規約違反とは何か……ルールとは何か……みたいな前説を入れるのが趣味の私ですが、今回は単刀直入に本題へ参ります。
.@auw1975
ただいま『72時間停止処分』を受けました。 これまで規約違反がなく、1回目ということでアカウント剥奪までは至らなかったようです。 もちろん、マスカレーダも3日遅れになりますし、自分にとっては重い処罰となりました。 お騒がせして申し訳ありませんでした(。-_-。) pic.twitter.com/VXcTuDbuv7— 生涯PSO (@auw1975) April 24, 2019
PSO2の有名プレイヤーが、規約違反ツール使用で72時間停止処分を受けました。ゲーマーのプライドでツール使うんですね
私もかつてのブログで取り上げたのですが、この方に関しては、過去にも色々あるんですね。雑誌フラゲ情報を自身のサイトに上げる、決定事項の体で実装前の推測を流す……などなど、色々とアレな振る舞いをなさる方。今回も、そのような過去を含め様々な懸念があるなか、ひとまずのお沙汰が72時間停止。しかし本件、この規約違反者さんではなく、周囲の反応が非常に興味深いんです。というのも、処分解除直後の呟きに、
「おかえりなさい」
という反応が散見されるのですね。叱咤激励でもない、単純な歓迎。これはなんでだろうと。深掘りできたら、何か役立つのではと。
私も、その考えは非常に大事だと思います。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの対極となる姿勢、坊主憎いけどその袈裟めっちゃええやん。ちなみにこれは私の座右の銘です。(唐突な自分語り
そして、罪への罰はアカウント停止であり、消化した時点で消えたものと見なす。確かに、そう捉えることもできます。ですが、コレの有用性は、悪意の有無であるとかそれまでの振る舞いに左右されるんですね。悪意があったり反省がないなら、相応の対応が必要……と、考えたときに。
長年ゲーム(開発者)と近い立場にあり、規約違反ツールの弊害を知りながら、わざわざ検索をし、インストールして使い方も調べ、利用する。
これ、単なる出来心で済みましょうか。そして、この状況下で周囲が「おかえりなさい」とは何事か。
……むずかしいことばにござる。くわしくはうぃきぺでぃあを参照するでござる。→ 認知的不協和 – wikipedia
かんたんにいえば、信じたいものを信じるとか、見たいものだけを見る的なことです。タイトルアンサーとして記述するなら、「信仰を揺るがす認知的不協和に耐えられないから」となりましょうか。信じていたヒトが悪どい規約違反をした際、「悪性を見抜けなかった自らの愚かさ」を認めること(※これが認知的不協和)に耐えられず、大したことないよ、まあいいじゃん……と、罪の側を矮小化し、すり替える。
事態のサイズとボリュームを冷静に切り分けて判断を下せるのなら、そうはなりません。でも、この期に及んで彼を信奉している以上、言葉は強めですが、同じ穴の某なのですね。規約違反を詫びることができない彼の人と同様、自分の状況を認められないんです。認めてしまえば、自分もまた愚かだったと認めることになるから。であれば「連中が分かっていない!あいつらのほうが愚かだ!」と結論付ける(認識をすり替える)ほうが、彼らには色良いのです。
彼の人の発信を頼りにしていたり、価値を見出していたヒト達において、自分と自分の信仰を守る心理が働いた結果があの台詞なのでは、と。……これ、端的にいえば、騙されてなお詐欺師を庇う鴨葱なんですね。もちろん、騙されたと覚知するまでは騙されていない、のですけれど。
中には本当に、心から声援を送った方もいらっしゃることでしょう。その汚れなき心が眩しいと同時に、地獄への道は、善意で舗装されている……なんて思ってしまう、薄汚れた私なのです。……などなど、これくらいにしまして。
今回、そんなに楽しくもないお話なのは、これがいわゆる「信者」の動きだからです。PSO2に限らず、人間社会では起きがち。もちろん、FFXIVでだってそうです。
他人を信じることは大切で、託すことは大事。……ですが、盲目的に信じ仰いだり、託すを超えた無批判の依存は、おつむがありません。信仰に走るキモチもわかります。そのようにして救われる心もあります。けれど、信仰とは、目を曇らせる劇薬でもあります。信仰と信頼、依存と共存は違います。他人に依って自らを証明するのは、危うい。まして、信仰の対象が悪意を孕んでいたら?
最初は冷やかしだったのに、見物人だったのに、いつのまにか自分が取り込まれてしまう。文字通りに木乃伊取りが木乃伊。私やあなたができることは、せめてもの供養に、ミイラとなった彼らを、他山の石とすること。平成最後の記事がコレ、と思わないでもないですが、某真理教のアレも「信仰」「認知」が招いた事態。令和が、冷静で平和な時代になることを祈り、この記事をネットの海に放り投げでござる!
※追記……私自身はツールに対してどう考えているのか、を書きました。
14は放送で明らかに利用が分かっててても運営は処罰しないあったかい世界なんですね
-匿名さん
退位礼正殿の儀を終えて覗いてみたら!もー!皮肉のおつもりかも知れませんが、皮肉とは、文意や本意を理解できて、初めてスタートラインです。
当記事の本題が「運用の是非」でも「運営の姿勢」でも「他タイトルとの比較」でもない以上、皮肉のひの字にすら及ばない物言いです。
……が、他の方にとっての他山の石のにはギリ足りるでしょうから、消さずに残しておきます。
拙者、pso2 で初めて松乃雪殿を見かけたときまさに天に昇る竜を感じたでござる。
気持ちが昂ぶり全身が湧き立ちましたで候。
FF十四に侍ジョブがあるならエオルゼアへ馳せ参じようかのう。
-名無し侍さん
いらっしゃいませ!
私は昇り龍だった……?
さておき、現在のFFXIVは拡張ディスク前の凪といった状況ですので、始めてみるには良いタイミングでございますよ!