第一世界のダンジョン「偽造天界 グルグ火山」にて入手可能な刀です。かの地に現れし白亜の神殿になぞらえた美しい 拵 が目を引きます。鞘が中空構造なのもポイント。
造 … 菖蒲造 か 鋒両刃造。
刃 … 折り返し鍛錬 か不明。
鐔 … 西洋剣風。
柄 … クッション風の布張り。
鞘 … 金と白、中空の構造。
IL/Lv … 418/79
絡繰 … なし
染色 … 不可
入手 … バトル
公式 … フォーギヴン・ブレード
後述しますが、同時期に実装されたネオイシュガルディアン・ブレードの同型色違いです。あちらは黒色でこちらが白色。各部の宝玉はこちらのほうが色とりどりで、豪華さを感じさせます。
寸評の通り、折り返し鍛錬 で打たれたとは考えづらい面があります。鋒 は両刃に見えますが、峰 を削ぎ落としているだけで刃は付けられていない可能性もあり、画像だけでは判別がつきません。
グルグ火山ダンジョンの後半、突如として表れる白亜の神殿。白磁に金の飾りは強烈なインパクトを残しましたが、その面影を感じさせるカラーリングです。あそこまで白くないのでちょっと安心。
鞘 は中空構造で、納刀状態でも刀が覗くようになっています。刀身を保護するという鞘の意味は半減していますが、こうした独特のアプローチもまた味わい深いものですね。
染色はできませんが、絢爛な趣をもちます。刀身も比較的長めで、存在感も感じさせます。ミラプリのコンセプト次第では役に立ってくれそうな一振りといえましょう。
フォーギヴン・ブレードは Patch5.0 で実装され、同型色違いのネオイシュガルディアン・ブレードは Patch5.2 で実装されています。順番はこちらが先ながら、先に設計されたはあちらかなと推測します。実戦投入が前後した的な。
「新たなイシュガルド」に紐付けられるコンテンツやストーリーは 5.x でも続いています。この新装束もその流れにあるならば、早い段階で設計されたと考えられます。刺突に向いた形状と竜詩戦争の関係なども挙げられますね。
一方で、フォーギヴン・ブレードは色味こそダンジョンに紐付いていますが、その他はちょっと弱い気がするのです。この形状や 拵 である理由に薄いというか。既にあるポリゴンからいい感じにハマるのを引っ張ってきてテクスチャ貼り付けたみたいな。
もちろん、それで成立するくらいにストーリー側とアイテム側の双方へ「当たり判定」を仕込むゲームデザイン、ストーリーテリング、アイテムデザインの賜物に他なりません。要は「使い回しても設定的な破綻がないのは凄いよ」というお話!
「フォーギヴン(Forgiven)」は「赦し」を意味します。神に受け容れ給う、と言い換えられましょうか。とてもキリスト教的な概念・表現ですが、この刀の出自自体がそうした存在に関連するものですから、ね。
英: Blade of the Forgiven
仏: Lame de l’absolution
独: Geläuterte Klinge
他言語では上記のようになります。ドイツ語の Geläuterte は「精練」を意味し、転じて「洗礼」などの意味を持つ……ようです。日本語すら怪しいのにドイツ語とかわからぬでござるゆえ。
いずれにしても、何らかの上位存在からの祝福や恩赦があったと示唆される名前です。あるいは、元々は別の姿形や性質だったものが、それを受けて変容した……なんて考えることもできそうですね。
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