1. 随筆
  2. 2638 view|最終更新 19/09/09

SS加工を「しない」理由。

美しくする必要がないから」にござる。……あらかじめお断りすれば、加工行為を否定・批判するものではありません。私個人がこう考えてこう振る舞っている、のお話であることはご承知おきくださいね!

じぶんのせかい


そんなわけで、風景、キャラクター、ムービーなど、多様なシーンで活用されるスクリーンショット(SS)機能。私も毎日のように利用していますが、ご覧いただければ分かるように、ゲーム内の機能だけ使ったモノをそのままアップロードしています。撮影後にレタッチソフトで修正したり、撮影機能に干渉できるアプリケーションで補正したり……は、していません。

ブログ執筆やSS加工というのは「FFXIVを通して自分の世界を表現する行為」だと私は考えています。そのなかでどれくらいFFXIV側に寄せ、どれくらい自分側に持ってくるかの配分は人それぞれ。私の場合はブログ・文章で十分にやらせていただいていると思うから、SS加工までするのは、やりすぎになっちゃいそうかなって!

ココをこうした方が見栄えが良くなる!こうなったらもっとキレイに見える!という技術や手法が色々あるのは承知していますが、私が「SSで」お見せしたいのは、私の世界ではなく、FFXIVなのです。その境界線が、ゲーム内エフェクトかどうか。

ゲーム内エフェクトや機能でじゅうぶん一つの世界なのだから、そこから更に変質させていくのは本意ではないなぁというきもち。なにごとも、手を入れれば入れるだけ、変質していきます。変質した先を「完成」と呼ぶか否か……みたいなお話はややこしくなるのでアレですが!

加工と虚構


私がブログを綴るのと同様に、SSのレタッチを通じてFFXIVの魅力を共有したい、自身の世界観を表現したい、という方もおられます。手段が文章なのか画像なのかの違いであって、根底の目的はおおむね同じだと思うし、双方のアプローチでそれぞれが楽しんでいられたらしあわせ。

しかし一点だけ、文章も画像も共通して「虚構を創りだしている」認識は大事だと考えます。意図のあるなしではなく、行為の結果として虚構を産んでいる認識をもっておくことが大切。

なにごともアウトプットする際には主観が混ざるものだけれど、表現として出すのならば、濃度はより高くなります。「虚構」というと少し大仰ですが、そんな言い回しのセリフないよ!そんなエフェクトの天候ないよ!みたいなこと。

たとえばデマや嘘情報の類も、なんらかの事実が下敷きであることがほとんどです。文章で事実を加工すると、デマや嘘情報を創りだせちゃうのです。画像加工なら、ゲーム内では再現不能な風景を創りだせちゃうのです。悪意や善意、良い影響か悪い影響かを問わず、そうして産みだしていると自覚できているかどうか。プラスになるならいいじゃんと思いがちですが、虚構は虚構なのですから。

自らが創りだす虚構と現実のバランスに納得でき、振り回されることなくコントロールできるのか?を考えて、どのようにお付き合いしていくかを決められたらすてき。利用規約で禁止されている「過度な加工」というのも、そのあたりのバランス感覚がキモになるのかなと思っています。

手の届く範囲で


身も蓋もないことをいえば、こんなことを考えなくとも別にいいし、こうしたほうがキレイだし~こっちのほうが面白いし~でもぜんぜんいいんです₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎上では敢えて「虚構」と表現しましたが、よっぽどのことがない限りはその域まで辿り着くことはありませんしね。

それでも、自分の取り組み方や触れ方などを見つめて考えた結果、私はFFXIV世界で経験できる「あるがまま」を加工せずに載せるようになりました……というお話でございました!

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コメント

    • 匿名
    • 2019年 9月 09日 9:37pm

    むずかしいことはわからないけどあうらちゃんかわいいです(^p^)

      • 松乃雪
      • 2019年 9月 09日 9:53pm

      アウラチャンはかわいい = 加工するひつようがない Q.E.D⎝( ‘ω’ )⎠

    • 匿名
    • 2019年 10月 01日 8:47am

    これ凄くよくわかります
    加工自体は面白い試みだとは思いますけど、それなら1から描けばいいじゃん、みたいに思います
    ゲーム内で出来ないことをゲーム内素材を下地にして行うことに抵抗があると言いますか

      • 松乃雪
      • 2019年 10月 02日 9:11am

      いらっしゃいませ!
      「エオルゼアの世界観をベースにして創作をしたい」という気持ちはとてもよくわかるのですけれど、仰るように感じてしまう部分もありますよね。
      そしてきっとその閾値や好みの塩梅は人それぞれで、答えのない問いだからこそ、自分はどう捉えてどう判断・行動するのか……が大事なのだと思います₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎

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