1. 随筆
  2. 710 view|最終更新 20/06/15

「後進の手助け」をどう考えるか。

どこまで手を差し伸べ、どこまで自助を促すか。これ、いろいろな解を導くことができるし、それぞれシンプルなのだけれど、十人十色で千差万別ゆえにいろいろな正解があって、各々が想定するケースでは正しい答えも、他者が想定したケースでは誤りになっちゃうんです。

前提

たとえば私。ひとつめの記事にあるように、できるだけ多くの人に楽しんでもらいたいと思っています。しかしふたつめの記事のように「何もかもお膳立てするのは却って不健全」とも考えます。そんな折、フェローシップ「侍」でお話をしたところ、何人かの方からアイキャッチのような反応をいただきました。ので、色々考えた結果、これまたアイキャッチのお返事をしました。

あらかじめお断りしておくと、未クリアプレイヤーが知識と経験のある既クリアプレイヤーに助けを求めるのは何ら咎められる行為ではなく、救援要請を出せるのはとっても大事。むしろ褒められるべきことです!

……という前提をおいて、本題にござる!

状況や難易度を含めてイベントなので、まずは自力でやってみて!

偽らざる本心。スムーズにクリアできる場合もたくさん。クリアできたらナイスプレイ₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎逆に、人が多すぎてクリアラインに届かなかったり、人が減り難易度が高くなったり、やってみたけどダメだった!もあります。そんなときは遠慮なく「手伝って!」と言ってほしい。必ずや力になります。

……なんて気持ちの三連投。とどけせっしゃのあわいおもい。入り切らなかったナニカをこちらに遠投。

「参加多数の今ならソロでもさくさく!」

参加者が多い時期、同じ目的のプレイヤーたちと一緒に攻略もしやすいです。ただし、この発言は「自助の大事さは知っているけれど、せっかくなら同志と一緒にやりたいな」の想いを取りこぼす事態を招きます。あるいは、どうしても人見知りや引っ込み思案で、イベントくらいは気兼ねなく遊びたい方のフォローもできません。

……そこはもう、冒頭でお話した「想定の違い」に収束すると思うのです。もちろん、それを承知の上で双方へアプローチできるのが理想だけれど、リソースをどこから持ってくるかの問題もあります。風呂敷を広げすぎて質が薄まれば、得られるのは本人の自己満足だけとなり、支援の本懐も遂げられません。

フェローシップ「侍」は、初心者支援も活動目的に含まれます。ただそれは、共同体にふんわり所属しながら、自助努力をするきっかけにしていただけたら!なんて想いだったりします。独善的な言い方かもしれませんが、「侍」を標榜せんとするならば苦難には一念発起し、何事も挑戦すべし!ということでござるな!

「挑戦してダメなら是非頼ってね!」

最初は自分でやれと言いながら虫の良い、とお感じの方がおられるかもしれません。その誹りは甘受のうえで、それでもやっぱり、この距離感が必要と私は思うのです。手の届く範囲であるなら不用意に傷つかせたくない、との気持ちもわかります。ただ私は、傷の癒やし方を覚えること、傷の直し方を教えることが重要と考えます。いつまでもつきっきりではいられませんから。

これもまた想定するケースの違いです。遊具を撤去すれば子供は安全かもしれません。危険を排除すれば傷つく機会は減るけれど、脆弱で依存的になるかもしれません。危険がそばにあれば体験を通じ学ぶけれど、その過程で被害に遭うかもしれません。自らはどちらを選ぶのか。

と考えたとき。子供を育てるわけではないし。彼や彼女の冒険に手を差し伸べれば、水を差すかもしれないし。傷つくこともあるだろうけれど、それ以上に嬉しい出来事がある世界だし。……これは生存者バイアスかもしれませんけれど、FFXIVは怖い怖いと吹聴する方にもバイアスがかかる点を考慮すればトントンかな!

支援の表明や実行はオシャレなのですが、下手を打てば野良猫に餌をあげる行為と同義です。何をするのか、どんな影響があるか、そして自らの範疇で収められるのか、を推定するのが大切と考えます。なので私は、自分のできることを精一杯やろうと₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎できる範囲も徐々に増えていったりしますしね。

おわりに

そんなわけで、こちらから手を差し伸べるのは私の性質ややり方ではないというお話でござった₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎一行。

迷っている人々の手を引き、導く方もおられます。それはそれでひとつのかたち。であればそちらは彼らにおまかせし、私は彼らが掴めない手がコツンと行き当たる選択肢でありたいと思います。精霊銀打刀然り、今回のイベントの手助け然り。表立って「手伝って!」と言えない人の手助けとなれるように!

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