香川の例の条例について進展があったための記事。なんだか近頃インターネット物申すマンになってないでござるか!!だいじょうぶでござるか!!アカウント名が「○○新聞」になったりしてないでござるか!!
私個人の懸念はさておき、昨日公表された情報をざっくばらんにご紹介するでござる。
パブコメに 2000 件の賛成
意見を寄せた県民2613人のうち
▽賛成は9割近い2268人、
▽反対は333人でした。一方、意見を寄せた県内外の73の団体と事業者のうち、
▽賛成は1団体で、
▽反対は68に上りました。委員会は条例案について、
▽ゲームの利用時間の上限に関する条文の「基準」という文言を「目安」し、
▽学習や家族との連絡のためのスマートフォンの使用は対象とならないと明記するなど素案に修正を加え、県民からの賛成意見が多かったことを踏まえて、今月18日の本会議に提案して採決する方針を確認しました。県議会の大山一郎議長は「県民から賛成が多かったのは、ゲームやネットを使う子どもたちの現状を見ている保護者の意見が反映された結果と受けとめている」と話していました。
( ˊᵕˋ )ヴ……?
第参回で書いたとおり、パブコメはかたちだけで、反対意見多数でも採決されるんだろうなーと思っていましたが、まさかの賛成大多数。というより、これほどの「賛成」が集まったパブコメは過去にあったろうか。
基本的に賛成票は数字を作りにくいのにこの比率、しかも 2000 を超える賛成票とは。地方行政のパブコメに寄せられる意見の総数なんて、数件どころかゼロも侭あり、よくて数十件、注目された事案でも百に届けば多いと言えます。それが、2000。香川なのに?(最大級の侮辱
【至急】2月にも一度投稿しましたが、香川県のパブコメ募集について編集部宛てにこちらの手紙をくださった方、もしツイートを見たらご連絡いただけませんか。あるいは同様の事例についてご存じの方でも構いません。https://t.co/eJ9VD6uqAE pic.twitter.com/Gv9VBqhe53
— ねとらぼ (@itm_nlab) March 12, 2020
こんなお話もあり、真実はざるぶっかけのように絡み合った様相を呈しています。(うまいこといったつもりの顔
パブリックコメントとは
お硬い概要は wiki をご参照いただきまして。つまりは案に対する市民の考えを聞く制度で、多数決や採廃を決める場ではありません。どちらかといえば、行政が見落としていることや気づいていない部分を指摘する意味合いが強く、官民で条例や指針をより適切に運用しましょうねというアレ。
ゆえに制度上、単純な賛否の多寡ではなく、意見となる内容が重要……なのですが、上掲のとおり組織的な某かがあったとしたら、パブコメの形骸化というよりは制度の禁忌になりまして、のびきったうどんめいてデロンデロンなわけです。
……憶測や陰謀論は好みませんが、さすがに「たかが」一県の条例案、かつ県民限定のパブコメに 2000 を超える賛成票というのは信じがたいですね。反対票 300 というのも同様ですけれども。ひとまず、私の「おきもち」については後述させていただくとして。
これからできること
たいへん残念ながら、正攻法での廃案や改定は望めない状況です。上掲のような不正が明るみになる等があれば別ですが、そういうのはとりあえず横において。このブログをご覧の方で、香川県で子育てをされている方、あるいはこの条例に該当する若者がいるかはわかりませんけれど、そういう方ができる対抗策。
リコールする
選挙権と住民登録のある方限定ではありますが、有権者の 1/3 以上の署名を集めれば解散請求ができます。その後、住民投票で過半数を得れば解散、リコールとなります。が、第一回でも触れたように、香川県は議員のなり手がおらず、無投票での改選が複数ある土地。仮に今回の一件でリコールとなれば風向きが変わる可能性もありますが、実現可能性としては……うむ₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎
他県に「ふるさと納税」する
若干タチが悪いのですが、つまり香川県に納税しないことです。そのうえで議員のセンセや納税課に「こんな条例を作る行政や地域社会には納税したくない」などのご意見を伝えると、より良いかもしれません。もっとも、議員のセンセは納税額よりも御自身の懐のほうが重要でしょうけれども。
引っ越す
単純明快。うどんとゲームのどちらを取るか。
おきもち
とりとめとエビデンスがないお話となりますので、ぱたんと折りたたみ。論理的でない「おきもち」ですので、その旨何卒ご了承くださいね!
現時点のまとめ
香川を見て「じゃあウチも」となる地方議会があってもおかしくないというか、既にどこかの年寄りしかいないような辺境地域で同様の条例が検討されていたり、これからされたりすることでしょう。それらは防げるようにしていきたいところです。
それにしても、将来の納税者である子どもを痛めつけるというのが、どうにも理解が難しい。いくら老い先短い方々が議員とはいえ、そこまでというのは、私の人生経験が足りなかったようです。これからはぜひとも、反面教師として参考にさせていただければと思っているせっしゃでございました₍՞◌′ᵕ‵ू◌₎
1時間っていう所だけ抜けばすごくバカらしい条例なのですが、商店街を歩いても 昼に飯屋でメシ食ってても
ながらスマホなどをもうよく見かけます、子供に限らず中年や年寄りでさえネットやゲームに半分中毒なのです
かの スティーブジョブスやビルゲイツは家族に対しては端末の使用や時間はルールを厳しく決め使っていたと後に語っています
私はこれに今も共感が出来ます、この条例は確かに給料返還しろのゴミ以下なのですが 人間がそれを制御下に置けないのなら
何かしらのセーフティもまた必要だと考えます。
「何かしらのセーフティ」はあるべきですが、それがこのような使用制限なのか、発症&悪化後の治療や入院などの処置なのかを含め、それぞれが属す集団や信条によって異なり、香川県においては「一時間制限」になった状況ですね₍₍(ง’ω’)ว⁾⁾
依存症を未然に防がんとする心意気には、私も以前の記事で触れておりまして、おっしゃるとおり共感できる部分であります。そのうえでも度が過ぎていることを改めて認識していきたいと思っています。生命に必要不可欠な「水を飲む」ことも、度が過ぎれば死んじゃいますからね⁽⁽꜀(:3꜂ ꜆)꜄⁾⁾