人行き交う街中で、大立ち回りを繰り広げるっていうのかい……?

マコト:
くッ……。

シデン:
すぐそこの、松葉門外広場で相手となろう。幸い、隊士たちは警備に出ていて、邪魔もされぬ。まったく、君たちには面倒をかけられる……。

(松葉門外広場にて)

雷鳴のシデン:
やれやれ、私の手で君たちを葬ることになるとはな……。やむを得ない……斬る。
マコトよ、君のことは買っていたんだがね、残念でならないよ (※句読点がないのは原文ママ)

真誠のマコト:
副局長を……シデンさんを……尊敬していたのに……。

雷鳴のシデン:
今からでも遅くはない……。こちら側に、ウゲツ様の方につくのだ!

真誠のマコト:
断る! 貴方のことは、見損なった!

雷鳴のシデン:
まったく、君というやつは……とんだじゃじゃ馬だ!
邪魔立てした隊士たちのように、大義のため、もっと早くに殺しておくべきだった!
ウゲツ様より受け継ぎし技……唸れ、微塵斬!

真誠のマコト:
暗殺された隊士も貴方が……?おのれ、殺された仲間のためにも、私はお前を許さない!

赤誠組の隊士:
御用だ、御用だ!

真誠のマコト:
この掛け声は!?

赤誠組の隊士:
助太刀に参りました!

真誠のマコト:
やはり赤誠組! 駆けつけてくれたか!
皆の者、一大事である!副局長は組を裏切り、ウゲツと繋がっていたのだ!

雷鳴のシデン:
皆、ご苦労。

赤誠組の隊士:
はっ!

真誠のマコト:
なにっ!? これは、いったい……。

雷鳴のシデン:
甘いな、ウゲツ派が私だけだとでも思ったか……?

真誠のマコト:
ま、まさか……そんな……。

雷鳴のシデン:
このふたりのせいで、襲撃計画が露見したのだ……。
さあ、大義の邪魔立てをする愚か者どもを排除せよ!

赤誠組の隊士:
御意! 大義のために!

真誠のマコト:
なんてこと! 裏切り者が……こんなにもっ!?
皆の者、目を覚ますのだ!
幕府を倒しても、世は混乱するだけだ!
そなたらは、国を護る赤誠組ではなかったか!?
こんなこと……こんなこと……間違っている!
くっ……多勢に無勢!
このままでは……負けてしまう……!

義勇のコンゴウ:
こっちだ、こっちだー!

雷鳴のシデン:
この声は……まさかっ!?

義勇のコンゴウ:
遅くなって、あいすまぬ。警備中の者を集めるのに手間取った。

真誠のマコト:
き、局長っ!?生きておられたのですね!
大変です!副局長をはじめ、組内に多くの裏切り者が……!

義勇のコンゴウ:
状況は承知している。ワシはあやつに闇討ちされたのだからな……。

真誠のマコト:
な、なんですと!?局長までもがシデンに!

雷鳴のシデン:
チッ、討ち損じていたか……頑丈な奴め。

義勇のコンゴウ:
シデンよ……まさか、お主が裏切り者だったとはな……。

雷鳴のシデン:
頭の固いお前にはわからぬだろうが、この国はウゲツ様が変える!

義勇のコンゴウ:
虚けが……もはや、以前の聡明なお前ではないのだな。……斬るしかないようだ。
裏切り者を一掃するぞ!各々、ぬかるなよ!

赤誠組の隊士:
我ら赤誠組! 刀を振るうは太平のため!

雷鳴のシデン:
君の相手は私だ、その真価を見せてもらうよ。
こちらも戯れは終わりだ……本気でいくぞ!
我が真なる微塵斬で切り刻まれよ!
研ぎ澄まされし刃の一閃……貫け、雷光突き!

うう……この私が……負けるなんて……。

攘夷派の侍:
シデン様がやられた! 一旦、引くしかない!

赤誠組の隊士:
おのれ、逃がすか……!

義勇のコンゴウ:
深追いはやめるのだ!町人に危害が及んでしまう……。

コンゴウ:
……終わりだ、シデン。観念して、お縄を頂戴しろ。

シデン:
フフフ……何も終わってなんかいない。ひんがしの国の悪夢は……これからなのさ……。
ウゲツ様……万歳!!

コンゴウ:
……自刃しおったか。修羅に堕ちた、かつての友よ……次はあの世で会おうぞ。

マコト:
局長、よくぞご無事で。いったい、今まで何があったというのですか……?

