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  2. 1385 view|最終更新 21/04/06

ウマ娘と人類の共生について。

巷で話題のスマホゲーム「ウマ娘プリティーダービー」。私も二月末から遊んでいまして、なかなかハマっております。課金額は2万6000円になり申した……エオルゼアの一年分以上とはやはりガチャは罪深い文明……。

さておき、当ブログではさまざまな「~について」系の記事を取り扱ってまいりました。その系譜というにはいささかお手軽なボリュームとなりますが、本日はそのあたりをちょっとだけ。

「ウマ娘」とは。

まず「ウマ娘」とはなんぞやですが、彼女らには【異世界(現実世界)の競走馬の名前と魂を受け継いで生まれてきた少女たち。外見は腰付近から馬のような尻尾が生え、馬のような耳が頭頂部付近にある】という設定があります。アウラやミコッテの外見に慣れ親しんでいるエオルゼアの民にとって、外見的な違和感はあんまりありませんね。ちなみに、牡馬も漏れなくウマ娘となっています。耳飾りの左右や練習着がブルマかパンツかの違いがあるなど、細かな外見のディテールはさておきまして。

私が気になるのは、脚力・走力において馬と同等の性能を持つ……時速70kmで走れる身体能力を持つ彼女らが、いかにしてヒト……「非ウマ娘」と共生しているのか、です。彼女らはヒトと同等の知性を持ち、同等の巧緻性を備えます。そのうえで身体能力は規格違いです。時刻表を読み解いて電車や飛行機の乗り継ぎができるうえで、泥にはまったトラクターを単身で持ち上げる膂力を誇るのです。一言でいえば、ヒトの上位互換として構わないでしょう。レースで活躍できない者であっても、対人間であれば身体的に遅れをとることはないはずです。

そんな彼女たちが、己の優位性を活用することなく、ヒトとある種対等な立場に身を置くのはなぜか。遺伝子レベルでの刷り込みとかの線も (なぜそうなったかという点で) 面白いのですが、現実的な落とし所としては、非ウマ娘であるヒトのほうが圧倒的に数が多いからではないかと考えます。体力的に優れるとはいえ、高度に発達した文化を擁するヒト社会に公然と反旗をひるがえすのは愚策です。ヒトが先かウマ娘が先かではありますが、ヒトはその数と、数を担保しうる多様性でもって、ウマ娘という上位個体すらも集団に取り込んだといえましょう。そうして紡がれていった歴史のいまに、ウマ娘たちがレース場で存分に競い合う社会構造があるのだろうと思うのです。

レース後にライヴがあるのはいまだによくわかっていませんが、孫娘のダンス大会を応援しにきたおじいちゃんおばあちゃんの気持ちで暖かく見守っている拙者です。あれはあれで (とあるキャラのストーリーでも語られますが) なかなかに軋轢を生みそうな業深い仕組みと思う面もあるのはさておき。

さっくりまとめ。

現実世界のサラブレッドは、その名称からもわかるとおり人間の「作品」に近く、野生には存在しません。ウマ娘も、おそらくはウマ娘からのみ生まれのでしょう。彼女たちの詳細な生態や、ヒトと同程度の体格 (みな女性なのでヒト男性より小柄ですらある) なのにあれほどの身体能力を備える理由等の謎は、ゲーム中でも「わからないことはまだまだある」と語られます。こういうふんわり設定の部分で、もっと細部にまで作り込んでくれると嬉しいなぁという気持ちはあります。私自身、色々と設定を考察して考えることが大好きです。

でも、深堀りする楽しみとおなじくらい、「これはこういうもの」「それはそういうもの」と楽しむ気持ちも持っている、つもりです。ライヴもライヴで楽しんでいます。いろんなキャラの組み合わせで歌声も変わりますから良いです。うまぴょい!うまぴょい!

わからないことはわかりません。わかることだけわかるのです。キリスト教では「強欲」が七つの大罪がひとつと数えられ、仏教では「貪」が三毒として挙げられるように、欲するままに求めるばかりで足ることを知らないようにしたいですね、なんてふしぎな着地点でこの記事おしまいにござる₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎

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