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【刀剣目録】大伝多 / 大伝多【改】

動画
静画(ミラプリ/染色例含む)

寸評

現実世界における天下五剣のひとつ「大典太」は、侍の振るう刀ではなく、暗黒騎士の両手剣としてエオルゼアに存在します。姿やゲーム内カテゴリは実物のそれと異なりますが、出で立ちは刀そのもの。侍の心構えで振るえる両手剣として、独特の存在感を放っていると言えましょう。

形状

造 … 鎬造
刃 … 小乱
鐔 … 孔雀の意匠?
柄 … 柄巻なし、螺鈿細工。
鞘 … の上に螺鈿

仕様 ※()内が改の性能。

IL/Lv … 360/70 (370/70)
絡繰 … なし(なし)
染色 … 不可(可)
入手 … NPC交換(NPC交換)
公式 … 大伝多/大伝多【改】

検分



反り自体は一般的な刀レベルですが、刀身の長さゆえに大きく見えます。後述しますが、ドマの伝説的名工が打ったと明らかになっており、刀然とした鎬造が見てとれますね。この刀の大きな特徴は、を掻いたうえに螺鈿細工がされていること。刀の峰側のキラキラがそれで、柄にまで施されています。ちょっと滑ったり、持ちにくそうな気はしますが、繊細な華やさを感じさせます。


ジャンルとしては彫金細工で、刀以上に無知なため怪しい推察に過ぎませんが、まずベースとなる刀を鍛え上げたのち、峰を削って樋を作り、そのうえに土台部分を設け、そこへ螺鈿をはめこんだのでは……と思います。赤色のところが土台で、製作時から年月が経ち、様々な人の手を渡るうちに、少しずつ貝殻が剥落していってしまったのではないでしょうか。それでもなお人を惹きつける魅力を持つ業物……ですね。


鐔は孔雀の羽のような形と色使いに思えますが、ほかの何かがモチーフかもしれません。刀身の大きさとあわせるように大振りで厚みがあり、攻撃を受け止める暗黒騎士の立ち回りにも十分効果的に感じます。


【改】では染色可能となり、鐔の一部と土台部分のほか、刀身もそれなりに染まりますが、元の色も残る印象があります。着色をお考えの場合は、染色プレビューでよく確認のうえお試しくださいね。

やはり史実の「大伝多/大典太」とは異なる部分が多々ありますが、それはそれ、これはこれ。エオルゼアの大伝多はこういうものなのだ、と受け止めたいところです。私自身、タンクロールで暗黒を選択しているのは、この刀……もとい両手剣があったから。私と同様の侍フリークはもちろん、細身ながらもキラリと光る一振りを求める暗黒騎士の方々にもオススメの業物でございますよ!

逸話


この刀には公式の来歴設定が存在します。

はるか昔に、ドマの伝説的名工が打った野太刀。その刀身には、樋が掻いてあり、さらに螺鈿細工により華麗な装飾が施されている。ロウェナ紹介が東方交易により手に入れた武器の中では、最上級の業物と言えるだろう。(出典 – Encyclopedia Eorzea II P.193)

……ロウェナさん、とんでもないモノをかっぱらってきた交易で入手したのですね。実在の大典太(大伝多)は日本国の国宝ですから、ドマあるいは東方地域においてもそれに準じた扱いであったことでしょう。
なんというかこう、大英博物館めいたアレも感じますが、一応は「交易」とあります。いったい何を対価に差し出したのでしょうか……?
刀自体の特徴は、検分してきた通りです。実在するものは平安時代の作であるため、はるか昔というのも納得ですね。野太刀(のたち/のだち)とは、打刀や太刀よりも更に大きな刀のことで、大太刀(おおたち/おおだち)や背負い太刀とも言い、そういう意味では暗黒騎士のような背負い方は正しい姿です。鞘がないけど。

小話


この刀、表記ゆれが激しく、それでいてどれも正解です。大伝多、大伝太、大典太、いずれもひとつの刀をさします。また、読み仮名もエオルゼアのように「おおでんた(Odenta)」、文化庁表記の「おおてんた」、どちらでも。エオルゼア表記は享保名物帳に準じていることから、そういった「東方の名物の目録」が存在し、その中での名称や呼び方がエオルゼアに広まっている……のかもしれませんね。

ちなみに実物の大典太は、幅広でありながら長さは短めであり、エオルゼアの大伝多との物質的な共通点は「樋がある」くらいではあります。実在する刀の実装は、人々の様々なイメージのうえに乗っかるモノであり、難しいだろうなと感じます。
そんななか、オーソドックスに刀……ではなく、野太刀=両手剣として実装したことは、その独自性でもって、天下五剣への敬意と捉えることもできるのかな、と思います。

2019年8月6日 … 初版公開。

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