イシュガルド教皇庁にて保管されていた一振りです。金の装飾が施された鞘とやや黒みがかった刀身は、どことなく厳かな雰囲気を漂わせます。打刀よりは少し大きめなサイズで、存在感がありつつも主張しすぎない塩梅の刀といえます。
造 … 鎬造。
刃 … 大ぶりの逆丁字。
柄 … 黒平巻
、金鮫皮、出目貫。
鞘 … 黒塗木、中程から石突まで大金物。
鐔 … 菱形、風巻の意匠?
IL/Lv … 142/57
絡繰 … なし
染色 … 不可
入手 … バトル
公式 … 修道刀
ハイデリン世界の刀では大変めずらしい逆丁字です。この修道刀のほかは同型色違いのみが存在します。
鐔は独特な菱形をしており、教皇庁では似た形状のデザインが見られます。調べきれてはいないのですが、イシュガルド正教的になにか意味のある紋様かもしれませんね。
鞘は真鍮あるいは金鍍金の金物があしらわれており、嵌め込まれているのは煙水晶(スモーキークォーツ)のように思えますが、イシュガルド周辺にそれっぽい宝石は無い気もするのですよね……わからん!(丸投げ
比較的オーソドックスな形状と合わせやすい色味。刃文が特徴的なことを除けば万人向けの一振りといえましょう。あるいは名前のとおり、司祭やシスターをイメージしたミラプリにも良さそうです。教皇庁自体も制限解除ソロで攻略できますから、ソロ討ち入りで入手するのもいいかもしれません。私は50回を越えた頃から数えなくなりましたけどね!
嵌め込まれている宝玉について。やや黒っぽい水晶であれば、ぱっと思いつくのが煙水晶です。しかし上述のように、イシュガルド周辺地域で産出する鉱物にそれらしいものはありません。モルモリオンは黒いけど非透明だし。もちろん他国産のなにかである可能性はありますけれど、鎖国体制にあったイシュガルドで、国粋主義的側面もあったであろう聖教に関係する品の装飾に他国のモノを使うかなぁというきもち。
この刀も軍用刀もイシュガルドの地にあり、検分に書いたとおり聖教に似た意匠もあることから、刀を取り入れるにあたって聖教色を出そうとしたのではと考えます。実際に侍がいたわけではなくとも、剣の代わりに使う程度はできたでしょうしね。
ちなみに、英語名は Halonic Friar’s Katana = ハルオーネの修道士の刀 = 修道刀となっていますが、仏語は Katana de religieux で独語は Ordensbruder-Katana とシンプル。このあたりは翻訳チームの好みや作風なのかもしれません。またいずれ機会があれば、各国の名称を見比べるのもいいかもしれませんね!
2020/09/11 … 初版公開。
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