第一世界の超古代文明「ロンカ」の名を冠する刀です。ロンカ様式がふんだんに盛り込まれ、刀身に刻まれたロンカ文字は緩やかに明滅します。アラグでもガレマールでもない、独特な存在感の一振りです。
造 … 菖蒲造。
刃 … 直刃。
鐔 … ロンカのピラミッド風。
柄 … ロンカ様式?
鞘 … キンフォートが喜びそう。
IL/Lv … 440/80
絡繰 … あり
染色 … 不可
入手 … NPC交換
公式 … ロンカブレード
長めの刀身は、お手本のような菖蒲造。ロンカ文字で何と書いてあるのかはわかりませんが、ファノヴのヴィースたちなら読めるのかな。菖蒲造についての詳細な解説は以下をご覧くださいませ!
ロンカの時代に侍がいたのかは……居たということにしておきましょう。
鞘・鐔・柄にはロンカ様式のデザインがみられます。ラケティカ大森林に鎮座する遺跡を切り取ってきたかのようなそれは、黄土色がベース。各部にあるオレンジ色のパーツは、抜刀時に明滅するギミックです。
刀身以外の部分では全面的にロンカ調ですが、日本刀も刀身への彫り物はよくあり、面影は感じられます。ロンカ文明へのシンパシー、デザインや色彩の好み、様々な理由の愛用者がおられるであろう一振りです。
彫り物については、こちらが詳しいのでおすすめです。→ 刀身彫刻・日本刀の彫り物 – 刀剣鋼月堂
現実世界においても、古い時代は信仰をあらわすために彫られるケースが多かったとされます。ロンカブレードが実際にロンカ帝国が健在な折に打たれたのだとすれば、ロンカ帝国やその国教、あるいは皇帝への信仰信奉を彫り込んだ可能性は十分にあるでしょう。ロンカ文字なら、ファノヴのヴィースであれば、何が書かれているかはわかるはず。
ゲーム内の彼女たちに直接聞くことはできないけれど、いつか開発チームの方に質問できたら「ロンカブレードに彫られている文字は何か」を聞いてみたいなと思っています。他にも、侍や刀関連での質問はたくさん。オメガサムライブレードにも象形文字はありますしね。
ちなみに、「ロンカ」は “ファイナルファンタジーV” に登場した超古代文明です。「アラグ」のような脅威的な側面はほぼなく、大いなるロストテクノロジーとして描かれています。あほーが、見ィーるゥー。
吉田 P/D が「ファイナルファンタジーのテーマパークにしたい」と語っていたように、ナンバリングタイトルから様々なエッセンスが取り入れられています。ただ、原作でのロンカは「すごい古代文明」止まりで、そこまで掘り下げはされていなかった印象があります。逆に言えば肉付けがしやすいわけで、そのためメインストーリーに絡められたのかもしれませんね。
2020 年 5 月 11 日 … 初版公開。
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