コンゴウ:
いや……その前に礼を言わせてくれ。
Yuki殿、この度の助力に感謝する。そして、先日の無礼を心より詫びたい。

マコト:
私からも、改めてお礼を言わせてください。Yuki殿がいなければ、今頃、どうなっていたことか……。

コンゴウ:
しかし、まさかシデンに命を狙われようとはな……。

マコト:
私たちは、局長が切腹されたと聞かされていました。

コンゴウ:
ガッハッハ、あまりにも事実とかけ離れた戯言よな……。ウゲツ一派を捕らえぬまま、切腹するなど、それこそ侍の大義に反することだ……。
さて、事の顛末はというと……真夜中にシデンから、話があると港に呼び出され、向かったところ、間髪入れず斬りつけられたのだ……。
奴の刀の切っ先がワシのお守りに絡んだおかげで、なんとか致命傷とはならず、海へ転げ落ちたのだ。あとは、息の続く限りの我慢比べよ……。

マコト:
それで遺体もなく、シデンは切腹などという嘘を……。

コンゴウ:
そして、シデンのほかにも、局内にウゲツ一派がいると知り、私はあえて屯所に戻らず、潜伏しつつ奴らを探ることにしたのだ。
大老も無事で、裏切り者も討つことができた。話の続きは、シデンの亡骸を運び「屯所」へ戻ってからにしよう。
Yuki殿、この度の助力、重ねて礼を申すぞ。

(赤誠組屯所にて)

マコト:
まさか、シデンさんがウゲツ一派だったなんて……。
私にはまだ、どう受け止めたらいいのかわかりません。

コンゴウ:
我らの窮地に助力せんと、遠い異国から駆けつけてくれたというに、あろうことか、ワシはそなたに刃を向けてしまった。
ましてや、身内の間者にすら気づかぬとはな……。己の愚鈍さを痛感した次第だ。

マコト:
しかし、これで赤誠組の内部に潜んでいたウゲツ一派は、一掃できたということですね。

コンゴウ:
うむ、局内で捕らえた者から、一派への誘いの手口や、一派へ属する者たちのことも、洗いざらい聞き出せた。
誘いを断った者たちは、紅玉海の一件のように殺されたようだ。志を貫いた隊士たちの無念を思うと、胸をえぐられる……。

マコト:
肝心のウゲツの行方は判明したのでしょうか?

コンゴウ:
あやつは、紅玉海を渡った先、ヤンサの地に潜んでいるようだ。しかし、詳しい潜伏先までは、まだわかっておらぬ……。

マコト:
それにしても……大老は我々の苦労など知らず、廓で豪遊されていたとか……果たして、我々は平和を護ったと言えるのでしょうか?

コンゴウ:
……天下泰平に見えるこの国だが、諸国の大名たちは、未だに国盗りの隙を覗っている。大老が、彼らの間を巧みに取り持っていることも事実なのだ。
この国のお上が腐敗しているのは、百も承知のこと。ワシは、それでもなお、尊き平和を護ることこそ、侍の大義だと信じておる。
大義を持つ、異国から来た誠の侍よ。……是非とも、今後も赤誠組に協力をお頼み申す。

マコト:
私からも、お頼み申します。やはり、貴方を弟子にとった、ムソウサイ様の目に、狂いはありませんでした。

ランジシ:
裏切り者の副局長を討ったからといって、私はお主が仲間だとは思わぬぞ……。

トミクサ:
シデンが間者だったなんてね。親しかったマコトちゃんは、さぞかし辛いことだろう……

リシン:
赤誠組にも関わらず、ウゲツ一派に傾くとは……。きっと、鍛錬が足りんからだ!

ウゲツを討て!

