1. 随筆
  2. 1731 view|最終更新 20/01/28

「MIP」のこと。

MIP。Matsunoyuki Is Pretty ではなく Most Impressive Player (最も印象的な選手) の略。前者でもいいんですけどねっ₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎えへ☆

もともとはスポーツ用語で、MVP (Most Valuable Player…最も価値ある選手) と概ね対になります。相撲で言う敢闘賞みたいな。本日は、その MIP についてのおはなし。

MVP と MIP の違い

MVP は成績や貢献度など、文字通り現金的な価値が基準になります。そのため、チームスポーツならだいたい上位チームから選出されます。それと比べれば MIP は範囲が比較的広く、良い意味で印象的であれば、最下位チームで孤軍奮闘した選手も選ばれ得ます。

FFXIV の MIP

MIP 推薦は「ユーザー間で “いいね” を送りあうシステム」として、Patch2.1 で実装されました。一定条件を満たしたコンテンツファインダー利用時に使える仕組みで、印象的なプレイヤーを選んで投票するものですが、公式な投票基準などはなく、ゆるい塩梅に運用できます。文字通り印象的な活躍をした人はもちろん、頑張った人や面白かった人に投票するのも良いですね。

直近ではメンター資格の判定材料となりましたが、そのあたりは後述。

投票する意味

そんな MIP ですが、投票義務はなく、誰に投票するかも自由です。投票しないデメリットはないため手間を省いて投票しない人、特にこだわりがないためランダムに選ぶ人など様々。週間で規定回の投票をすることでアチーブメント達成となり経験値が貰えますので、投票先は気にせずとりあえず選択、なんてことも多そうです。

私個人は、明確な何かがなければタンクさんかヒーラーさんのどちらかを選んでいます。相方の DPS さんは特筆すべき活躍があった場合に。そのケースのほうが原義に近くはありますね。

マイナスの意味合いでの投票の話

良い意味での投票だけでなく、悪い意味での投票もある、なんて言われます。例えばダンジョンで何度も倒れてしまい、実質的にパーティの足を引っ張ったにも関わらず MIP をもらった、みたいな。印象的は印象的でも悪い意味でのそれであった、みたいな。

でも、投票の真意は確かめようがないのですよね。迷惑をかけてくれたな!かもしれないし、最後まで諦めずによく頑張った!かもしれません。であればもう、自分に都合のいい捉え方をするほうが良いように思います。マイナスの意味合いでの使い方はできなくないし、そうして利用する方もいらっしゃるでしょう。それはそれとして、ね₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎

貰えたり貰えなかったり

上記のように、投票は自由かつ何らかの規定や基準もないため、自分自身も貰えたり貰えなかったりします。貰えないときはタンクでも貰えないし、侍でもぽんぽん貰えたりします。メンターとして活動するために一定数が必要となりましたが、MIP のためにすべきこと……というのも明確な物差しはなく、いざ数を集めようとしてもなかなか難しい。

小技ではありますが、コンテンツ終了後に退出をすると選べなくなる仕様であり、それを逆手にとり「最後に退出する」ことで、選ばれる可能性をほんのり上積みできます。けれど、基本的にはしっかりパーティプレイをしたうえで運任せです。

MIP の多寡について

MIP の数が多ければ良いプレイヤーというわけではなく、少なければダメなプレイヤーでもありません。プレイ期間の長さ、コンテンツファインダー以外でのプレイ機会の多さなど、数字だけで測れない部分がたくさん。

それでもやはり、数字として表示されてしまう以上、心囚われてしまう方も散見されます。メンター資格を満たすためではなく、ある種自身のプレイの見返りとして期待しているケースもあるようで、そうなるとちょっとしんどくなりそうな印象です。

心構え的な

「今回はもらえなかった」ではなく「今回はもらえた」と捉えることをオススメしたい拙者でござる。まさしくコペルニクス的転回、減点思考ではなく加点思考です。

タンクとして先導をしたのに、ヒーラーとしてパーティの維持に努めたのに、なんて思いもたいへん良くわかるのですが、上記のとおり投票自体が自由かつ投票先も任意。自身だけに都合の良い期待を抱くには、ちょっとばかり分の悪さがあるんですね。

であればこそ加点思考。貰えないときに悲しむのではなく、貰えたときに喜べるほうが、きっと心安らか。

まとめ

無事コンテンツをクリアし、ねぎらいの言葉をかけあい、コンテンツから退出するそのときに、MIP 推薦を獲得しました!と表示されると、なんだかんだちょっとうれしい気持ちになります。上で書いてきたとおり、適当に選ばれたのだとしても、貰えたら貰えたで、やっぱりうれしい。

であればちょっぴり嬉しい気持ちになってくれたらいいな、とほのかに思いつつ投票する拙者でございました!

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