「機工城アレキサンダー零式:起動編4」で入手できる刀です。仄かに光る刀身、宝石のような煌めきを湛える鞘が優美。全体が鮮やかに染まるのも特徴で、好みにあわせて運用できるのは嬉しいポイントですね。
造 … 鎬造。
刃 … 乱刃。
鐔 … 稲穂の意匠?
柄 … 染糸諸捻巻、黄染鮫皮。
鞘 … 黒塗木、染糸下緒、水晶様の飾りと金物。
IL/Lv … 210/60
絡繰 … あり
染色 … 可
入手 … バトル/NPC交換
公式 … 機工刀【起】
不変鋼太刀をベースに装飾やギミックを搭載した一振りです。オーソドックスながらも個性を兼ね備え、ほど良いバランスであるといえましょう。鎬造の刀身には控えめな乱刃があらわれます。わずかに明滅する姿は飽きが来ません。
鞘は黒漆塗りの木に金細工、エメラルドのような煌めきを放つ宝玉が目を引きます。色味をあわせた下緒が心地良いですね。下緒は蝶結びのようにみえますが、一般的な手法とは結び目が逆なのはご愛嬌。
ラメのように輝く鐔も、元となった形状とデザインは不変鋼太刀と共通です。ともすれば品のないギラつきになりかねないところ、良い塩梅の輝き具合に落ち着いています。
そして、発色の良さは随一といっていいでしょう。地の色が影響して染まりきらない刀も多いなか、ご紹介動画にあるような基本色はもちろん、メタリック系であっても鮮やかに染まってくれます。
侍の実装後にコンテンツ報酬へ追加されたためか、おもいのほか知名度が低い印象のある本品。正統派から個性派までのカバー範囲を誇る逸品、上手にコーディネートしたいですね!
機工城アレキサンダー零式:起動編は、FFXIVにおいて最初の「零式」コンテンツでした。その難易度や当時のあれこれはさておき、Patch3.0で実装されたこの仕組みが、現在まで続くゲームデザインの礎となったことは間違いないでしょう。
そして、4.xで舞台となった草原の民の伝承であるとか、5.xで登場した「タイクーン」であるとか、明言されているもの・推測されるものをひっくるめて、Patch5.11で「絶」としてアレキサンダーが再登場。今回はいったいどのような展開が待ち受けているやら……!
不変鋼太刀と見比べてみると「これが素体なんだな」というのがよくわかります。もちろんディテールはしっかり作り込まれており、不変鋼太刀では壊神ラールガーのサインが彫られていた部分も手が加えられています。これが何のサインか、までは不明ですが……!
設定的なつながりは窺い知れませんけれど、こういうのに気付けると、ちょっとうれしいですね!
2019年6月2日 … 初版公開。
おぉ、我が愛しの名刀よ。
拙者菊一文字が好きで堪らなかったのでござるが、この名刀に出逢ってからと言うものの、常に帯刀しているでござる。
シンプルでゴテゴテ装飾も少なく、かと思えば抜刀中は淡く、仄かに発光し、かつ落ち着いた色合いにもテーマに沿った染色も可能。僅かに刀身も長いところも拙者好み。そして零式起動と簡単ではないものの、一寸したレアリティ感が尚更特別感を演出し、今では木刀(不殺の精神故)と並び必携でござる。
名刀はまだまだ数多くある故、これからもゆっくり紹介していって欲しいでござる。
いらっしゃいませ!
おっしゃるとおり、いろいろな要素が「良い塩梅」な一振りに感じます。かっちりとした日本刀も、それはそれで我の強さとも言いかえられますし!
この刀のように変幻自在の色使いと優れた体配を実現するものは少なく、入手難易度や認知度なども含めて、よい刀だと思います。
新たに追加されていく物も含めて少しずつ充実させていければと思います、ありがとうございます₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