1. 随筆
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かわいいしっぽ、かっこいいしっぽ。

ふりふり、ゆらゆら。アウラには、しっぽがあります。

種族ごとの特徴だけでなく、個人差もあります。キャラクリにおいても、形状や長さが決められます。

 

私には(おそらくはご覧のあなたにも)しっぽがありませんから、大まかな違いがぼんやりわかる程度で、細かな違いはわかりません。

キャラクリで選べるのが数パターンなのは、それだけしかないのではなく、私達の認識できる違いがあれだけだからではないか、と考えます。

けれどきっと、しっぽを持つ彼ら彼女らにとっては、持たざる私達には分からないレベルでの、細分化された評価項目があるのだろうと思うのです。

 

その延長線上に、たとえばアウラ男性の間では、太く長い尾こそ男らしい!なんて感覚がある……かもしれません。鱗は大きいほうが良いとか、不揃いなほうが荒々しくて良いとか。

逆に女性は、小ぶりでキメ細かく、サイズの揃っている尾が美しいとされたり。先端の形状によっても、カッコいい・可愛いがあったりして。

 

部族ごとに、独自の価値観があるかもしれません。オルクンド族…長身こそが美の部族、男性平均身長2m30cm…は、とにかく長いものを良しとする、とか。

そのような、種や族単位でのモノサシはもちろんのこと、各個人の考える「イイしっぽ」も、きっとあることでしょう。そのうえで、自信があったり、コンプレックスがあったりすると、実によい。

どうだ、オレのは逞しくてカッコいいだろう、とか。私のしっぽ、鱗がつやつや滑らかでキレイでしょう?とか。

アイツは体も強いしよく働くが、まだまだガキの尾だな!とか。あの子、小さくてかわいい形でいいなぁ……とか。

アウラ族の特徴であり、アイデンティティーでもある、鱗や角やしっぽ。ゆえに、そこに生まれる感情や意識がおいしい。

 

 

サハギン族は人間を「ヒレナシ」、イクサル族は「ハネナシ」と言います。エレゼンと同様のエルフ耳を持つ人々が、そうではない人々を「耳短か(みみみじか)」と呼ぶ作品もあります。

アウラ族は、角があることに誇りを持っているとされます。もしかしたら、ヒューラン達を「ツノナシ」と呼ぶ向きがあるかもしれない。

悪しき方向へ先鋭化すれば、それは差別と呼ばれる事態に発展しますが、そこまで露悪的・攻撃的なモノでない、

「彼らに無いものを、自分たちは持っている」

ということに、価値と誇りを感じているような在り方が好き。アウラ族であれば、それが角であり、鱗であり、しっぽが対象になりえるなぁと思うのです。

 

ヒューランの女性が流行りのコスメ話に花を咲かせるように、アウラの女性が角やしっぽのお手入れグッズで盛り上がっていたら、楽しい。

そして、身体的・外見的な特徴が異なる存在を認めあい、お互いがお互いのことに感心したり納得していたら、もっと楽しい。

アウラって肌と鱗で美容液使い分けてるんだね~、鱗やしっぽはケナガウシのミルクで作った香油が良いんだよーとか。

ヒューランはメイク道具がたくさんあるんだね~、アウラみたいな鱗の模様がないから自分で描くんだよーとか。

おなじように、平均を逸脱した個性を持ち、それが悩みだったけれど、別種族からすればそれが普通だったり好ましかったりして、抱いていたコンプレックスが寛解するようなのも、いい。

 

 

たとえばアウラ女性、比較的お胸が小ぶりです。全体的にもスレンダーですよね。

ゆえに、そのサイズ感が「ふつう」で、豊満なプロポーションは歓迎されないのだけど、ヒューラン女性に混ざれば、むしろそれくらいが「ふつう」だったりする。

そこで、あっ私も変じゃないんだ、これでもいいんだ……みたいな。

種族平均から見ると、とても背の低いアウラ男性がいたとして。部族の男友達からはバカにされ、女の子からも相手にされなかったのが、ミコッテの女の子が、目線の合うアウラの彼がほしかったの……とか。

 

……いい。(しみじみ

 


 

ゲーム内には描かれないけれど、しっぽや角でオシャレをしているのかなと想像します。飾りをつけたり、色を乗せたり。アウラとして生まれたことを満喫していたら、うれしい。でもきっとアウラ男子は気づかないんだろうなー。

「耳飾りを変えてみたんだけど、何も言われなくて……」

「あいつらにはボーズ(アジム名物おまんじゅう)でも作ってあげたほうがマシよ!」

みたいな女子会やってほしい。近くに生えている草になってお話に聞き耳を立てたい。

 

……すごく長くなってしまったけれど、なんだろう、

アウラのしっぽとか鱗とか、いいよね。

みんな違って、みんないいよね。

 

ね。

 

うん、それがいいたかった。まんぞく。

 

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