ここ数日、Twitterでいくつかの炎上を目の当たりにしています。被害者かのように振る舞いながら、実は自らの不誠実が原因だった者とか。持論を強硬に展開するあまり、他者への気配りが欠落していた者とか。えらくマズい対応だなーっていうのが、ね。
古代インドにおいて、意識の最深部、コアを指し示す「アートマン」という語があります。アートマンは「~ではない」の積み重ねによって定義されるものであり、鏡に映し出されたそれこそが真なる自分・自我である、とされます。
つまり、冒頭のような方たちを見つめ、自らと対比させる鏡とし、自分ならどうなのか、どうするか、どうなるのか、を考えることが大事。このご時世、いつ自分が炎上するかわかりませんから。そういった意味で、反面教師となってくれる方は貴重なのです。
炎上を見て、あるいは加担して楽しむのは下衆の所業でありますが、燃えてしまったあとの灰は、捨て置くにはもったいない。有効に活用し、他山の石とすることで、残された私達は生きながらえていくのです。
それはさながら淘汰のようで、自然の摂理らしさがありますけれど、なかには悪意ある放火者もいますから、そのあたりには要警戒。感情で判断せず、事実と時系列を把握したうえで、自分のアタマで判断すること、を意識していきたいですね。
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