(赤誠組屯所にて)

マコト:
Yuki殿、お待ちしておりました。あれから、屯所内の副局長の部屋を調べたところ、ウゲツの潜伏先が判明したのです!
詳しくは、局長のコンゴウさんから、お話いただきますので、しばし、お待ちください。

コンゴウ:
Yuki殿、よく来てくれた。シデンがウゲツとやり取りしていた密書が見つかってな。ウゲツが、ヤンサにある廃墟を根城にしていることがわかった。
とはいえ、シデンが討ち取られたことは、敵とて先刻承知のはず。潜伏先が露見したことも、理解しているとみていいだろう。
しかし、ここで逃げの一手を打つことはあるまい。赤誠組にシデンという右腕を斃されたまま、逃げたとなれば、求心力は低下し、今後、仲間を募るのも難しくなるからな。
となれば、ウゲツの取り得る手はふたつ。潜伏先で追っ手を待ち受けて、返り討ちを目論むか、いっそ屯所に乗り込んで、我らを討とうとするか……。
ウゲツは、ムソウサイの弟子たる剣の達人……。そんな奴を斬れるとしたら、赤誠組局長のワシか、シデンをも凌駕する腕を持つ、お主しかおるまい。
そこで、Yuki殿には、マコトとともに、ヤンサへと向かってもらいたい!

(頷く冒険者)

コンゴウ:
かたじけない!ウゲツが大胆にもクガネに現れたのなら、このワシが刺し違えてでも、仕留めてみせようぞ。

マコト:
目的地は紅玉海を渡った先、ヤンサの地です。一旦、「ナマイ村」という集落で休憩をとり、ウゲツ一派の追撃、私とともに果たしましょう!

(ナマイ村の近辺にて)

マコト:
ウゲツの潜伏先と思われる廃墟は、すぐ近くです……。これより先、私はウゲツの姿を探しますので、貴方は周辺にいる侍の討伐をお願いします。

(周辺の侍を倒す)

ウゲツ一派の侍:
クソッ……幕府の犬め……。

マコト:
おかしい……ウゲツの姿がありません。まさか、クガネに……!

ウゲツ一派の侍:
ど、どうやら……入れ違いだったようだぜ……。ウゲツ様は……クガネへ向かったところだ。赤誠組に……挨拶するためにな……。

マコト:
や、やはり!急いでクガネへ戻らねば……!
さあ、急いでクガネへ戻りましょう!

(赤誠組屯所にて)

(ウゲツとの一騎討ちに敗れるコンゴウ)

マコト:
局長っ!!

コンゴウ:
無念……力……及ばず……。ワシは……ここまでだ……。
赤誠組のことは……一番組組頭のそなたに……頼んだ……ぞ……。

ウゲツ:
なんと、これは驚いた。我が妹カゲツが、赤誠組の一員になっていようとはな……。
……ふむ。その構え、紛れもなく我が師のもの。シデンを討った、ムソウサイの「最後の弟子」だな……?
お初にお目にかかる、私の名はウゲツ。お前同様、ムソウサイのくだらぬ修行に付き合わされた、言わば兄弟子といったところだ。

「ひんがしの国」はな……太平の世が続きすぎた。世を統べる者は志を失い、怠惰に時を過ごし、腐敗を極めている。最早、幕府を討つことでしか、この国は変えられぬほどにな……。
それゆえ、シデンに大老暗殺を命じたのだが、お前たちによって、計画は見事に打ち砕かれた……。
もう、コソコソするのは終いだ。幸いこの国には、私の考えに賛同してくれる者も少なくない。より多くの同志を募れば、真正面から幕府を倒すこともできよう。
赤誠組の局長を討ったのは、その手始めよ。隊士に未だ志在る侍がいれば、同志に迎えるためにな。
カゲツ、そして妹弟子よ……私とともに新たな世を創らぬか?

マコト:
断るッ! 今、幕府が倒れれば、乱世に逆戻りするだけのこと……新たな世は、刀で創るものではない!

ウゲツ:
この国を変えるには、もう一度、乱世に戻すしかないのだ。その戦乱から新たな世が生まれるというもの……。
偽りの平和を終わらせ、やがて来る真の太平のため、群雄割拠の世で刀を振るう……それこそ、侍の本懐だとは思わぬか?

マコト:
侍とは、太平の世を護るためにこそ刀を振るう者!それがムソウサイ様の教えであり、侍の本懐だ!

ウゲツ:
……ほかの者はどうだ?赤誠組にいても、幕府や大名の犬となるだけだ。それよりも、この国を変えるために私とともに来ないか?

……残念だ。相容れぬということならば……仕方がない。
後日、ベッコウ島にて、雌雄を決しようではないか。余計な血を流すのは、私とて本意ではないからな。
もっとも……腑抜けの隊士たちは、動揺を隠せぬ様子……。お前たちと私の関係……どうやら初耳だったと見える。

(ウゲツが立ち去った後)

マコト:
皆の者、これからは一番組組頭の私が、亡き局長の志を引き継ぎ、赤誠組局長代理となる!
ウゲツ一派との戦いは熾烈を極めるであろう……。しかし、私たちは「ひんがしの国」の太平のため、決して負けるわけにはゆかぬぞ!

