※2019年8月末追記
「Patch5.1で、照破のメカニクスを修正する」と明言されています。この記事はその発表前、照破実装当時のお話としてご覧くださいませ!
※2019年11月10日 追記
実装を受けてのレビュー記事は以下です。概ねは納得の調整だったでござるよ!
昨日、侍がPatch5.x時代の上限となるLv80に。これまではジョブクエストのクリアで技を修得していましたが、今回はレベル上昇で覚えるため、表題の「照破(しょうは)」を自動修得。今日はこれについてのお話。
ひとまず結論を先にもってくると「5.xで集大成となる「Lv80」の技がコレなの……?( ˊᵕˋ)」です。
背景
情報の初出は、第51回PLL。当ブログでも↑のように記事として出しており、その部分だけ抜粋すると……
剣気や閃の消費がないこと、敢えて黙想を使ったように見えることから、黙想が発動条件の技ではと推測します。侍は心眼→慈眼/星眼の流れが既にありますしね。
あくまで妄想ですが、黙想の効果時間が短い=長時間黙想をしているほど威力アップ、みたいな特性があると面白そうです。逆エンボルデンみたいな。
黙想は、士風がない状況でオートアタックとGCDの間に一瞬使うと10貯まるかな!?なんて使い方もありますが、基本的にはどうしても使い所が限定的だったこともあり、こういうテコ入れは嬉しい。
と書いています。概ね予想通り。テコ入れが嬉しいのは偽りのない本心ですし、その振れ幅として葉隠主体から居合術主体になるのも、それはそれで。ただやはり……「大技」扱いに思えたことから、正直なことを申せば、一撃の威力はあるものだろうと思っていました。
それが、まあ、5月末に公開された情報や、先行パッチノートでびっくりというか、がっかりというか。思うところもありましたが、ひとまず実機で動かしてから……と、ある意味自分に言い聞かせていた節はあります。
うごかしてみました
侍Lv80アビリティの照破、陣風バフ状態で「黙想深度1で発動(1枚目)」と「黙想深度5で発動(2枚目)」の数字だよ( ˊᵕˋ )一撃の重さだけが評価ではないけれどね pic.twitter.com/WhO9taFRZL
— 松乃雪 (@Matsu_no_Yuki) July 2, 2019
端的に結論だけ言えば「照破そのものに期待できるような与ダメージ性能はない」です。なんらかのフィードバックがあって、直前で修正されるかも……なんて淡い期待を抱いていましたが、ざんねん。
コンボや各アビリティを捨ててまで黙想を挟む価値は、ありません。それなりのダメージが出るならばあり得たものの、深度1や2では通常攻撃一発にも劣る程度。深度5でも威力500ですから、コンボ時威力470の月光や花車よりもちょっと強い程度。これのために15秒も手を止めるのは収支が合いません。
噛み砕いていえば、戦闘中、おもむろに黙想をすればするほど削りが弱くなります。ボスが離脱等をした際に発動した黙想で剣気をためたオマケに、ちょっとだけ強い震天を一発撃てる、くらいの認識で相違ないでしょう。テコ入れは嬉しいと書きましたけれど、黙想の運用としては、なんにも変わりません。
おもったこと
黙想がLv60という節目に覚える技である以上、そこからの発展は個人的に歓迎します。けれど、5.0直後時点の照破は、あまりにも見掛け倒し。虚仮威し。他ジョブと比較するつもりはありませんし、あくまで評価軸の主体は「侍」というジョブであるべきですが……そのうえで、この技を褒めることはできません。
黙想の強化やアップデートではあるけれど、Lv80修得かつ発動条件の厳しさをわざわざ付加したうえでコレ?と、物寂しさを覚えるわけです。プラス評価が得意と自認する私ですら、「攻撃手段が追加されてよかった(条件度外視)」「エフェクトがかっこいい」くらいしか声を掛けられません。
仮に、60秒に1度、コンボや通常攻撃を止めてまで使うほどの威力が照破にあったらば、静と動の華々しさだとかはもちろん、葉隠に変わるリソース管理……上級者の成長・やりこみ要素になったのではと思います。
他アビリティのリキャストから逆算した黙想回し、バフの更新タイミングなども考えを巡らせられたでしょう。葉隠とは異なり「60秒に1度使う」だけですから、葉隠主体時代ほどの上下の乖離もなさそうです。
もう少し具体的に言えば、15秒間、オートアタックでの削りを捨て、WSコンボ威力合計約2500を捨て、バフは消化するだけ、剣気も雪月花完走の方が多い、閃も増えない……等々を含め、威力500ではなく5000だったならば、バトル中でも15秒フル黙想は選択肢になったと考えます。
「60秒毎に15秒、被弾しない場所の選定」は結構難しい気がするし、高難易度になれば激しいAoEとの兼ね合い等が生じ、その見極めをプレイヤースキルや伸びしろにすることも出来たのではと思うのです。周りが激しく動き回るなか、ひとり不動の構えから必殺の一撃を放つ。かっこいいでござろ!!
でも実装されたのは、刺し身のツマにもなれないような、雀の涙ほどの奥義。前述の通り、直前の修正があればと思ったけれど……ちょっとざんねんです。私としては、威力や性能がよろしくないというより、黙想の運用が変化なしだった点にしょんぼり。
まとめ
先日の記事でもお伝えしましたが、侍の操作難易度はだいぶ易しくなりました。もちろんコンボルートの選択や方向指定、剣気を溢れさせない&必要なときに切らさない等を工夫する余地はあるものの、バフの効果時間が伸び、対価なしに剣気を50増やせるようになり、そのあたりの難易度はかなり抑えられたように感じます。
そして、良くも悪くも立ち回りに影響を及ぼさない程度の「奥義」。まあ、Lv80で覚える技が奥義だとは言われていないですけれど。あくまで私の認識においてはでありますけれど。
……照破(しょうは)とは、心が迷い、真実や正しさを見極められない「無明(むみょう)」と呼ばれる状態を、仏の智慧で照らし祓うことを言います。その名を冠する技が、こうも迷いや困惑をもたらそうとは、あまりにも皮肉ではござらぬか、と思う私でございました。
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