ダイヤモンドが鞘や柄に嵌め込まれた刀です。刀身がダイヤモンド製というわけではありません。色味としては黒と灰のコントラストがベースながら、幾何学模様と輝くダイヤが印象的な一振りです。染色が可能で、若干は元の灰色が影響しますが、概ね濃い染め上がりとなります。
造 … 鎬造。
刃 … 直刃。
鐔 … 幾何学模様の意匠。
柄 … 柄糸なし、金の装飾、柄尻にダイヤ。
鞘 … 幾何学模様の飾り、鞘尻にダイヤ複数。
IL/Lv … 375/70
絡繰 … なし
染色 … 可
入手 … 次元の狭間オメガ零式:シグマ編4
備考 … きらびやか。
刀身の材質は不明ですが、鎬造の直刃……っぽく見えます。ええねん分類なんてあくまで分類やねん!静画にてご紹介した通り染色が可能であり、濃い色であればキレイに染め上がります。ホワイト系が多少くすんでしまうのは致し方ないところ。
鐔は幾何学模様でデザインされています。ダイヤモンドの菱形イメージを引き立てる丸型土台の側面には、小ぶりのダイヤが散りばめられています。ここまでする以上は金色のパーツも本物のゴールドでしょうし、なんとも豪勢。柄も同様に装飾が施されており、機能性よりは審美性を重視しているように感じます。
鞘は……あくまで私の感性と推測ですが、木材か金属のうえに革を巻き、そのうえに幾何学模様のパーツを被せたのではと考えます。木目のような線も見えるので悩ましいところですが、実物を見たり触ったりできない以上はね……!それでも、もし作るとすれば革巻鞘のほうが良いかなーって。
鞘尻には独特の金物が据えられており、鐔にも見られた菱形ベースの凝った意匠が散りばめられています。いかんせん特徴的なデザインであり、衣装との相性を考えると難しい面も出てきてしまいますが、はっきりとした特徴があるのは評価できることだと言えましょう。
名称だけで考えると「輝くダイヤモンドの刀身を持つ刀」を想像しますが、実態としては上で記してきた通りです。では実際にダイヤモンドのカタナを作れるのか?というと、厳密に定義すれば「折り返し鍛錬が不可能」で終わっちゃうのはさておき、ダイヤモンドの物質特性が問題となります。
ダイヤモンドは擦過や摩擦などに対しては無類の強さを誇るものの、衝撃や高熱に弱い性質を持つのです。特に致命的なのが「劈開(へきかい)」と呼ばれる性質。簡単にいえば「叩くと割れる」であり、突いたり切ったりする側としては不安この上ない特性です。ゆえに、仮にダイヤモンドを日本刀の形にカットできたとしても、武器として使うのはオススメできません。飾るでござる。
……もちろん、なんらかの魔術的サポートがあれば別!エオルゼアにおいての万能物質エーテルの加護があれば、美しいダイヤモンドのカタナも存在し得るでしょう。リアルな刀と同様に、ファンタジーへ振り切った刀というのも魅力的ですよね。
2019年6月19日 … 初版公開。
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