(カットシーン終了後)

マコト:
ウゲツが実兄だということ、黙っていて申し訳ありません。マコトという名も偽名で、本名はカゲツと申します。されど、その名は遠い昔に斬って捨てました。
私はひんがしの国の都「ブキョウ」の武家に生まれました。ウゲツは幼い頃から神童と呼ばれるほど剣術に長けていて、心優しく正義感にあふれた、自慢の兄でした。
そして、孤高の剣豪ムソウサイ様に、弟子入りを果たし、修行の旅へと出ていったのです。しかし、その旅から戻ってからというもの、兄は変わってしまった。
口を開けば、幕府や大名の不正や欺瞞ばかりを語り、まるで祖国に対して、絶望したかのような様子でした。自ずと兄は、ムソウサイ様からも離れていった……。
そんな兄が、私に剣術を指南するようになりました。思えば、この頃から乱世の再現を夢想していたのかもしれません。戦乱の世でも生きていけるよう、妹に剣技を仕込んだのです。
私が上達すると程なくして、兄は要人を斬るという件の凶行に走り、家はお取り潰しにあい、両親は打ち首となりました。
路頭に迷った私は、クガネへと渡り、名を偽って、隊士となるべく赤誠組の門を叩いたのです。そう、逆賊の兄を討つために……。

私はウゲツを許すことができません。兄のせいで、父と母は処刑されてしまったのですから……
しかし、兄は強く、一派の力も侮れない。そのうえ、私たちとウゲツの関係が知られたことで、隊士たちの間に、動揺が広がっています。
この国では、血筋や師弟関係は重要視されているのです。もう、赤誠組は以前のようには、まとまらないかもしれない……。
局長亡き今、頼れるのは己の大義と折れぬ刃、そして、Yuki殿……あなたです。
私は刺し違えてでも、兄を……ウゲツを討ちます。どうか、この戦いに、最後までお付き合いください!

(クエストコンプリート後)

マコト:
Yuki殿。副局長に続いて、局長のコンゴウさんまで失ってしまいました。されど、兄ウゲツを討つまで、私に悲しんでいる暇はありません。

ランジシ:
やはり、裏があったか。罪人ムソウサイの弟子だったとはな。そのうえ、ウゲツの妹が局長代理だなんて……。

トミクサ:
マコトちゃんが、ウゲツの妹なんて嘘だろ?なあ、嘘って言ってくれよ……。

リシン:
あの、コンゴウ局長でさえ敗れるということは、我らが鍛錬を積んだところで……。

私見と考察

クガネの治安維持組織・赤誠組に激震が走ります。この記事の中だけでも局長と副局長が帰らぬ人に……。

その元凶は腐敗極まる幕府だとするのがウゲツ一派の主張です。民草を踏みつける権力者を打倒して支配からの解放を成し遂げ、新たな世を切り開くことこそが侍の本懐で、赤誠組は既得権益を護る側であるのだ、と。

太平の世で刀を持つ侍には責任が伴う。それは、平和を維持すること……。二度と乱世に戻さぬためには、秩序を保たねばならぬ。だが、調和を乱そうとする悪は尽きぬもの。そんな不埒な悪を成敗し、太平の世を護ること。これこそ、刀を持つ者の責務、侍の大義なのである。

「ひんがしの国」はな……太平の世が続きすぎた。世を統べる者は志を失い、怠惰に時を過ごし、腐敗を極めている。最早、幕府を討つことでしか、この国は変えられぬほどにな……。この国を変えるには、もう一度、乱世に戻すしかないのだ。その戦乱から新たな世が生まれるというもの……。偽りの平和を終わらせ、やがて来る真の太平のため、群雄割拠の世で刀を振るう……それこそ、侍の本懐だとは思わぬか?

……双方、それぞれに理があると思います。保守と改革のように単純な対立軸でもないとも感じます。詳しくは総まとめにてお話できればと思いますが、同じ物事を見つめていて、その角度が違うだけなのかなと。

そして、相容れないことがお互いにわかっているからこそ、どちらの刀が求められているかをベッコウ島の決戦へ託すことになったのです。


次回、之巻・ベッコウ島の決戦!

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